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2026年6月4日木曜日

ゴルフ(ゲーム)で遊ぼう!!

 人生でいちばん持て余し、いちばん充実した時間。


ワールドゴルフⅡX1版より
流石はENIX。気合い入ったOPです!


大学時代。

バイトも見つからず、朝な夕なに食事の支度しなくても良い下宿暮らしの自分には、突然大量の時間が出来た。

特に、1回生の時にほぼ、取れるような単位の全てを習得出来た私には、「それ」によるアドバンテージと共にである。

最初の頃は映画に行った。
現在のシネコンとは違い、当時の映画館は途中入退場自由。同時上映で、別の映画も観れて持ち込みも自由(逆に、近所の「マック」が幕あいの時間を利用して、ハンバーガー売りに来たりしていた)という、街中での時間潰し、調整等に最高の娯楽でありました。

ただ、地方という環境上、映画のソースに限りがあります。
地方ではやっていないという場合もありましたし・・・。

続いては「本」です。

水野良氏の「ロードス島戦記」に始まり、吉川英治氏の「三國志」・トールキン先生の「指輪物語」・果ては安田均氏翻訳の「ドラゴンランス戦記」「ドラゴンランス伝説」なんかを読んでみたり・・・。

夏休みまで、あと何日だぁ~。
と、エアコンレスの部屋でノビていると。

コンコンと、ノックの音。

おっ。モモちゃんだ。

モモちゃんと言っても「可愛い女性」ではない。

同じ下宿には、それぞれ一回生だが学校が違う4人の学生(私も含めて)が暮らしていてその中の「ヒラチ」(彼は平(へー)さんね)君があだ名を付けてくれたのだが、彼の本名は「キクチ」であります。(ここ、どうでも良いくだりなので、無視して頂いて結構です)

「よっ」
片手には読み終えたスポーツ新聞・もう片方の手にはキンキンに冷えた「炭酸飲料」うーん、良く気が利くねぇー。

X1を起動。TVだった画面が、PCのモニターへ。

「○○君、今日は「アルバトロス」で、勝負だ!」(注1)
モモちゃんもノリノリであります。


アルバトロス(X1版)





あの、「ヴァリス・ファイナルゾーン」のテレネットが放つ、ヴィジュアル・サウンドショック!
それが、アルバトロス。




タイトルとなっている「アルバトロス」とは、ゴルフ競技に於いて基準となる打数(パー)から数えて3打少なくそのホールを終了すること。
特に、パー5のホールを2打で終了することを言う。

その条件の厳しさから、達成は「ホールインワン」よりも、遥かに難しいとされる。

※「アルバトロス」という名は、「アホウドリ」( albatross)に由来する。
「アホウドリ」自体が絶滅危惧種に指定されており、希少な鳥であることも、この達成の難しさを象徴する。

・・・が、このゲーム「アルバトロス」「ホールインワン」はワリと簡単に出るコースがあります。
※アルバトロスと、ホールインワンを出した場合は、BGMが流れます!


モモちゃんも、2回ほど「アルバトロス」「ホールインワン」を出していました。




話は変わりますが、「テレネット」といえば「エンディング」それはゴルフゲームでも変わりません。

少し大味な部分もありますが、ドラマチックかつカジュアルにゴルフを楽しめる、テレネットの傑作です。


ワールドゴルフX1(テープ版)



続きましてはENIXの「ワールドゴルフ」。
こちら、非常に完成度の高いゴルフシミュレーションとなっております。

それもそのはず。

タイトルロゴの下には、あのPSで一世を風靡した「みんなのゴルフ」その開発者の一人「村守将志」氏の名前がっ!



ゲームを開始すると、「トーナメント」「エクストラホール」の記載が。
・・・が、「PC-88」等の「ディスク版」とは違い、全18ホールの普通コース。
9ホールのおまけコースが、遊べるくらいに思っておけば大丈夫!

※ディスク版はトーナメントで、上位にはいらないと「エクストラ」はプレイ出来ないらしい。


「トーナメントモード」
こちらは非常に良く出来たゴルフゲームのお手本みたいなゲーム。


「エクストラホール」は、イッキに「猿君!!」(注1)感が強くなります!
下のホールではフェァウェイ以外は全てバンカーとなります。(爆


クラブもアイアンをチョイスしたい所ですが、8Mの風が・・・。



・・・とか、何とか言いつつ、慣れればボールにバックスピンをかけてチップインとかも自由自在!
こちらでも、モモちゃんと良く遊んだので、ホールインワン・アルバトロス(出したのは一度きりですが)を、お互い出せるくらいにはなりましたね。


ワールドゴルフⅡ


 ここにも、「村守」氏の名前がっ!   

