2026年3月22日日曜日

ディーヴァ&SUPERレイドック(X1版)

 同じ世界観を持つゲーム

(ディーヴァ編・1)





ここではない銀河「ヴィシュヌ」。

この物語は遠い未来を舞台としている。









時に、マウトレーア暦3721年。













かつて栄華を誇ったヴィシュヌ銀河も栄光を失い、今そこに残るのは、悲しみと絶望、そして現在もくすぶり続ける報復の連鎖だけだった。










4000年の長きにわたり、ヴィシュヌ銀河を統べて来たインドゥーラ帝国も『黄金帝・マヌ』の暗殺、更に、主星アルジェナの消失による政情不安と混乱から、反乱・内紛の嵐が吹き荒れていた。











各植民地惑星が最悪の事態を恐れ、息を殺して嵐の過ぎ去るのを待つなか、生き残った人々は、真の破壊の権化の姿を目撃した。




「シヴァ・ルドラ」、帝国軍の司令官である。


       


「シヴァ」の立案した作戦により多くの人々が家族、友人、恋人、そして星を失った。











モーガ=シッディ
インドゥーラ帝国軍艦隊司令。
家は代々インドゥーラ帝国の皇帝に仕えてきた。
そんな彼も若干15歳で、この戦火の渦に巻き込まれる。


そして、立場・境遇が違えども、時を同じくして、混迷するヴィシュヌ銀河に生きる、7人の男達。
彼らもまた、「アモ-ガ」と同様、過酷な運命に翻弄されつつも、「ナーサティア双惑星」へと導かれていくのであった。











・・・と、言う訳で、始まりました、「ディーヴァ」。

オープニングは部分的にアニメーションするし、独特のフォントと相まってとてもカッコイイです。

ただ、恐らくストーリーを解説しているであろう、オープニングが全て英語なんです。
当時は何と書いてあるか「ちんぷんかんぷん」でしたが、現在はキャプチャーした画像より、テキストだけを抜き出して、更にAIが翻訳してくれるという非常に便利な世の中。

上記はその機能を利用し、翻訳したものを、更に「レトロゲーム親父流に」意訳しております。

マニュアルをどっかにやってしまっったので、T&E公式のストーリーではありません。間違ったり原作者の意図と合い入れない表現となっている場合もある事と思いますが、当時のファンのタワゴトとして聞き流して頂きたいと思います。



「DAIVA」とは・・・

遙か昔。
未だ、各社のパソコンがそれぞれ独自のアーキテクチャを持ち、我こそは・・・と、覇権を競ってきた時代の話。

ある程度の売り上げを見込めるソフトは、主要なパソコン数台に移植されることを前提に開発されることが多かった。
T&Eソフトであったら、「ハイドライド」シリーズ。とか、他社なら「ザナドゥ」シリーズとかであります。

この「ディーバ」とは、こういった背景を逆手にとって、どうせ様々なプラットフォームで作る(場合によっては担当する人間も変わる)んだったら、最初からキャラとか設定も全部別のものにしちゃえ!

もっと言えば、ストーリーもそれぞれ変えちゃえ!・・・ってな勢いで作られたようなゲームであります。

普通、こういった多機種展開するソフトでも、流石に主人公は一人なんですが、このディーバ、何と機種毎に主人公を変えてきているのです。


では、ここで先程話にも出た、
「立場・境遇が違えども、時を同じくして、混迷するヴィシュヌ銀河に生きる、7人の男達。」を、紹介しましょう。


STORY1 ヴリトラの炎:PC-8801mkIISR用。1987年2月発売。
「ヴリトラって何でしょう?何でも役所に持ち込まれても困ります。」(彼は辺境星系の元司政官)


主人公はルシャナ=パティー。



STORY2 ドゥルガーの記憶:FM77AV用。1987年3月発売。
「オイ、俺の顔だけデッサン狂ってねぇ?」










主人公はア=ミターバ


STORY3 ニルヴァーナの試練:X1用。1987年2月発売。
「勘違いされては困る。私は「ニルヴァーナ」という名前ではない!」(ニルヴァーナは、旗艦に搭載された生体コンピュータの名前)


主人公はアモーガ=シッディー。


STORY4 アスラの血流:MSX用 1987年4月発売。
「ちゃんと、(MSX)1は1、2は2でリリースするのがT&E流さ!」












主人公はラトナ=サンバ。


STORY5 ソーマの杯:MSX2用。1987年3月発売。
SF・RPGで、ジャンク屋の頑固親父を演じている様な雰囲気の方ですが、実際は20代前半!X1の主人公の命の恩人。











主人公はアクショー=ビア。


STORY6 ナーサティアの玉座:ファミリーコンピュータ用。1986年12月5日発売。
我が家では作戦参加率1位!


