同じ世界観を持つゲーム
(ディーヴァ編・2)
・・・私は知らない(爆)
「天空戦記シュラト」放送期間(1989年4月6日 - 1990年1月25日)密教とインド神話をモチーフにした、格闘バトルアニメである。
(何故、知らないかと言えば当時、地元では放送していたが、下宿先は民放が2局しかないというアニメファン不遇の地。まあ、他県の放送も入るので不自由ではないが、テレ東系は全滅であった。)
そのアニメでは「デーヴァ神軍」「アスラ神軍」「インドラ」「ヴィシュヌ」「ソーマ」などといった言葉が飛び交い、ゲームしか知らない私でも(帰省して)TVCMを観ていてドキドキしました。
この作品はかの「あかほりさとる」氏の出世作でもあるそうです。
・・・おっと閑話休題。
その「シュラト」より先駆けること約2年前、パソコンでインド神話をモチーフに制作されたSLGそれが「ディーヴァ」シリーズであります。
当時はパソコンに於いて、RPG全盛期。
業界はそちらに注力しつつ、新しいムーブメントを模索していた。
折しも福岡の雄「システムソフト」がリリースした「大戦略シリーズ」(現代大戦略(PC-98)(1985年11月22日)・大戦略88(1986年9月)・大戦略X1(1987年1月))がヒットを飛ばし、世間的にマニアックとされ、知る人ぞ知る存在だった「シミュレーションゲーム」が徐々に認知されていっていた。
そんな流れを知ってか、知らずか、T&Eソフトの新作に向けてのプレゼン会議において、一人の社員が発言します。
「ウオー・シミュレーションゲーム」はいかがでしょう?と!
当時、若気の至り(汗)で購入した「デイーヴァ・ファンブック」の「メイキング・オブ・ディーヴァ」によりますと・・・
かの「プレゼン会義」にいた(社長・内藤氏含めて)全員がシミュレーションを知らず、後日、実際にボードゲームをプレイをして、その面白さを伝えたということです。
その際、内藤氏が一人勝ちして「ワリと楽しい!」と、絶賛した事が開発へ繋がったとか。
こうしてリリースされた
ディーヴァです。パソコン通信など、まだ「誰がやっとんじゃ?」・・・という時代。
とある田舎の農家の座敷にこれだけのSharp系ユーザーが集まるのでさえ珍しいのに、敵対関係(と、一方的に思っている)にある、NEC系・富士通系PCユーザーが、道場破り的に訪れる事も無く、これを機にもっと他機種ユーザーと仲良くなりたい・・・という、購入者の野望は潰えて行くのでした。
常連はFCかMSXばかり。
・・・予想はしていたが・・・。
幸い我が家には「うっきー」君という新メンバーが加入。
彼は「ファミコン」の実機を常に我が家に置いて帰っており、我が家でも珍しく人が来ない日・有名RPGの発売日などではその本体を活用させて頂いていた。
何処の家でもだろうが、メインストリームの8Bit機はあっても一台。
もしくはMSXかファミコン・・・と言う時代でありました。
結局、機種によってストーリーが違い、さらに他機種と交流することによって変化するストーリー。をウリに登場した「DAIVA」。
が、実際プレイし、クリアまでした我々に言わせてもらうと。
正直、そこまでではなかった!・・・と、しか言えません。
サブタイトルとなっている「StoryⅢ:ニルヴァーナの試練も」、いつ始まっていつ終わったの?・・・って、感じですしね。
むしろ、マニュアルに掲載されている導入部分のお話はかなりドラマチック(なんせ(一時的にではありますが)主人公が死んでしまうような大冒険をするんですよ!!)であり、何故この部分をイベントとして、ゲーム内に持って来れなかったのかが、不思議でなりません。
また、肝心のシミュレーション部分に関しても、

もう少し練り込んでくれたらな・・・と、いう感じです。
この一番ウオーシミュレーションぽい「艦隊戦」がそうですけど、単なる正面切っての弾の撃ち合いです。
防御力の高い「戦艦級」を前面に並べ押し切ればはっきり言って、ほぼ無傷で倒すことが出来ます。
ボーステックの「銀河英雄伝説」などを想像して購入すると、肩すかしを食らうこととなるでしょう。

また、自分の惑星・中立(同盟)・帝国と、画面上に表示される天体はそれぞれ恒星系を指しているようです。同盟では30%・隣接している恒星系でも10%の税収入が入ります。お金に余裕があれば「防御力」以外に投資してみるのも良いでしょう。
ただ、幾ら投資しても同盟関係になるほど甘くないようで・・・。
最後はドライビングアーマーで蹂躙・・・って、「シヴァ~」さんと、やっていることは変わらないんじゃって気がしますねぇ。確率は低いものの政治力で相手を軍門に下らせるなんて機能が欲しかった。

これらの処理を、一体どうやってこのスピードの中でやっているのか?
この技術は後に語る「スーパーレイドックX1版」でも遺憾なく発揮されております。

また、X1版はどの機種もジョイスティックポートが2個付ているため、パッドもしくはスティックがあれば、難易度は高めですが、アーケードゲーム感覚でゲームを進めることが出来るでしょう。
こちらのゲームは1ドライブのX1でも動作するので、下宿へ持って帰ってもプレイしてみましたが、やはり2人同時出撃を想定しているからか、少し味気ない気がしましたね。
一応、クリアはしましたけど。
総評
常に新しいジャンルを生み出し続けねば・・・と、いうT&Eの社風も影響があったのかも知れません。
また、当時のFD(2D)2枚分に納めるということは、かなり涙を飲んで棄ててしまった設定・システム等もあったのでは?と推察されます。
ただ、ゲームを通しで遊んでみて、不思議とバランスは悪くない感じなのです。
シミュレーション・物語性の部分が薄口な分、X1には得意のアクションがあります。
じっくりプレイも楽しいですが、こういうスピーディーなSLGも悪くないな。
・・・そう、思いました。
次回は、このディーヴァと世界観を同じくする「SUPERレイドックX1版」につきまして、お話ししたいと思います。






