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2025年9月14日日曜日

三國志Ⅱ X68000版(2)

 ユーザーの「要望」全部入れてみました


・・・実は、前回の記事からハマってしまい。
費やすこと、約半月!とうとう最後までプレイしちゃいました。

いやー、やはり光栄さんのゲームは面白いですねぇ~。
一度始めると最後までプレイしてしまう、「引力」とでも言うんでしょうか、ついついプレイしてしまい、気付けば時計の針は12時を回り、次の日の「学業」や「仕事」にも影響が・・・。
なーんてことはザラでしたねー。

こちら、「三國志Ⅱ」ですが、「前作(初代・三國志(turbo版))」に、皆がマンネリ感を覚えてきたときに丁度リリースされたのです。

最初に購入したのは、X1turbo版でした。

8bit版では、新君主に配下武将は付きません。残念!

こちらのゲームにおいても我が家で、遊びに来た友人達に多くの「中毒者」を出すこととなりました。

主な変更点

さて、今回の三國志Ⅱですが、前作の雰囲気は残しつつ、多くのユーザーからの意見のフィードバックに成功した作品であると思います。

例えば、三國志の華とも言える「武将」。
それを、相手より自分の陣営へと迎え入れる「登用(引抜き)」についてです。

三國志turbo版より。
知力100の孔明が言うと必ず引き抜けられます。

前作では軍師が「きっと我々のために~。」と言うまで、何度もリトライ出来たのですが、今作では、コマンドをキャンセルしても行動が終了した事になってしまいます。
また、「諸葛亮孔明」など、知力が100となっている武将の発言は嘘が無いのですが、それは単純に相手に対してだけの話で、自国の在野の武将でもない限り、「空白地」や「他国」の上を、「実行武将」が馬でパカパカと走ってゆくこととなります。


武将によっては、「なんと!そんな危険な国の上をっ・・・。」的なルートを通って行く者もいて、当然、捕まったり、阻止されたりする場合もあります。
なかなかOKが貰えなかった武将の気持ちがこちらへようやく向いたのに、他国の介入で阻止されてしまうのか、否か?
非常にやきもきして、面白いシステムですね。

上記のようなシステムに起因しているのか、今作では毎回その国の現役武将の頭数だけ、コマンドが実行出来るようになっています。(前作は1国につき毎月1回)。

これにより、凡庸な武将達にも存在意義が出て来ます。

戦闘システム

また、前作では知力が高い武将による「計略」「火計」のコンボが、極悪でした。
どんな猛将達でも、「計略」で動きを封じられ、「火計」を喰らうと1ターンで「焼死」か「退却」の憂き目に遇うからです。

三國志turbo版より、「計略」。
敵の行動力を減らせます。

おなじく、三國志turbo版より、「火計」。
超強力な技。Ⅰターン経過で全てを灰に!



今作は、防御側になると、割とコンピュータ側も火計を使って来ますが1ターンで「焼死」する事は無くなりました。

また、前作では、どちらかが死ぬ(武力に差があまりない場合であれば捕える場合もある)まで止められず、使いづらかった「突撃」も、使い易くなっています。

戦に関しては、今後のシリーズに受け継がれた「一騎打ち」システムの初出も今作からとなります。


相手もしくは、こちらの猛将よりの呼びかけに対して受けた武将同士に起こるイベントですが、相手に勝利すると敵を猛将+兵士の1ユニット、もしくは、受けない場合は敵兵士の一部が逃走してしまうという、攻め手に不利なこのゲームに於いて、勝利のために重要なファクターとなっています。

今回、レヴューを書くにあたり、選択した「新君主」という概念が導入されたのもこのⅡからです。
今回設定したキャラクターも、学生当時使用していたキャラクターを再現してみました。

総評

こうしてみると、前作をプレイしていて、違和感があった部分、ここは改善してくれれば・・・と、思った部分が、全てに於いて改善もしくはブラッシュアップされ、真に「Ⅱ」を名乗るに相応しいゲームとなっているのが良く分かります。