2年目の春。

下宿に帰ると「モモちゃん」は下宿を出ていた。
「平ちゃん」も居なかった。
どうも、彼らは「2回目の1回生」を迎えることとなり、スポンサー(親)から、大いに叱れたらしい。



今回はX1版にも「トーナメントモード」が!勝ち進んで行くと、新たなコース・クラブセットが!

しかし、これは・・・・。
優勝カップ0個より恥ずかしい気が・・・。

誰か!使っていない百科事典でも貸して~!
        

今回も流石の完成度!
ただ、今回は画面全体がスクロールするようになり、ショートホール以外はグリーンの位置が分かりません。最初は慌てず、スペースキーを押して位置を確認しましょう。


けど、ちょっと、ほっとしたのは、多くの友人たちが「ダブり」で学校を去って行ったのですが、「モモちゃん」には再会できて、近況及び学校を辞めていなかった事を聞けた事であります。

そしてもう一つは、モモちゃんが楽しみにしていた、
「ワールドゴルフⅡ」のX1版は「Turbo専用」であり、下宿の「無印X1ck」では動作しないという事実であった!!(爆

(あと、学校は違えど平ちゃんのオタクな友人たちが、続けて遊びに来るようになり、「大友克洋」氏「士郎正宗」氏・「麻宮騎亜」氏等の描くSFの良さについて語り合えた事などありますが、それは、また別の機会に・・・)


ワールドゴルフⅢ(X68000版)


ハードは変わってX68000!
こちらにもちゃんと「村守将志」氏の名前がっ!

ゲームはやはり、トーナメントモードから。
まあ、当然と言えば当然ですが、X68000なんでモタついたりすることはありません!

内容は、より深く。
でも、システムはよりカジュアルに・・・。
そのセンスが素晴らしいですね。
地味に嬉しい全体の縮小マップ!
全体を通してちょっと気になったのは、9ホールが終わりIN・OUT(若しくは逆)に切り替わる際のコーヒーブレイク・あと、ホールアウト時に表示される女性のゲラフィックが妙に生々しいというか、艶っぽいというか・・・。

前作のコーヒーブレイクのイラストは硬派な感じだったので、不思議だなと・・・。

まあ、ゲーム内容に関係無いですけどね。



注1:「忍者ハットリ君」「怪物くん」等の連載や、「笑ウせぇるすまん」等の異色作もこなした「藤子・A・不二雄」氏によるゴルフ漫画、それが「プロゴ
ルファー猿」であります。
当時はアニメ放送もされており、「猿君!!今日は~」のフレーズはスポンサー企業のTVCMより。
また、アニメで表現された、旗に直接ボールを当ててカップインさせる「旗つつみ」や、トリッキーなコース等は以降のゴルフゲームに多大な影響を与えた。

2024年8月2日金曜日

エニックス(現スクウェアエニックス) (3)

似て非なる2作品

恩田尚之

さて、3回に分けてお届けしましたエニックスAVGの列伝も、残すところあと2本となりました。
この頃になるとPCにおけるAVGはいわゆる「美少女ゲーム」にシフトしてゆき、プラットフォームもPC-98やX68000、FM-TOWNS等へ移ることとなるのです。

かくいう私も、2万円程で手に入れたPC-8801mkⅡFR Model30(注1)をどうせ今後購入するからと、先行購入したX68000のアナログモニター(注2)に接続し、使っておりました。そう、いつの間にやら私は大学を卒業、地元で就職し、実家暮らしに戻っていたのでした。

当然、悪友達も元気に健在。クルマという新たな翼を得た青年達(精神年齢は高校くらいから止まっている)は、PCショップや、ゲーム店、アニメショップでその資金力が尽きるまで(注3)おバカなものを買いまくっていくのであった。