主人公はマータリ=シュバン。


STORY7 カリ・ユガの光輝:PC-9801VM/UV用。1987年12月発売。
発売が遅くなった印象がありますが、他のPCと同じ年に発売してたんですね。
ただ、当時は16Bit機には手が出せず・・・。










主人公はクリシュナ=シャーク。


また、各主人公の出自についてもそれぞれ物語があります。
例えば、我らがX1シリーズの主人公「アモーガ=シッディ」については・・・。


STORY3『ニルヴァーナの試練』の主人公。
インドゥーラ帝国軍艦隊司令。

「ニルヴァーナ」とは、旗艦ラージャに搭載された生体コンピュータ。

帝国から脱走した女「ラティー」を追い、惑星ファンスルを訪れたアモーガは、ニルヴァーナの素体となった超能力者・スーラ族の襲撃に遭い、捕らえられる。

スーラ族の拷問に遭い「アモーガ」は死んでしまう。

偶然同じ牢に捕らえられたアクショー(MSX2版の主人公:ヒゲのおじさん)により肉体蘇生薬を投与され蘇ったアモーガは、アクショーとともにファンスルを脱出。

その後、同胞たちの力で自我を取り戻したニルヴァーナの導きにより、ナーサティア双惑星を目指す。



・・・と、いうことで、どこぞの観光地のように、ヴィシュヌ銀河住人に人気急上昇の「ナーサティア双惑星」・そして、それを目指す各主人公達と役者は揃ったワケですが、ちょいとお話が長くなりすぎました。

それではまた、次回の総評をお楽しみに!

2026年2月23日月曜日

PC-Engine CD-Rom2

とんでもないヤツが現れた



かつて、FDと言えばPCの記録メディアの王様だった。

大容量・スピード・ランダムアクセス・だが・・・、ドライブは高額。

ようやく、我が家でも「X1ck」に、5万円近い大枚を払いFDDを「1ドライブ」のみ増設するも・・・、購入直後に「2ドライブ専用」のゲームに心を折られる。


だが、当時、PCの高性能化・ゲームの高度化・複雑化などの事情により、FDすら手狭になるというとんでもない事態が起き始めていた!

特に、PC98・X68000など16ビット以上のパソコンにそれは顕著で、ディスクの枚数が異常に多いゲームが発売され、中にはHDDインストール専用を謳うゲームまで現れた。

そんななか、NEC発売のゲーム機PC-Engineにてとんでもないオプションパーツが発表された。



向かって左側がCD-Romドライブ。右側がPCエンジン
本体。並べて設置すると中々の迫力。
また、マシンには白い部分を覆うカバーの様な
フタが付属しており、本体スイッチ下の取っ手
と併せてアタッシュケースの様に持ち運べる。

CD-Rom2」(※しーでぃーろむろむと読むらしい。)

確かに、将来的にはそんなメディアも登場するであろうことは、パソコン雑誌等で良く聞いてはいた。

しかし、「今(1988年)」とは!?(※恐らく、世界初)


この・・・

マシンを我が家にもたらした男こそ、メンバーのニューフェイス「うっきー」君である。

では、彼が持参したゲームの一部を見て頂こう。

ファイティングストリート



何故かタイトル名が入れ替わっているのだが、これが所謂「スト1」であります。リュウがヤンチャで、髪を赤く染めていた頃のお話。(嘘です)

天外魔境


記念すべき第一作!
OPの音楽を、かの「坂本龍一」氏が作曲という気合いの入ったゲーム。


スペースアドベンチャー コブラⅡ 伝説の男



コブラ役にルパン三世で有名な「山田康雄」氏を抜擢!

山田氏の乾いたタッチの声が意外とコブラにハマっている。

AVGとしての完成度も「Ⅰ」より高い。


当初は「うっきー君」も、マシンを持って来たり、持って帰ったりする日々だった。

あるとき、彼は、とんでもないことを言ってきたのだ。

「PC-EngineとCD-Rom2、あげる。」

「僕はDuoのセット買ったから・・・。」


・・・世の中、お金持ちというものは居るものであります。

今まで「Ryo君」「ちゃー君」の家は金持ちだなぁ・・・と、思っておりましたが、更に上が居りました。

なんせ、本体¥24,800・CD-Romユニット一式で¥57,300・併せて8万オーバーという、現在の「PS-5」の様な夢のハードです。

最初のウチは「やっぱ止めた!」が、恐くて、なかなか使えませんでしたねぇ~。


でも、やはり、物欲には抗えないバブル世代。

段々と欲しいソフトが表れ出すと・・・もう、たまりません!!