通常、ここまでの意見を反映させると収拾が付かなくなり、バランス崩壊してしまいそうなものだが、そこは「光栄」さんの看板タイトル。神がかったバランス調整で、素晴らしいデザインとなっております。

前回の続き・・・。


曹操は死んだ。孫堅は逃げた。

こちらも、曹操にはなかなか手を出すことが出来ず、武将を何人か引き抜くにとどめて、これまで通り南方の空白地の開発・発展に務めていた。
正直、曹操自体は何とか出来る国力であったが、ギリギリで勝てる程度であれば、攻め手に不利なこの地においては、後に控える「袁紹」・「董卓」に一揉みに倒される事は目に見えている。

事態が動いたのはその数ヶ月後。
国境を大量の兵が越えてきたのだ。

旗印には「曹」の文字。
「曹操か・・・」
誰に焚き付けられたかは知らないが・・・。

火急の知らせに色めき立つ諸将たち。

「うむ。だが、どうせいずれは雌雄を決せねばならない相手ですぜ」
と、スサノオ。こういう時は本当に頼りになる。

彼は腹心の中より武将5名を厳選し、ギリギリの寡兵で出発する。

手始めに国境の砦を落とした「曹操軍」はいつになく浮かれていた。
滞在した近所の村邑には、東方の島より踊り子の一団がやって来ているという。
彼らは「濁り酒」という、米を発酵させて作った酒を振る舞って、我らの勝利を祝ってくれた。

「ウズメ」(注1)と名乗ったリーダーの女が、我々の前で妖艶な舞を舞った。
「酒も・・・、旨い・・・。」
(少し甘すぎる感はある・・・が、この程度では酔えんな。)

そう思い、厠へ立とうとした曹操。
思いのほか足が上手く運ばない。                       
「酔いましたか?・・・「サケ」は飲み口が良いから・・・、意外と酔うんですよ。」
ウズメと一緒に踊っていた女が、駆け寄ってそう言った。
「ふふっ、しかし、やはり人間。」
「「オロチ」(注2)よりはチョロいか。」
「キサマ!!男かっ?」
「曹操っ!そのクビ貰ったァ!」
急速に光を失ってゆく曹操の目に最後に写ったのは、自分と同様に宴席で泥酔しながら死んでいく部下の姿だった。


「きゃるーん♥「貂蝉」でーす。」
「卑弥呼様よろしくねーっ。」

女性君主でもあるのですね。

「くっ・・・何度言えば分かる。私は「女」だ!」

「あっれー凱旋の時にお馬さんに乗っていたおじさんはぁ~?ぷ~!」
「あれは義兄の「スサノオ」だ・・・。卑弥呼はわ・た・し!」

「ふん、おバカなフリをして・・・。」
着物の袖口を探る。
「あ、何を!」

袖から出てきたのは刀身の短い刀。

「こんなもので人は殺せまい。」
「・・・自分用か?」
「・・・。」

「気に入らんのお。女を何じゃと思っておる!」
「貂蝉とやら。」
「は、はい?」
「ワシに仕えよ。」

「!・・・はい。」

「今後は「イヨ」と名乗るが良い。」


「卑」と記された旗が城を埋め尽くす。
中心の城には、私とスサノオ。
「とりあえずこの辺りは、平定しましたな。」
「で、地は尽きたのか?」
「いえ、ですが商人の話によると、大陸は更に続くそうで・・・。」

「決まりね。」
「はっ!」


「世界は広大だわ。」

※この物語は「Ⅱ」の、新君主システムを使用したフィクションです!このブログで歴史を覚えようなんて酔狂な人は居ないと思いますが、名称・年代等もちょっと捻った表記をしております。別に他意はありませんので、あしからずご容赦下さい。

注:1 アメノウズメ:かつて「スサノオ」が手の付けられない乱暴者だった時。
岩戸に閉じこもってしまった「アマテラス」様を、踊りで魅了し、扉を開けさせた人。芸能の神様とも云われる。

注:2 八岐大蛇(ヤマタノオロチ):8つの頭と8つの尻尾を持つ蛇の怪物。かつて、生け贄にされる予定だった少女、クシナダヒメに代わり、スサノオが退治した。その際も酒を飲ませ、泥酔した所で倒したとされる。ちなみにクシナダヒメはスサノオの嫁さんとなった。

2025年8月17日日曜日

三國志Ⅱ X68000版

「 卑弥呼」揚州に上陸す!


