2025年4月20日日曜日

シャロム 魔城伝説III 完結編

皆さん「シャーローム」(こんにちは)



「シャーローム」とはヘブライ語で「こんにちは」という意味らしい。

1話目に当たる「魔城伝説」はシューティング。

2話目に当たる「ガリウスの迷宮」は、アクションRPG。

そして3話目にして「完結編」と銘打たれた本作「シャロム」は、ドラクエを彷彿させるマップを採用しているが、れっきとしたアドベンチャーゲームであります。

MSXユーザーが、語り始めると少々うるさいシリーズの1つでありますが、初代「魔城伝説」は、難しすぎて途中で挫折。2代目「ガリウス」は、謎の解き方がサッパリ分からず挫折(弟はクリア)と、土を付けられっぱなしの私としては、ここらで、ラスボスの侵攻を防ぎたいところ。



ゲームはとある高校(ゲーム中はハイスクール)のパソコンクラブの日常から始まります。(注1)

注1:先ず主人公の名前を決める。ここで、主人公の名前に自分の名前をエントリーする派の自分は、悶絶してしまう。何と、次に「好きな女の子」の名前を入れなければならないのだ。何も入力しなければ勝手に「女子大生」(※ここで「ヒロインのテーマ、愛しの女子大生」と繋がるんかな?元の設定が「大学生」とか?)となるが、設定上同じクラスのハズ。しばし悩んだ後にゲームのキャラ名を入れたが・・・。

主人公はクラブ所属の男の子。そこへヒロインが1本のゲームを胸に抱いて部室を訪れます。
主人公の目に触れないように隠しているソフトは、何であろうこのゲームのパッケージ。
めざとくそれを見つけた主人公はヒロインに渡す様に迫りますが、何故かヒロインは及び腰です。

ここで改めてゲームのパッケージをチラリ。確かに「この箱を開けるべからず」・・・とか、書いてある。


こういう所は面白いですね。
まあ、ゲームをプレイしている時点で、開封している(=呪いに掛かっている)んですがね。


ゲームプレイを渋るヒロインをよそにゲームを始める主人公。
自分と、彼女のネームエントリーを済ませた瞬間!



モニターの中へ吸い込まれるように、彼の姿が消えていった。


そして、気付けば「ブーブー」と、変な音が・・・。

意を決して目を開いた主人公の眼前には!
・・・豚です。それも、凄いどアップの。そりゃ~、誰でもびっくりしますわなー。
ゲームの広告ページに掲載された上記の写真を最初見た時、オーク系のモンスターのグラフィックかと思ってしまいました。(失礼)


そして、主人公より「ブタ子」(まんまやなー)と命名された、「喋るブタ」からここが、ゲームの中にあるファンタジーの世界で、主人公は、
この世界を狙う「大魔王」の呪いで、この世界へ閉じ込められているということ。
呪いを解くには「大魔王」を倒すしかないことを聞きます。

そして、先ず王様に会おうと言ってきました。
ここらで、王様なんてぐっとクエスト物っぽくなってきましたね。

お城は実は直ぐ近くにありまして、主人公はブタ子を背負った独特のスタイルで入場。
最奥にある王の部屋へ。


そこには白い髭をタップリと蓄え、深い皺を顔に刻んだ、王の姿が・・・。
「パンパース王よ」と、ブタ子。
パンパースかぁ・・・、子育ての最中には随分とお世話にっ・・・って、うん???
あの「パンパース王」!?

前作、「ガリウス」では、赤ちゃんだった、あの王子が!?
・・・月日の流れは冷酷である。聞けば、父の「ポポロン」・母の「アフロディテ」も、既にこの世界の人ではないという。



「大魔王」の侵攻と伴に、年老いた王を悩ませるのが、1人娘の「チェルシー姫」の失踪です。
王の傍らにある姫の肖像画を目にした主人公、余りの可愛いさに、思わず「大魔王」討伐と、「チェルシー」奪還を約束しちゃいます。

こうして、何故か討伐される側の「魔王」によって、異世界召喚された主人公とブタ子の(珍)道中が幕を開けたのでした。(爆




ざっと、城の周辺を見て回りましたが、見所は多いのですが、今一つストリー進行につながりません。仕方なく村民に聞き込みをしてみると早速、「娘が生け贄に」的な情報が!
しかも、かなりの美だと聞いた主人公はもう、たまりません!
ちょいと、8人居るという部下の一人をイワせて、「大魔王」さんへ宣戦布告です!

実は、最初の山道へのルートはこのマップ内の
2人の登場人物だけの会話で開く。


村の近くにある迷路のような山道。場所はBGMが変るのですぐ分かると思います。
上手く情報を収集すると、この迷路へ入れるようになっていると思います。
※どうでも良い話ですがここのBGMを聞いて、往年の時代劇「眠狂四郎」のBGMを思い出しちゃうのは僕と弟くらいでしょうか?


女の子に近づくと、いきなりボスキャラが現れ、アクション戦闘シーンが始まりました!
出たな!「魔王8人集」の一人!