では、こののち私が購入したソフトの一部を見てゆきましょう。

イースⅠ・Ⅱ

語らずとも人に伝わる名作ですね。「Ⅰ」と「Ⅱ」で、一つのゲームなら、一つに纏めちゃえという、気合いの入ったゲーム。このゲームの完成度が高かったお陰で現在の「6~10」がある!!




グラディウスⅡ Goferの野望

「2」では無く「Ⅱ」です。(爆)

X68000版に続き、完全移植+オリジナルステージ追加。

BGMはCDからです。








スナッチャー CD-Rom  antic(ロマンティック)

ある日いつも覗いているショップに物凄い物があった。

「スナッチャー・パイロットディスク」



な、何ぃー。

聞いてないよー!!

と、ばかりに即購入。



中には、
体験版・山下章氏のインタビュー・設定等、貴重な資料が・・・。

そして、遂に、「スナッチャー(完全版)」発売の予告編デモが!



マニアックなPCのAVGの監督であった「小島監督」を一気にメジャーへと押し上げた伝説のゲーム。

こうして・・・

PCエンジンの中興の祖となった、「CD-Rom2」。

FDの約500倍という容量の多くは、声優さんを使用したアニメ演出・CDDAを使った音楽演奏に使用され、本来の意味での膨大なデータを使用したシミュレーションとかRPGとかは数える程しか制作されていなかったかと思います。

そして、皮肉にもこのCD-Rom2にて培ったノウハウが次世代機、「PC-FX」の失敗を生むことになるとは・・・。

まだ誰も知る由も無いのでした。

2026年2月18日水曜日

余り大きな声で語りたくないソフト(X68000編③-.完)


凄いソフトが現れた。


PCエンジン版「イースⅠ・Ⅱ」。
CD-Romの大容量を活かしてオープニング、エンディングアニメーションの追加。
豪華声優陣による、ボイスの追加等々・・・。


サウンドも「米光亮」氏による素晴らしいアレンジ。
それを、(一部を除き)CDDAで流すというゴージャスな仕様。
氏はこの後、「難波弘之」氏に次ぐファルコムのサウンドの名アレンジャーとして活躍することとなります。


オープニングのナレーションは、「装甲騎兵ボトムズ」等で名を馳せた「銀河万丈」氏。氏はこの後、PCエンジンCD-Rom2ソフトのナレーションの第一人者となってゆきます。


船に乗って(注1)エステリアを目指すアドル。

注1:あれ?島の周りには「嵐の結界」があって、アドルは偶然「ホワイトホーン」の浜辺に漂着・・・と、いう設定は見事にスルーされていますね。
定期船も出てるみたいで、エステリアは冒険者来放題!(・・・だから、サラが「おいでませ」って感じで船着き場で剣士を出迎えているのかな?)


僕的にPCエンジン版「イースⅠ・Ⅱ」最大の発明は、時折挿入されるバストアップ画像だと思います。
こちらをゲーム中に画面に差し込む事により、ドラマを盛り上げると共に、ゲームの重要なシーンに自分が居ることをプレイヤー側にも再認識させる効果があります。
これについては、本家ファルコムも気に入ったのか、後発のリメイクである、「イースⅠ・Ⅱ エターナル」・「同・クロニクル」にも同様の画像が見られます。

イースⅠ・Ⅱ・クロニクルより

何よりコンシューマ機という大きな市場を持つ機械のソフトとして、ある程度のヒットを飛ばしたこの「PCエンジン版イースⅠ・Ⅱ」は、今後のシリーズの方向性に影響を与えたと言って過言ではありません。


さて、本題は・・・

・・・ここからです。
以前、友人のRyo君とX68000のオフィシャルなファンクラブ(EXE(エグゼ)クラブ)のイベント行き、その会場にて山下章氏より最新のゲーム情報を教えて貰うコーナーがあった・・・うんぬんと、いう話をさせていただいたかと思います。
実は山下氏はその際に、電波新聞社(マイコンソフト)のX68000ソフトの最新情報もお話しされていたのです。

曰く、タイトル名はまだ言えないが「ラピュタ」っぽいヤツだ!とのこと。

画像はX1turbo版です

・・・もう、話したも同然ですね。
山下さん素晴らしいリップサービスをありがとうございます。

時は流れ・・・

・・・遂にYsⅠ(X68000版)発売!
・・・・・・だが。


おおっと!いきなり「天野喜孝」氏のイラスト!
FFのキャラデザで、一世を風靡する氏がオープニングを!
これはゲーム全体のイメージも「天野さん風」に・・・?