おっと、閑話休題。
とにかくゲームにしても、これまで指をくわえて見るしかなかった恨み(注4)を晴らすが如く、購入していた。

その中でエニックスのものが2本。
Angelusと、ミスティーブルーです。

Angelus

土器手司

Angelusは、当時、新進気鋭のアニメーターだった土器手司氏を起用(注5)し、オカルトをテーマに魅せるAVG。

土器手司

ペルーにて行われた外資によりダム工事、その際に発見された遺跡より何者かにより持ち出された青い宝石。その石を手にした者が次々と変死してゆく。

土器手司

そして、ある変死現場に立ち会うこととなった主人公=ブライアンと、その恋人エリスの数奇な運命を描く、マニアならずとも垂涎のAVGである!
まさにPC-88を購入したら遊びたいソフト「スナッチャー」「Ys-Ⅲ」等と肩を並べる1本でした。

土器手司

88を所持していた後輩に貸して貰ったが、何を思ったか本編ディスクにシールを貼ってブランクディスクにしてやがった!・・・恐るべし国民機ユーザー。
そして、ようやく中古にて本編購入。プレイすることに。

・・・うむう、思っていたのと違う・・・。

何と言うか、テンポが、壊滅的に悪い。
主人公の思考や状況説明は一瞬。これは良い。
が、しかし、会話のみ、実際に喋りもしないのに、口がパクパクしている間コマンド入力を待たされるのだ!

土器手司

これは1度聞いた会話でも同様である。(せめてそれだけでもスキップ出来れば・・・)
そして、この設定は最後まで変更出来ない。・・・というかそういう設定そのものが無い。
コマンド選択式であるが、使用するキーがファンクションキーと、地味に遠い。
あらゆるキーを試した後、恐る恐る「会話」を選択すると、案の定、同じ台詞をタラタラと・・・苦行である。

ストーリーの良さ、アニメーション、音楽。
全てをこれがスポイルしていると言っても過言では無い。
どうも、PC-98版には、デバッグの為にテキストが高速表示する隠しコマンド(注6)があるらしい、が、自分たちも辛いんだったら最初から入れろと言いたい。
ゲーム終了すると、キー入力無しで最後までストーリーを見せてくれるモードが選べるのだが、一体、何人がこれを使用したのだろう?
(愛故に)思わずアツくなってしまったが、98版(注6)も買っているので許して欲しい。

ミスティーブルー

恩田尚之

かわって、ミスティブルーの方であるが、こちらはグラフィックに(現在も「ダンダダン」・「MFゴースト」等で活躍中の)恩田尚之氏、サウンドに(Ys・ソーサリアンの)古代雄三氏と、これまた気合いの入った布陣。

恩田尚之

・・・だが、主人公がイケメンミュージシャン、舞台が音楽業界と、当時の僕らとは余りに懸け離れた世界にイマイチ買う気が起こらず暫く敬遠していたのでした。
それにTVドラマなんかで、ギョーカイ・トレンドと言うワードもダサく感じて来ていたのもあるし。
そんなある日、このゲームの情報をPCゲームの雑誌で見た、アナログパレットを巧みに使用した画像は88のゲームの基準を遙かに上回るクオリティ!当時ようやくアナログパレットを使ったゲームが普及し始めたばかりで、ちょっと興味が沸いた私は即購入(社会人なんで)するのであった。

恩田尚之

ゲームはこのAVG内における有名バンド「オルフェ」の解散コンサートより始まる。

恩田尚之

主人公はこのコンサート中、デビューのプロデュースをめぐり、知人と会うが喧嘩別れしてしまう。
会場を後にする主人公。そのバイクの後部座席にいきなり乗り込んできた女性、それは、高校時代の憧れの人「麻衣子」だった。

恩田尚之

恩田尚之

「麻衣子」の勧めで昔の友人たちと再会し、楽しい時間を過ごした主人公であったが、翌日コンサート会場にて、喧嘩別れしたプロデューサーの遺体と主人公のアドレス帳が発見され・・・と、言ったお話である。

恩田尚之

ゲーム展開は、最初から最後まで「素晴らしい」の一言。テンポの良いアニメーション・ストーリー展開・サウンドと、1度始めたらぐいぐい世界観に引き込まれてゆきます。(正直今でも面白い。レヴュー書きながら思わず半分ほど遊んでいました。)
条件は分かりやすいですが、マルチエンディング・マルチストリー。最初の殺人事件すら話のエッセンスの一つと化す、ちょっとほろ苦いストーリー。