※この物語は「Ⅱ」の、新君主システムを使用したフィクションです!このブログで歴史を覚えようなんて酔狂な人は居ないと思いますが、名称・年代等もちょっと捻った表記をしております。別に他意はありませんので、あしからずご容赦下さい。


私の名前は「卑弥呼」。
長らく戦乱の多かった、和国(倭国)を平定し、義兄の「スサノオ」の協力を得て「ヤマト政権」礎をこの日ノ本に築いた占師だ。

ある日、我が国を「徐福」なる人物が訪れたことから物語は動き出す。
聞けば、彼は西方の大陸より「皇帝」の命を受け、「不老長寿の妙薬」の原料を求め我が国へ来たという。
結局、彼が求めていたものは見つからず、失意の内に、この地を去られたのだが、彼が挨拶代わりに我が国に献上したものは、質・技術共に目を見張るものがあった。

西方の大陸。そして「皇帝」・・・。

「決めたぞ!」
私は直ちに占いを行い、出立の日を決めた。
そして従者を申し出た「スサノオ」と僅かばかりの兵を引き連れ、西方の大陸をめざすのだった。


大陸に着いた私を仰天させたのは、徐福の言った国も、皇帝も(別の皇帝は居るが、いかにも傀儡といった感じらしい)既に存在せず、大陸はまさに群雄割拠状態だったということだ。

俗に言う「乱世」である。

「いかが致しましょう?」スサノオが空々しく聞いてくる。
「ふふっ、日ノ本の後は「こちら」をとな?」
「海尽き、地果てるまでお供致します。」
殊勝なことを言う。まあ良い。国にとって停滞は毒だ。
よし、「12」番「新君主」を選択!!

我らの新しい「旅」が始まったのだ!


さて、名前はオーケー。能力はこんな感じかのぉ・・・。
誕生日は良く覚えとらんので、「桃の節句」としておこう・・・。
従者であるスサノオは本来なら「須佐之男」じゃが、1字入らんので「須佐男」とした。(注1)


我々が上陸した地は現地のもの曰く「揚州」(ようしゅう)という地らしい。
聞けば統括する太守も居らず、土地は「太平道」とかいう謎の宗教団体が指揮する「黄巾賊」によって荒らされる一方であるそうな。


そして更に問題は、そんな者どもを取り締まり、且つ正しく政を行わねばならぬ「皇帝」が、かねてからの従者(宦官というらしい)や、重臣達に骨抜きにされており、政治そのものが彼らの思うがままになっているということ・・・。

「けっ、「前門の虎、コーモンにはクソ」ときたもんだ!」スサノオが吐き捨てるように言う。

・・・少し違うわよと、心の中でツッコミを入れつつ、先ずは我が領土となった「空白地」の平定から始める事に。


・・・と、同時に間諜を使い「中央」の内情についても調べを入れた。
思った通り、一部の心ある官僚は、「忠誠心」がかなり低くなっているようだ。
また、猛将達は、美女の取り合い・分け前の分配等のトラブルから、腹に一物あるようで・・・。
全くもってどうしようもない世界なんだけど、こちらにとっては相手の分断、味方の増強のチャンス。
先ずは中央から、悶々としていた「賈詡」・「呂布」といった強力な武将を何人かスカウト。何たって「魅力」100ですから♥

恐らくⅡのみの独創的なシステム。
他国への外交・計略・引抜き等で、
本当にその国まで担当した武将が
行ったり来たり。

虎の子の「虞翻」を他国に取られ孤立無援の「王朗」。
我が国にのこのこやって来た。どのみち
倒すつもりではあったので捕えて歴史の舞台から
ご退場頂いたが・・・。


名だたる武将が我が元へと来た所為か、隣の領地を治める「王朗」が急に色めき立ち出した。
馬のシンボルがパカパカッと、我が国に入ってきたかと思ったら同盟締結の、親書を携えた王朗さんその人!
正直なところ、一番に平らげるつもりだった領土。
「飛んで火に入る何とやら・・・」ですわ!