防具屋のおじさん。
「天野さん」・・・と、いうより・・・(寅さんの)「渥美さん」と、いう感じですね・・・。


グラフィックは陰影が強く、昔の油彩のような何とも言えない雰囲気。
どことなく、皆、病んでいる感が・・・。
というか、ゾンビ化して襲って来そうな雰囲気がするのは私だけでしょうか・・・。


キャラは少し大きめ3頭身。
・・・雰囲気はかなり変りましたが・・・。

でも、一番の違和感は・・・。
このお二方でしょうか?
ジェバもバイオハザードに登場しそうなキャラしてますが、一番コワイのは奥に鎮座する「フィーナ」を自称する「リビングスタチュー」です。ダンジョンの牢で出会ったら解放するどころか連れて帰らないでしょう。

これはぁ!妙に目力がある「ジェバ」婆さんに、
土人形のような「フィーナ」。
では、「リリア」は?という話題で一部のファンは
盛り上がったとか、盛り上がらなかったとか・・・。

同様のシーンをPCエンジン版で。
アニメがどうのこうのより、こちらの方が落着きますな。
       

確かに「Ys1」に於けるアニメ的な表現は、後のシリーズから見ると抑えられた感じでした。
ただ、制作陣も、ユーザー側もリアリティーは望んでいたかも知れないですが、「不気味さ」を感じるまでのリアルは望んでいないと思われます。

Ys1より「フィーナ?」かな?

Ys1マニュアルより「アドル」
当時は燃える様な赤毛では無かった?

但し、このゲーム、単なる冷やかしや、前の回で語った様な「技術不足」ではありません。音楽のアレンジも素晴らしいですし、最後まで完走したユーザーも(私を含め)友人にも何人かおり、大多数はこれはこれでアリ・・・という感想です。
ただ、「YsⅡ」、「PCエンジン版イースⅠ・Ⅱ」とプレイし、そちら方面にちょとヤられ気味だった自分の肌に合わなかっただけかも・・・と、今になって思ったりもしました。

2026年2月11日水曜日

余り大きな声で語りたくないソフト(X68000編②)

♪吐き出す台詞はひとつで 今は Don't touch me!

(TVアニメ「よろしくメカドック」OPより)


子供の頃は「クソゲー」という言葉は無かった。
なんせ、親に貰ったなけなしのお金である。社会人になった今だからこそ、肌に合わないゲームというのは、積みゲーとして忘却の彼方へ消し去る事が出来るようになったが、子供の頃はそうはいかない。

・・・そう、無理やりにでも「愛さ」なければならないのだ!

だが、その努力もむなしく愛す事すら困難なソフトが登場し始めた。
X68k信徒のうち、何名かがこれを入手。
彼らは衝撃と共にこうつぶやいたとか、つぶやかなかったとか・・・。
「おおカミよ、何故にアナタは我らの「愛」をお試しになるのです?」

今回はそんなお話です。(なんじゃそりゃ!?)



フルスロットル

いかにもな名前のゲームであります。恐らく「アウトラン」に影響を受けたと思われる、公道レースを題材としております。(画面はPS2版「タイトーメモリーズII 下巻」より)


MAZDA往年の名車RX7(FC3S)を彷彿とさせる外観。
カーマニアなら、それだけでグッとくるというものであります。
そして、このゲームの魅力の一つが一定回数しか使用出来ないニトロの存在。
マンガ「よろしくメカドック」では、チューニングの最終兵器的な扱いをされ、ガソリンに添加して使用すると爆発的なパワーを発揮するシステムである。

次原隆二「よろしくメカドック」より

但し、使いすぎるとエンジンに良くないようで、マンガの中では主人公「風見」がついついアツくなって使用してしまい。エンジンブローを起こしてしまう姿が描かれています。

次原隆二「よろしくメカドック」より

・・・おっと閑話休題。

「ニトロを使え!」と誰かが叫ぶ!