恩田尚之
これが会話画面。台詞もどれも正解の様な・・・。
選択によって青いグラフが増減します。相手の
ポーカーフェイスの内側が見える様なシステム。

コマンド選択式ながら、台詞を自分自身で選択し、相手の好感度の増減が目に見える会話システムが、スリリングな駆け引きを更に演出します。

恩田尚之
コマンドはテンキーで楽々。一度見たメッセージは
勝手に飛ばしてくれます。

ある意味こういうAVGってあまり見ないので、現在でも新たなストーリーと、このシステムである程度セールスが見込めるゲームが出来るのでは?「オホーツクに消ゆ」っぽいゲームが、システムそのままでリメイクされているのを見るとそう思わずには居られないのでした。

お・ま・け

このミスティーブルーには、おまけで「CDシングル」が、1枚封入されていたのですが、はっきり言って当時はどこで使用されているのか分かりませんでした。
きっと雄三氏によるアレンジ版だろうな・・・ぐらいに思っていたのですが、ある日友人のI君がPC-8801FHを買ったという話を聞き、布教のためにこのゲームを持って行ったのです。
「ふふふ、古代サウンド&恩田グラフィックでド肝を抜いてやる。」と、1人ほくそ笑んでいたのですが。そこから、あのCDの音が!!


しかもOPのグラフィックもエフェクトが掛かって更にゴージャスに!
そう、賢明な読者の方はお気づきでしょうが、彼が購入したFHは標準でクロック数が倍(8Mhz)。SoundBordⅡ(別売)搭載だったのです!
I君どころか、こちらもド肝を抜かれましたとさ。


注1:大ヒットとなった、SRの後継機。中古とは言え2ドライブのモデルがこの価格とは。

注2:この後本当にX68000XVIを購入。シャープユーザーは次々とそちらに移行しておりました。バブルだなぁ。

注3:実家暮らしの利点として、お金を使い切っても衣食住に困らないのだ。

注4:シャープを唯一神とする、クリーンコンピューター原理主義者(爆)は、他機種へ日和ることを最も嫌う。が、X1シリーズの終焉が見えた当時、一時的に欲望を解放させる事が許されていた。

注5:この頃のエニックスは、それぞれ作画のプロを起用していた。

注6:PC-98版は当初カットされた幾つかのシーンを追加した、「完全版」。当然システム面でも改良が・・・全く無く、やはり苦行でした(涙)。
隠しコマンドも反応しなかったし・・・。

2024年7月31日水曜日

エニックス(現スクウェアエニックス) (2)

おお、ジーザス!

眞島真太郎


再び、大きな革新が起こった。
同社制作のRPG「地球戦士ライーザ」にて、グラフィックを務めた、眞島真太郎氏のAVGデビューである。

眞島真太郎
「ライーザ」の画面です。カッコエエ!

原案・シナリオに雅孝司氏、音楽にドラクエのすぎやまこういち氏、プログラムに芸夢狂人氏を迎え、鉄壁の布陣で送るタイトルは「JESUS」!

眞島真太郎


2061年、ハレー彗星接近の際、観測隊に選ばれた乗務員、武麻速雄(むそう・はやお)の視点で、地球外生物との死闘を描く、ホラーアドベンチャーである。

眞島真太郎

特筆すべきは、やはりグラフィックです。
これが8色!と思うような美麗なグラフィックがつぎつぎと現れプレヤーを圧倒します。

眞島真太郎
このクオリティーでアニメーションします。

また、このゲームの凄いところは周回プレイを意識している箇所がある点ですね。

例えば物語の中盤に、生き残った者達がそれぞれペアになって行動するのですが、チーム
割りを主人公が選べ、それによって、展開が多少変化します。

また、ゲーム中にアクションゲームが出来たり、簡単なパズルを求められたり、果ては音楽キーボードの入力を求められたりと、単に絵が綺麗なだけじゃない、他との差別化も多く見られます。

芸夢狂人
ゲーム中のゲーム

もう1つ凄いのが設定です。

眞島真太郎

こちらのシーンを見てください。
天井の「窓?」のところに魚のようなものが描かれているのがわかるでしょうか?
調べてみると実際に「コイが泳いでいるぞ」と出ます。

昔、本で読んだ事があるのですが、宇宙放射線を防ぐ手段として有効なのが、水だそうで、宇宙船の外側を水で覆うのが良いというものでした。

眞島真太郎
こちらは主人公の乗る2号機「ころな」
1号機「コメット」の名前も覚えておくと
「2」をプレイしたときにおっ!と思うかも

このことは説明には全く無いので、あくまで妄想ですが、この宇宙船は生活エリアの外壁に
水のタンクを持ち、宇宙放射線を防ぐとともに、魚(コイ)は船員のメンタルケア&ビオトープのような永久システムの一部なのか知れません。