名前は・・・名前・・・ううん、分からないや。
と、言うくらい弱いボスでした・・・。


生け贄の少女の心はつかめませんでしたが、彼女の事を心配し、橋の工事が途中止めになっていた職人さんの仕事は再開され、無事、橋は開通。
こうして、主人公達は、各地を巡って、世界の危機を(ゆる~く)救ってゆくのでした。

さて、導入部分をざっくりと語ってみましたが如何だったでしょう?
このまま、ストーリーを語ってしまうのは更に多くのページを必要としますし、やはり無粋というものです。

次回はこのゲームの総括を自分なりに語ってゆきたいと思います。

ではまた、お楽しみに!

2025年4月10日木曜日

マイコンソフト(電波新聞社)

「遊気凜凜」に憧れて。(後編)



前編からの続きです。

高校の頃、近所のスーパーのゲームコーナーで毎日黙々とゲームをプレイしてる同級生が居た。

ゲームの名前は「ギャプラス」。
海外では「ギャラガ3」とも言われていた、ナムコの傑作シューティングゲームである。

時に、一人で。

時に、多くの同級生ギャラリーに囲まれながら。

愚直なまでに、下校時には必ず彼の姿は「ギャプラス」の前にあった。

チャレンジングステージで、多くの敵の編隊を引き連れ画面を跳ね返したキャラクターで、塗りつぶしていく神業!

一体、どれほどの時間とお金をつぎ込んだんであろう?

秘かに、「コイツ、カッコエエじゃねーか!」と、思ってましたね。

当時、所謂「ファミコン」は発売されてはいたのですが、スーパーマリオの様なキラーコンテンツは発売されておらず「知る人ぞ知る」存在でした。
無論サードパーティーなんかは参加しておりらず、ゲームの移植と言えばパソコンが中心でした

しかし、いくら20~30万するパソコンといえど、アーケードゲームとの格差は絶望的なものがあり、「完全移植」の文字を見るようになるのは。X68000の登場を待たねばならなかったのです。

しかし、そんな状況に臆することなく、多くのパソコンに対してナムコのアーケードゲームの移植に果敢にチャレンジしている会社があった。
そう、「遊気凜凜」のキャッチで常に我々をワクワクさせてくれた会社。

電波新聞社(マイコンソフト)である!
さて、今回もX1ユーザーとなった私を感動させてくれたソフト達を紹介していこう!

マッピーNew バージョン
実はMSX版と、X1の古いバージョンも持っているのです。

実はこちらは古いバージョン。
こちらでも、かなり遊びましたねぇ~。

Newバージョンは更にアーケード寄りの演出に。
動きも滑らかになりました。

マッピーがニャームコ達盗賊団を追いかけて・・・。

ナゾのトランポリン屋敷へ・・・。

MSX版にはなかった、
ボーナスステージもちゃんとあります。

ボスコニアン
X68000版が有名ですがちゃんとX1版もあります。
何気に良い出来。

スタート時には、ちゃんと喋ります。

ギャラガ
流石に「ギャプラス」は移植されませんでしたが、こちらも良移植です。
エコーの掛かったBGMがカッコイイ!!

背景は星がスクロールしています。

一旦、敵に奪われた自機を取り戻し、パワーアップ
するのだ!!

ゼビウス
やはり、こちらを目的にX1シリーズを購入した方も多いのではないでしょうか?
以前レビューしたので多くは語りませんが、外せない1本です。

X1版はコントラストが美しい。

ドラゴンバスター
ちょうど、「Enix」からビジュアルシーン満載のPC-88SR版発売が発表された際の事。
「それは趣旨が違うやろ~!」的な記事と共にリリースされたのがこちらです。
なるほど、移植度はX1版が高いですが、どちらの機種もファミコン版を遊び尽くした後のリリースだったので、今更感が強いのが残念だったですね。
つくづく、もったいない!



ドルアーガの塔
ドラゴンバスターの時も思ったんですが。事情があったんでしょうけど、せめてもう少し話題が熱い時期、せめてファミコンより早くリリースされていれば・・・。
恐らくX1シリーズの「中興の祖」となっていたかも知れません。

BGMも、FM音源を彷彿させるクオリティ!

相変わらず、移植度は高いです。

おっと、今日もお時間となりました。

今回記事を書くにあたり、改めて誌面をみてみると「ベーマガ」って、ぼくらの青春の原風景だな・・・と、つくづく思います。

最新号(誰が買って来てたんだろう?)を、皆で回し読みしたり。
お互い相手のパソコンを(冗談で)けなしあったり。
次の機種は何が良い?・・・とか検討し合ったり。
ペーパーアドベンチャーを作って皆に回したりしてましたね。

授業中に!