私の顔の横にあるから、ちょっと
下がっただけでも、私本人が胡散臭く
見えちゃう気が・・・。

無事「王朗」さんにご退場頂いたのだが、何か違和感が・・・。
見ると、信用度が3下がっておりました。
のっけから何かマズい感じがしたのでセーブポイントからやり直しました。
まあ、親書を携えた相手を、これ幸いにと切っちゃうのも、どうかとは思ってたのよねぇ~。

ただ、直接自分の部下に宛てた手紙は「没収」で
オーケー。だが、これすら部下との関係悪化を
狙って、ワザと見せている可能性がある。

ぱかぱか歩き回る馬が偶然、我が領土を通った際に、検問に引っかかる場合があるんだけど、ただ、自分の国の上を通過しただけなのか、正式な特使か、はたまた武将の引抜き・悪意ある計略か・・・。
捕えたからといって何でもかんでも処断していたら、流石に信用度が下がっちゃうよねぇー。

戦の画面。今回より、戦の華「一騎打ち」システムが!
勝利すると「一発逆転」も!
また、相手によっては、同盟国から増援が来たり、
こちらも共同作戦が出来たりします。


前作では1ターンで「焼死」となった「火計」。
今作ではそれ程極悪な仕様ではないです。
また、一発でケリが着いていた「突撃」等も
調整され、使い易くなった感じです。

「王朗」軍を撃退(結局、君主には逃げられちゃいましたが)し、その勢いのまま「 陶謙 」領へ侵攻!
こちらも君主は逃がしてやりましたが、攻略は成功。流石は兄者です。


随分と我が国にちょっかいを出してくれていたので、
そのまま首を・・・とも思ったが。まあ、釈放。

この爺さん、スカした顔して、美女を囲っておりました。でも、私は女だからこんなもん頂いても・・・。結局(クシナダヒメには悪いですが)スサノオに「第二夫人」として貰ってもらいました。今作は「貂蝉」を巡るちょっと艶っぽいイベント(注2)もあるそうで・・・。
同性としてはちょっとフクザツ。

意味をよく考えろ「王朗」!私にそんな趣味はない!

あと、王朗!私は女だ!娘をヨメにって、何考えてんだよ!


さて、気付けば、当初の5倍ほどの領土と数多くの頼もしい部下を持つようになった。
皇帝が居るという「洛陽」まで、あと一歩!
その手前には、「乱世の奸雄」と評された「曹操」領があたかも洛陽への道を塞ぐように存在する。

「さて、どうします?聞き及んだ感じじゃ、この先はかなり骨っぽいですぜ。」
とスサノオ。
強引にゆくか、戦線を維持しつつ背後より洛陽を突くか?
「そう逸るな。旅は始まったばかりじゃ。」
「ふふっ、違ぇ無ぇ、もう少し異国を楽しむとしますかァ!」

スサノオが笑った。


注1:違和感を覚えられた方もおられるかも知れませんが、X1turbo等の8Bit版は、スタート時は新君主のみで、「配下武将」はついて来ません。
また、16Bit機でも「配下武将」について決められるのは名前と年齢くらいでパラメータ等は自動設定になる様です。

注2:「三國志演義」のなかで、「呂布」・「董卓」二人の男性を手玉に取り、遂には呂布に董卓を殺害させた美女とされる。最終的には自分自身も自害。Ⅱでは、かなり詳細に描かれたイベントが条件付きで発生するが、女性の新君主で発生するかは不明。

2024年12月10日火曜日

大航海時代(X68000版)

世界の海は俺の海 


高校時代の教科書が初めて役に立った瞬間であろうか?