こういうのは周回プレイならではの発見で、ある意味ゲームならではの楽しみです。

このゲームを強く意識していたという小島監督は、自身のゲームにてこの点を深く掘り下げ、周回プレイを楽しませる事に成功しています。


このゲームには更に続編であるJESUSⅡというゲームがあります。こちも眞島真太郎氏のグラフィックですが、更に躍動感溢れる絵となっております。

眞島真太郎
画像はX68000版です

眞島真太郎
たまたま主人公が乗った船が回収したコンテナには
あるロゴが・・・。

眞島真太郎

眞島真太郎

只、シナリオライターの方が途中で降板した影響か、絵とシナリオが合っていない、(主人公とその友人は、メカニックとレーサーなんだが、あからさまに絵が逆である)とか、前作と比べ1本道のシナリオとか。(ミニゲームも無くなってる)

眞島真太郎
レーサー(奥)にダメ出しされる
メカニック(手前:主人公)

ただ、この絶望的な状況の中(グラフィック等はすで制作に入っており、何割か完成していたとか・・・)発売中止(下記おまけ参照)にならず、ある程度のクオリティをもって発売してくれた事は賞賛に値します。

もちろん前作であるJESUSにも惜しい点はあります。

例えば、恐らく人類初の「地球外生物」との接触、そして犠牲者が出ているのですが、メンバー全員のリアクションが(主人公含め)軽すぎる点です。


けど、こういったストーリーに突っ込みを入れたくなるほどJESUSは良く出来たゲームなのです。
このゲームの存在が、これより後、(それは同社含め)発売されるAVGのレベルの底上げに貢献した事は間違い無いでしょう。

おっと、なんてこったJESUS!
このゲームだけで、こんなに書いちゃたぜ!
取り留めが無くなるので(3)へ続きます。

お・ま・け

開発中止命令!

全てのゲームがつつがなく発売にこぎ着けてくれれば良いのですが・・・。
「それ」はエニックスでもあった様で・・・。デカい広告をブチ上げがちなエニックスだけにインパクトは抜群で・・・。

ケース1:「スサノオ」 
あっという間に消えてしまったので、記憶に薄いのだが、日本神話を舞台にしたAVGもしくはRPGだったと思う。
イラストは「いのまたむつみ」さん。
PC-98専用だったと思います。出たら必ず買おうと思ってました。

ケース2:AngelusⅡ「ホーリーナイト」
なんか煮え切らない終わり方をした「Angelus」の続編。
キャラデザにZガンダムの「北爪宏幸」氏を迎えた意欲作、ネットに流出した画像を見るに、殆ど完成していた様だが・・・。
実は今でも、発売を待っております。

ケース3:プラジェータ マルスへの挑戦
アニメ「プラレス○四郎」を地でいくような作品のイメージ。
これが、額面通り発売されていれば・・・。
発売はされたが、内容は、ネットワーク上のウイルスとの攻防という似ても似つかないものに・・・。

まあ、当時のゲームは少数精鋭での開発だったため、誰か一人でも抜けると開発が頓挫する場合が多かった。
上記のJESUSⅡが、あれほどの完成度で発売出来たのは、残されたスタッフの努力の賜だろう。


2024年7月30日火曜日

エニックス(現スクウェアエニックス) (1)

 アドベンチャーゲームの「ブレイクスルー」は、いつもここから!


Enix

あなたはスクウェアエニックスという会社がスクウェアとエニックス2つの会社が合併して出来た名前だという事を知っているだろうか?

それより前にエニックスは、コンテストを開いて上位入選作をソフトとして販売していた会社であること、ドラゴンクエストの堀井雄二氏、すぎやまこういち氏、チュンソフトの中村氏などもその中より業界デビュー(注1)を果たされた方であるということを知っているだろうか?

