コナミ参戦!!
と言っても、X68000Zの話では無い。
1989年の話である。
当時、まだ貧乏学生だった私は、友人のRyo君の家でしか「X68000」を体験出来なかった。
そのRyo君が、あるとき私と弟にこう言った。
曰く、「○○駅前のホテルで開催されるイベントに、一緒に行かないか?」・・・との事だった。
通常はこう言われると、くだらない自己啓発セミナーか、宗教団体の勧誘、自然食品の共同購入等が頭に浮かび、ちょっと構えてしまうのだが、やはり彼は一歩先を行く男。
彼の手には、背面にツタンカーメンの黄金のマスクをあしらったカード型の電卓が。
彼はX68000のオフィシャルなファンクラブ(EXE(エグゼ)クラブ)に入っており、その会員証が「カード型電卓」となっていたのだ!(うーん、流石シャープ!)
奏者・司会の方々は確か、永田英哉(Yu-You)氏、Gorry氏、そして当時「パソコンサンデー」等で活躍されていた、(現「スタジオベントスタッフ」代表取締役社長)「山下章」氏と、「マイコンBasicマガジン」から飛び出したかのようなライター陣のお姿がっ!
キャッチーなBGMでつかみはバッチリ!
会場も、僕らくらいの学生から子供までが多く(高級機なのにねぇ)、凄く盛り上がっていたように思います。
・・・おっと、語りすぎて趣旨から外れてきてますね。
その中で山下さんが、X68000の最新ゲーム情報を、こっそりとリークしてくれるコーナーがあり、「コナミ」の本格参入と「A-JAX」発売の発表があったのです。
A-JAX
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現在では知る人ぞ知るレアなタイトル。 回転機能の無い68で回転・拡大・縮小を 行っています。 |
発売はコナミからですが、開発はSPS。長らく家庭用移植が無く(現在では「アケアカ」(PS-4)で、アリ。)X68kユーザーとしては鼻が高い1本。
各ステージのロードは長いですが、ゲームは良く出来ていると思います。
パロディウスだ!ー神話からお笑いへー
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テレビで良くセクシーなシーンが流れた際の 効果音として余りにも有名な「声」 |
かつて、MSXにて発売された「グラディウス2」をスタッフの一人が趣味で書き換えて作成した「パロディウス」。
嘘かホントかそれのアレンジが余りに良く出来ていた為、そのまま発売に到ったとされる。
これは、その逆移植版。
コナミらしいチョイとパンチの効いたギャグと、クラッシックアレンジのBGM。
X68000版は初の「完全移植」となります。(今回より開発もコナミ)
生中継68
グラディウスⅡーGOFERの野望ー
出たなツインビー!
何と、アーケード版稼働のその年に、完全移植!・発売!!となっている作品。
このシリーズより世代交代(ちなみに、旧作の搭乗者は今作の搭乗者それぞれの父親という設定となった。)が行われ、キャラ設定が大きく変った(萌え要素が強くなった?)ため、ちょっとした物議を醸した1本。
無論、ゲームの出来は申し分なし。MIDIもSC-55のアレンジにスタッフが慣れてきたのか、神曲が多いです。(「MIDIPower-Pro」のNo.1に、唯一、ゲームの音そのままの「SMFデータが」収録されていたほど。)
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