このゲームを入手した家で必ず目にするのは地理の教科の際、お世話になった世界地図。

完全一致とは流石にいかないが、船の航路、そして、港がありそうな位置(当初は見えない)等を発見するのに有効なのは攻略本(注1)でもマニュアルでもなく、世界地図なのであった。

例えば、「バレンシア」で、あなた(提督)を探している人が居ると、酒場の噂で耳にする。



依頼を受けに行きたいのだが、先ずそこがどこだか分からない。(緯度と経度は教えてくれるが・・・ピンと来ない)

地中海にある港と分かる人は何とかなるかも知れないが、このゲーム、船を動かすのも相当なコスト及びリスクが伴う。同じヨーロッパの海でも北海と地中海側では、難易度に天と地ほどの差がある。

とりあえず船一艘から始まるこのゲーム。最初の内こそなかなか失敗できないのだ。

そんな時にふと思い出されるのが前述の「世界地図」。

おお、「バレンシア」って、スペインの地中海側にあるのか!じゃあ、意外と近いじゃん!とりあえず行ってみよう!



はいはい。貴方が私をお捜しの人?ほう?「陶磁器」をお求めになりたいと?

お任せ下さい!確か「陶磁器」って、以前よく分からずに寄ってしまった「ロンドン」に売ってたよなぁ。おっ!ここの港ってワインが高い!次に来るときには、「リスボン」で買って持って行こうか?・・・などと、交易の楽しさを覚え始めたら、貴方は立派な「冒険商人」の仲間入りである。



主人公は没落した貴族の末裔。

どうやら曾祖父の辺りは大艦隊を率いてブイブイイワせてたらしいが、かの「航海王」エンリケ王子よりの大事なミッション(注2)の最、運悪く暴風雨に巻き込まれ、艦隊の大半を失い、さらに機に乗じた政敵の奸計を喰らって、没落してしまったらしい。


「ヴァスコ・ダ・ガマ」喜望峰を越え、インド航路を
発見した、ポルトガルの英雄である。


一念発起して交易に出発した父も再度の嵐で、多くの乗員、物資と共に海の藻屑となった。



父の最後を、辛くも生き残った乗員より聞いた主人公は、父の意志を継ぎ、一族再興を目指す・・・と、言う男だったら燃えずに居られないストーリー。


ここらあたり、コーエーらしい「浪花節」であります。

ゲームは「リコエイション」なる新ジャンルのゲームのようなタイトルを冠していますが、要は時代背景が、現実を舞台にしたRPGの様なものでしょう。

因みにプロデューサーも「エイジ・フクザワ」さんとなっておりますが、「コウ・シブサワ」さんの別のペンネームみたいなものだそうで。

おっと、閑話休題。


間違えてケンカを売った悪い例。
相手は良く確認しよう。

ゲームの主人公は1人だけですが、内容は自由度が高く、他国の国力を削ぐ為に行う海賊行為(「私掠」(しりゃく)と云うらしい)を、行ってもいいし。



最期まで商人を貫いて、各港へ投資し、名声を上げていっても良いのだ。

酒場では簡単なギャンブルも出来る。
ご利用は計画的に。

ただ、間違えて自国の船に手を出すのは、止めよう。

ゲームの目的は家督の回復なので、お尋ね者になってしまったら元も子も無い。

城に出入りが出来るようになれば、お姫様にも会っておこう。

王様の出すクエストは、なかなか厳しい(宝探しなど)ものもあるが、成功の喜びには代え難いものがある。

主人公は、家を再興し、お姫様のハートも掴む事が出来るのか?