本日はパソコンソフトが夢と希望と混沌に満ちていた頃の話である。


TOKYO NANPA Street
「TOKYOナンパストリート」とか、
「ロ○ータ・シンドローム」なんてゲームも堂々と
載ってましたねー大らかな時代です。

その頃の私はMSXを買ったばかりの頃で、友人が買って来るベーマガ等のパソコン誌の広告(特に移植情報)を食い入るように見ていた。

その中でもエニックスの広告の情報量は凄まじく、2ページの見開きの中にこれでもか!と情報を詰め込んでいました。

その中で私の目を特に引いたのは、エルドラド伝奇と、ザースというAVG(アドベンチャーゲームの略・以下AVG(注2))である。

槙村ただし
これも美しいグラフィック。
漫画家の槙村ただし氏によるものです。

「ミリカ」という名前が付いているが、只の村娘。
このグラフィックのお陰で主人公達のキャラが霞む事に。

Zarth
こちらが正式なヒーローとヒロイン。
顔を晒さないので印象はイマイチ。


どちらも当時のAVGでは、想像を越えたグラフィック!特にザースは、8色しか色が使えないのPCで、よくぞここまでというこだわりのグラフィック。ただの村娘!?「ミリカ」の画像は当時の人間なら、主要キャラ以上に記憶に残っているのではないでしょうか?(失礼)

結局、上記の2本はX1で発売されず。最後までプレイしておりませんが、FM-7を所有している友人の家でさわりだけプレイさせて貰いました。(画像はPC-88版です)


こちらも、ザースの絵師の方が関わっているそうなのですが、夢戦士ウイングマンです。

Wingman
全ウイングマンファンが心を掴まれた瞬間
8色のタイリングペイントの妙です!

Wingman

ゲームと原作ものとは、なかなか合わないというタブーにリアルタイム戦闘や、分かり易いひらがな表記、細かいリアクションで挑戦しております。


Hokuto No Ken
「北斗ゲームはハズレばかり」という
ジンクスと闘う男。ケンシロウ。

同じく「ジャンプ」の漫画より「北斗の拳」です。

こちらも原作準拠のショッキングなグラフィック、リアルタイム要素の戦闘が緊張感を高めます。

ストーリーはサザンクロスの「シン」までと短いですが、面白いゲームに仕上がっています。

Hokuto No Ken

Hkuto No Ken
秘孔に決まった瞬間!名セリフが!

特に前者、「ウイングマン」はパソコンと親和性が良かったのか、ファンの支持を受け、全3作まで制作されおりました。

キータクラーの復活

キータクラーの復活
でも、ウイングマンの絵は「2」が1番好き。♥

まあ、3作目もX1未発売なもんで、未プレイなんですケドねー。(涙)


Saver

そして、おそらく初のアニメーション処理を本格的に使ったAVG「セイバー」。アニメーションに拘ったため、当時ゲームに使われることがほとんどなかった16Bit機・PC⁻98(注3)のみでの発売!(いくら売れたんだろ?)


そして、忘れちゃならないのが堀井先生の通称ミステリー3部作のうちの2つ、「ポートピア連続殺人事件」そして「軽井沢誘拐案内」だ!


堀井雄二

堀井雄二
移動はこんな感じで。更に後半はRPGしちゃいます!

特に軽井沢誘拐案内では、もはや悪ノリに近い「エロ」、「ギャグ」、「そして・・・愛」と、堀井節最高潮!

堀井雄二
勢い余って、マスターを抱き寄せる主人公。

主人公と彼女との〇〇〇シーン(必然性あり)とか、RPGシーンの最終兵器「スケスケ〇〇ティー」とか、現在キッズにそのままを遊んでもらうワケにいかないのが辛いところ。

ただ、カオスともいえる内容を上手に1本のゲーにまとめ上げる力量はさすが堀井さん!

3部作の最後を飾るに相応しいデキです!

聞くところによれば、グラフィック含め、全て堀井さん製作という噂があるが、確認は出来ておりません。


くうううっ、楽しくなって来ちゃった!

でも、長くなりすぎました。意外と遊んでないゲームは端折ってこれですから、すごい懐の深さですね。では((2)・激闘編?)をお楽しみに!


注1:中村氏は「ドアドア」というゲームで入賞。デビューを果たしたが、堀井氏・すぎやま氏は、既にライター・音楽家としてデビュー済みである。故に「(ゲーム)業界デビュー」とした。

注2:現スタジオベントスタッフ取締役の山下章氏の造語。氏に敬意を払い、以後使用させていただきます。

注3:画像はエミュレーターのものですが、何故かサウンドボードを「無し」に設定しないと途中で止まってしまいます。上記設定にて最後までプレイ出来ました。