そんなワイルドなスピードのレースを再現した当作品。

思えば、「アウトラン」などは、MkⅢ・PCエンジン・MD・MSX2にまで、(中には無茶移植もあるが・・・)MD、PCエンジンなど良移植で知られているのに結局、X68k版は発売されなかった。


・・・が、そんな悲嘆に暮れるX68kユーザーに向け、「フルスロットル」であります。
しかも、シャープブランドで!(開発はSPS)

シャープとSPSのブランドは、以前「スーパーハングオン」をリリースし好評を博したブランドでもありました。

このゲームを購入したのが誰あろうRyo
一緒に買いに行ったのは私。
その時は、このアト彼の身に起きる悲劇を、誰も知る由もありませんでした。
いつも通り、馬鹿話をしながら電車での行き帰り。

その日、彼の笑顔を見たのはそれが最後となりました。


X68kの前で青くなったり赤くなったりする彼の顔色を見て、我々もどうして良いか分らず声を掛けようとすると、

「今は、Don't touch me!」

彼の背中がそう答えているようでした。
だけど、我々は知りませんでした。

この後、彼の身に起きる本当の悲劇を。


チェイスHQ


図らずも同様のタイトル。同様の(TAITO Z SYSTEM)である。

画面はPS2版「タイトーメモリーズII 下巻」より

今回は声だけですが、各ステージの最初で署のオペレーター「ナンシー」さんより緊急連絡が入り、逃走車両についての簡単な説明があります。

画面はPS2版「タイトーメモリーズII 下巻」より

車は「ポ○シェ」っぽくなりました。
そして、このゲーム最大の特徴が、何といっても、車をぶつけて犯人の逃走を止めるところ。
これまでのドライビングゲームで、車をぶつける事はリスク以外の何物でもありませんでした。
それを逆転の発想でゲームに落とし込み、痛快さを演出するとともに、他のレースゲームとの差別化も果たしています。


画面はPS2版「タイトーメモリーズII 下巻」より

そして前作「フルスロットル」でも路肩にズラッと並んでいた看板「○イアミバイス」を彷彿とさせる主人公達バデイ。

画面はPS2版「タイトーメモリーズII 下巻」より

この演出によりゲームは一気に面白さと知名度を増し、前作とは正反対に様々なハードへの移植を果たしてゆくのでした。

そしてこちらも例に漏れずX68kへ移植されることとなった。TAKERTU専売で、開発はTwinSoftとなっている。余り聞き慣れない名前だ。一応ネットで検索してみると、オーソドックスなAVGを開発しているらしい・・・が。(画像はX1turbo版


 本当にその会社が制作したものかは確証が取れていないので、例え住所が分かっても「不幸の手紙」とか送ったりしない事!
・・・これは。

そしてまたしても信号機のように、顔色を変化させるRyo君。
・・・また引っかかってしまったのですね。

「今は、Don't touch me!」

・・・彼には心を癒す時間が必要なようです。

総評

フルスロットル

こちらのソフトですが、完全にゲーム中のフレームが足りておりません。
そのため、ニトロ使用時にはフルスロットルならぬ、フルバックで走行しているような感覚にすらなります。

さすがにプロが作っているだけあってチェイスHQよりは幾分マシです・・・と、言いたい処ですが・・・、それでは、やはりダメでしょう。
大手メーカーの名前まで冠したソフトなのだから、どちらかでストップを掛け、技術が不足しているのだったら、スタッフ総入れ替えをして再度作り直すくらいの気概が欲しかったです。

チェイスHQ

ええ、何と言いますか・・・。
「何やってんの!?」(ブライト艦長風に)

コースに分岐が無い。コースが殆ど直線。サイレンが鳴らない。逮捕シ⁻ンが無い。など、挙げれば指摘事項に暇が無いほどですが・・・。

決定的なものは技術不足ですね。

また、この世界は物理的に破綻しています。

スピードが上がれば上がるほど、もっさりと動きだす「看板」や「周囲の建物」。
建物が完全に浮き上がり我々と同じスピードでついて来ているような感すらあります。

更に罪深いのがディスク内のテキスト。

「ソースファイルを付けるので、完成させようと思う方はどうぞ。」的な、文書がしゃあしゃあと書かれているではありませんか!

少なくともスタッフは未完成であることを承知の上で売ったのです。

酷い話です。
購入したユーザーの心のみならずX68kのブランドイメージまで汚したこの作品。
もう二度とこのような作品が世に出ないよう、祈るばかりです。