それは、世界地図だけが知っている・・・。



PS.こちらのゲームですが、当初PC-88版でプレイしていたのですが、X68000版の発売と同時にそちらも購入。以後、X68000版でクリアしました。

今回は久々のプレイですが、程よい難易度でついつい遊んでしまいます。

ここいらへんのさじ加減がまさに絶妙でした。

またX68000版は喋ります。

酒場のおねーさんの「あーら、いらっしゃい」の声に癒やされますなー。



また、珍しくサウンドモードもあり、ゲーム中の音楽やボイスを聞くことが可能です。



尚、次回作の「大航海時代Ⅱ」では6人主人公、マルチシナリオとなり、ゲームとして更に完成度を高めましたが、その内の一人は現在の主人公と御姫様の子供となっております。機会があればそちらも語りたいですね。


注1:光栄は攻略本も自社で作っている。意外と「武将File」などは、下手な歴史書より濃くて面白い。私は「大航海時代」の攻略本はクリア後に購入。読み物としても面白かった記憶が・・・。

注2:航海王と言われたエンリケ王子が目指していたのは、伝説のキリスト教の国「プレスタージョンの国」。(実際には存在しない)

そことコンタクトを取り、異教徒を挟撃するのが目的であったと云われる。

目的はさておきそれが「新航路」・「新大陸」発見の原動力となる。

2024年9月4日水曜日

三國志 X1turbo版

太古のロマンに思いを馳せて


三国志

かつて都だった地の大河を、若い男が眺めていた。すらりとした美丈夫で、柔らかだが、野心を秘めた瞳は、揺蕩う川面より先の遥か未来を見据えていた。

「この河は、何処から来て、何処へ注いでゆくのだろう?」

数刻経っても、男の姿はそこにあった。

「そこの方ァ~、乗られますかァ~?」

不意に声を掛けられる。

見ればいつの間にか川岸には、観光船が停泊していた。
男は少しはにかみながら、「客ではない」と手振りで船頭に伝え、ようやく川岸を後にした。

刹那、風が一陣巻き起こり、川岸に植えられた桜の花を散らす。

男ははっと、その光景を見つめていた。

男の心は決まった。

やがて、彼は事業を興し、やがて、そこには、きら星のごとき英傑達が集い始める。

男の名前は「陽一」。名字は「襟川」。
ペンネーム「シブサワ・コウ」。

ゲーム企業「光栄」(現、コーエーテクモゲームス)の代表取締役兼プロデューサーである。


さて、「吉川英治」氏の三國志の導入部になぞらえて、小説風に書いてみました。「シブサワ・コウ」さんのイメージは、黎明期の「ゲームセンター「CX」」(注1)のインタビュー等を元に、若かりし「劉備玄徳」を重ねております。

実在の人物ということで、どう書こうかなと思ったのですが。不快に思われたら、申し訳ありません。

コーエーという会社は、もともと染料メーカーだったそうで、それを襟川氏が一代で巨大なゲームメーカーに成長させたわけで、「信長」や「三國志」を地で行く企業です。

そんな会社ですが、当時のパソコン誌の広告には、「三國志」・「信長」の他にも、「ナイトライフ」(注2)や、「団地○の誘惑」等アダルトソフト?も掲載されており、「三國志」というタイトルも、少年が購入するには、なかなかハードルが高かったです。(注3)


三国志
ノーマル版のパッケージ。何だか・・・怖い?

何せ、普通より一回り大きい黒い正方形のパッケージに真っ赤な人間が3人並んでいる・・・。

そんな攻めたパッケージです。

オジさん向けの強壮剤もかくやという感じで、とても買う勇気はありません。

そんなソフトを「面白そうだ、やってみたい!」と、あっさり購入したのは、お馴染み、1歩先を行く男、Ryo君。

彼のturboⅡで初めてプレイする事となるのです。


三国志
シナリオは5通りから選べます。

三国志
全員ではないですが、8人同時プレイも可能。
我が家では学校帰りに寄った友人たちが常に
プレイしているという。凄い世界に・・・。

やがて、自分のmodel10もturbo化、三國志のプレイが可能になりました。

他の方はどうか知りませんんが、自分は「三國志」という物語を、なんとなく・・・くらいしか知りませんでした。

それこそ、当時、日本テレビ系で2回に分けてアニメ特番があり、それを見た事があったくらいで、各武将の名前も、劉備・曹操・関羽・張飛・孔明くらいは知っていましたが、それ意外はサッパリでした。

