2025年8月17日日曜日

三國志Ⅱ X68000版

「 卑弥呼」揚州に上陸す!


※この物語は「Ⅱ」の、新君主システムを使用したフィクションです!このブログで歴史を覚えようなんて酔狂な人は居ないと思いますが、名称・年代等もちょっと捻った表記をしております。別に他意はありませんので、あしからずご容赦下さい。


私の名前は「卑弥呼」。
長らく戦乱の多かった、和国(倭国)を平定し、義兄の「スサノオ」の協力を得て「ヤマト政権」礎をこの日ノ本に築いた占師だ。

ある日、我が国を「徐福」なる人物が訪れたことから物語は動き出す。
聞けば、彼は西方の大陸より「皇帝」の命を受け、「不老長寿の妙薬」の原料を求め我が国へ来たという。
結局、彼が求めていたものは見つからず、失意の内に、この地を去られたのだが、彼が挨拶代わりに我が国に献上したものは、質・技術共に目を見張るものがあった。

西方の大陸。そして「皇帝」・・・。

「決めたぞ!」
私は直ちに占いを行い、出立の日を決めた。
そして従者を申し出た「スサノオ」と僅かばかりの兵を引き連れ、西方の大陸をめざすのだった。


大陸に着いた私を仰天させたのは、徐福の言った国も、皇帝も(別の皇帝は居るが、いかにも傀儡といった感じらしい)既に存在せず、大陸はまさに群雄割拠状態だったということだ。

俗に言う「乱世」である。

「いかが致しましょう?」スサノオが空々しく聞いてくる。
「ふふっ、日ノ本の後は「こちら」をとな?」
「海尽き、地果てるまでお供致します。」
殊勝なことを言う。まあ良い。国にとって停滞は毒だ。
よし、「12」番「新君主」を選択!!

我らの新しい「旅」が始まったのだ!


さて、名前はオーケー。能力はこんな感じかのぉ・・・。
誕生日は良く覚えとらんので、「桃の節句」としておこう・・・。
従者であるスサノオは本来なら「須佐之男」じゃが、1字入らんので「須佐男」とした。(注1)


我々が上陸した地は現地のもの曰く「揚州」(ようしゅう)という地らしい。
聞けば統括する太守も居らず、土地は「太平道」とかいう謎の宗教団体が指揮する「黄巾賊」によって荒らされる一方であるそうな。


そして更に問題は、そんな者どもを取り締まり、且つ正しく政を行わねばならぬ「皇帝」が、かねてからの従者(宦官というらしい)や、重臣達に骨抜きにされており、政治そのものが彼らの思うがままになっているということ・・・。

「けっ、「前門の虎、コーモンにはクソ」ときたもんだ!」スサノオが吐き捨てるように言う。

・・・少し違うわよと、心の中でツッコミを入れつつ、先ずは我が領土となった「空白地」の平定から始める事に。


・・・と、同時に間諜を使い「中央」の内情についても調べを入れた。
思った通り、一部の心ある官僚は、「忠誠心」がかなり低くなっているようだ。
また、猛将達は、美女の取り合い・分け前の分配等のトラブルから、腹に一物あるようで・・・。
全くもってどうしようもない世界なんだけど、こちらにとっては相手の分断、味方の増強のチャンス。
先ずは中央から、悶々としていた「賈詡」・「呂布」といった強力な武将を何人かスカウト。何たって「魅力」100ですから♥

恐らくⅡのみの独創的なシステム。
他国への外交・計略・引抜き等で、
本当にその国まで担当した武将が
行ったり来たり。

虎の子の「虞翻」を他国に取られ孤立無援の「王朗」。
我が国にのこのこやって来た。どのみち
倒すつもりではあったので捕えて歴史の舞台から
ご退場頂いたが・・・。


名だたる武将が我が元へと来た所為か、隣の領地を治める「王朗」が急に色めき立ち出した。
馬のシンボルがパカパカッと、我が国に入ってきたかと思ったら同盟締結の、親書を携えた王朗さんその人!
正直なところ、一番に平らげるつもりだった領土
「飛んで火に入る何とやら・・・」ですわ!

私の顔の横にあるから、ちょっと
下がっただけでも、私本人が胡散臭く
見えちゃう気が・・・。

無事「王朗」さんにご退場頂いたのだが、何か違和感が・・・。
見ると、信用度が3下がっておりました。
のっけから何かマズい感じがしたのでセーブポイントからやり直しました。
まあ、親書を携えた相手を、これ幸いにと切っちゃうのも、どうかとは思ってたのよねぇ~。

ただ、直接自分の部下に宛てた手紙は「没収」で
オーケー。だが、これすら部下との関係悪化を
狙って、ワザと見せている可能性がある。

ぱかぱか歩き回る馬が偶然、我が領土を通った際に、検問に引っかかる場合があるんだけど、ただ、自分の国の上を通過しただけなのか、正式な特使か、はたまた武将の引抜き・悪意ある計略か・・・。
捕えたからといって何でもかんでも処断していたら、流石に信用度が下がっちゃうよねぇー。

戦の画面。今回より、戦の華「一騎打ち」システムが!
勝利すると「一発逆転」も!
また、相手によっては、同盟国から増援が来たり、
こちらも共同作戦が出来たりします。


前作では1ターンで「焼死」となった「火計」。
今作ではそれ程極悪な仕様ではないです。
また、一発でケリが着いていた「突撃」等も
調整され、使い易くなった感じです。

「王朗」軍を撃退(結局、君主には逃げられちゃいましたが)し、その勢いのまま「 陶謙 」領へ侵攻!
こちらも君主は逃がしてやりましたが、攻略は成功。流石は兄者です。


随分と我が国にちょっかいを出してくれていたので、
そのまま首を・・・とも思ったが。まあ、釈放。

この爺さん、スカした顔して、美女を囲っておりました。でも、私は女だからこんなもん頂いても・・・。結局(クシナダヒメには悪いですが)スサノオに「第二夫人」として貰ってもらいました。今作は「貂蝉」を巡るちょっと艶っぽいイベント(注2)もあるそうで・・・。
同性としてはちょっとフクザツ。

意味をよく考えろ「王朗」!私にそんな趣味はない!

あと、王朗!私は女だ!娘をヨメにって、何考えてんだよ!


さて、気付けば、当初の5倍ほどの領土と数多くの頼もしい部下を持つようになった。
皇帝が居るという「洛陽」まで、あと一歩!
その手前には、「乱世の奸雄」と評された「曹操」領があたかも洛陽への道を塞ぐように存在する。

「さて、どうします?聞き及んだ感じじゃ、この先はかなり骨っぽいですぜ。」
とスサノオ。
強引にゆくか、戦線を維持しつつ背後より洛陽を突くか?
「そう逸るな。旅は始まったばかりじゃ。」
「ふふっ、違ぇ無ぇ、もう少し異国を楽しむとしますかァ!」

スサノオが笑った。


注1:違和感を覚えられた方もおられるかも知れませんが、X1turbo等の8Bit版は、スタート時は新君主のみで、「配下武将」はついて来ません。
また、16Bit機でも「配下武将」について決められるのは名前と年齢くらいでパラメータ等は自動設定になる様です。

注2:「三國志演義」のなかで、「呂布」・「董卓」二人の男性を手玉に取り、遂には呂布に董卓を殺害させた美女とされる。最終的には自分自身も自害。Ⅱでは、かなり詳細に描かれたイベントが条件付きで発生するが、女性の新君主で発生するかは不明。

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