三国志
さて、シナリオ1スタートです。いきなり貧しい。

三国志
とりあえず軍司の助言が欲しい。5「人材登用」を
選択。

しかし、我が家に遊びに来ている人々の思い入れは、ちょっと引いちゃうくらいで、孔明が、子龍が、周瑜がと、多人数プレイで熱くなっていましたね。

三国志
左がノーマル版・右がturbo版。
同じシチュエーションでも
独自の顔グラフィックで&漢字表記で、
全然雰囲気が違います。

そして、ついに、友人の更に友人という人が現れて、我が家に置いていったのが三國志のturbo専用バージョン!!

三国志
特に有難いのが一覧表示が出るようになった事。
武将の管理が超ラク!

これは、初代「三國志」の完全版とでもいうべきもので、有名武将の顔グラフィックの追加・計略コマンドの追加・400ライン対応・漢字対応・FM音源対応と、至れり尽くせりの内容でした!

三国志
「地震」のイベントも発生するようになりました。
大地震が起きたら城が壊れて武将が亡くなる事も。

このゲームですが、実にバランス良く出来ており、「初代にして完成形」という評価をする人も多いようです。

実際、自分もグラフィック、シンプルだけど奥深いシステムは「1」が一番好きで、今でも、思い出した様にプレイしてしまいます。


三国志
太守を引き抜くことで、国をひっくり返す事も可能。
他の武将は一気に「在野」落ち。
さて、逃げ場は塞いだ。「董卓」覚悟!

特に「信長の野望」(無印)と違い、配下武将の引き抜きが、アツい!(注4)

特に知力の高い武将を配下にした場合は、「軍師」として助言してくれます。

それが斬新で、いろんな武将の知力を上げて(書物を与えて)喋らせたりしてましたね。


三国志
知将の火計は、計略と合わせると超強力!
行動力を奪って、火を掛けるなんて・・・。


三国志
「董卓」さん。ちょいとやりすぎましたね。
このあたりで退場願います。

また、「戦」がかなり進化したのも良かったですね。信長の野望では使うことの出来なかった、「火計」が、かなり凶悪で、使い様によっては、大軍を撃退出来たりします。


三国志
風の向きにもよりますが、火計は協力!
風向きが変わりませんように・・・。

また、知将の「計略」&「火計」のコンボ・「一斉攻撃」による各個撃破・地形を利用して敵を誘い込んだりと、まるで本当に軍師になったような気分でゲームを楽しめました。

また、僕や友人達もそうですが、このゲームを入口として「横山光輝」氏の漫画版、又は、「吉川英治」氏の小説版へと知識を広げた人も、少なくないのではないでしょうか?

色々な意味で、ゲームという枠を越えた素晴らしいゲームだと思います。


三国志
統一まであと一息。苦労が報われる瞬間

FDが擦れて、時々エラーを吐く程遊ばせて戴きました。


お・ま・け

このゲームの音楽を担当されたのは「カウボーイ・ビバップ」等の音楽で名を馳せた「菅野よう子」さん。

「信長の野望」シリーズも初期のものは彼女の手によるものです。

どちらのシリーズも、タイトルロゴの音楽は、初代のそれを踏襲しております。



注1:タイトルロゴに、鉤括弧が付いている頃。2期より外れる。番組初期の頃は、ゲームメーカーのクリエイターへのインタビューが、メインだった。

注2:実際は実用ソフト(?)新婚さんへのプレゼントに最適みたいな事が書いてあったような・・・。

注3:当時「ファミコン」と同額の超強気な価格設定。内容的にはそうなった理由も解る。

注4:「信長の野望」も3作目の「戦国群雄伝」にて配下武将に対応。