・・・閑話休題。
この後、マイコンソフトが培った「技術」は、X68000の登場で円熟期を向かえるのですが、それにつきましてはまた、別の機会に。
では、また。

PS.さまざまなマシンが存在を許された時代・・・何と素晴らしい。

2025年4月6日日曜日

マイコンソフト(電波新聞社)

 「遊気凜凜」に憧れて(前編)


1度移植されているにも関わらず、ニューバージョンが
リリースされたX1版「マッピー」

高校に入学したばかりの頃。

パソコン少年憧れの雑誌があった。
電波新聞社が発行する「マイコン・Basic Magazine」(注1)である。


注1:「ラジオの制作」「マイコン」誌の別冊として、当初発行されていた雑誌が、月刊化されたものらしい。


このブログを普段から見て頂いている皆様なら、説明は不要かと思いますが、雑誌のタイトルにもなっている「Basic」とは、プログラムの言語の一つで、かのMicrosoftの「ゲイツ」さんが、若かりし時に作ったとされている。
シャープ系パソコンのユーザーには馴染みがないかもだが(注2)、当時のパソコンは、内蔵しているROMの中に「Basic」が書き込まれているものが多く、スイッチを入れると直ぐにBasicが起動し、プログラムの入力が出来た。


注2:Sharp系のいわゆる「クリーン・コンピュータ」は現在のパソコンのようなもので、起動直後はモニタプログラムしか起動しない。Basicを起動しようとした場合は、テープとか、FDから起動しなくてはならない。だからこそ、X1にはNewBasicというグラフィック機能を強化した言語や、「C・Cobol・Fortran」などの様々な言語をオプションで購入し、使用する事が出来た。
ちなみにX1用のBasicを制作したのは北海道の雄「ハドソン・ソフト」そう、あの「桃鉄」「ボンバーマン」「天外シリーズ」のハドソンは、OS(?)も作っていたのだ。
名前はHuBasic。Huは、ハドソンの頭文字。
      
確かに右上にハドソンの文字が・・・。

ちなみに「X68000」のOS「HuMan」もハドソン製。リリース当初「バグが心配」と、一部有識者の方々から声が上がっていたが。バグらしいバグの情報は聞かなかった。



おっと、閑話休題。

そんな中、当時のパソコン少年達の心を捉えて放さない雑誌、それがかく言う「BasicMagazine」だった。
内容はなんと、誌面の殆どをプログラムのリストが占めており、当時のキッズ達は一文字も間違えないように、それこそ目を皿のようにしてポチポチと入力していった。
対応いている機種は実に多く、黎明期のグラフィックすらないパソコンから、ハンドヘルドコンピュータ、果てはX68000に至るまでアイディア溢れる投稿ゲームが紙面を賑わせていた。

そんな雑誌のもう一つの姿が、「スーパーソフトコーナー」ベーマガ誌面のゲーム特集の記事である。(注3)


そこには、appleのスーパーソフトの記事から、アーケードゲームの攻略情報。「山下章」氏のアドベンチャーゲームの攻略記事から、果てはゲームセンター毎のハイスコアランキング等、最新のゲーム情報が詰まっていた。

そして、その誌面の広告コーナーのトリを務めたのが、電波新聞社(マイコンソフト)謹製のゲームソフト達である。





「遊気凜凜」(ゆうきりんりん・・・と、読むのだろう)と、銘打たれた広告には、PC-8001・PC-6001・MZ-700系から、X1・PC-8801・FM-7等の8ビット御三家(古い・・・)のゲームまでが、それぞれの特徴を活かしたアレンジで移植されており見ているだけでも楽しめた。
ゲームは、「パックマン」「ギャラクシアン」「ディグダグ」「マッピー」「ゼビウス」等、ナムコの黎明期を支えたアーケードゲームが中心。

MSXのパックマンは持っていたが、スプライトの数の制限で単色であった。

この中で異彩を放っていたのがX1であろう。それぞれの移植の中でも、かなり高い移植度。
「マッピー」などは、1度移植されているにも関わらず、ニューバージョンがリリースされるなど、強いこだわりを感じた。

そして、当時X1でしかプレイ出来なかった、(Tinyでは無い)「ゼビウス」!

これらが、テープで遊べる!何と素晴らしい事であろう!
そして、X1ckを購入した私は、ゲームの世界に溺れ、高校の成績は落ちる一方となっちゃうのだった。

では、ここで電波新聞社のX1向け移植作を何本か紹介していこう。

パックマン
言わずと知れた、「ナムコ」を世界的なビデオゲームメーカーへと押し上げたソフト。
他機種版が何故か横向きのマップなのに対して、X1版はMSX同様、正面からのマップです。



ギャラクシアン
ゲーセンで見るまで、カラーのインベーダーゲームのようなものだと思っていました。
まさか、こんな攻撃をしてくるとは!
「ギャラガ」もそうですが、非常に出来が良いです。



ラリーX
楽しいBGMで、プレイ感覚も非常に良い為、ついつい遊んでしまうソフト。
フラッグを回収しつつ、後ろに張り付いた敵車には煙幕をお見舞いするのだ!


おっと、今日も話が長くなってしまいましたね。(後編に続きます


注3:かつては、別冊付録として雑誌の間に挟まれていたのだが、いつの間にやら本誌の1コーナーとなっていた。
どうも冊子を抜かれる事件が頻発したらしい。

2025年3月27日木曜日

トンネルdeサックス番外編・トンネルde座談会Ⅱ(7)

惜しくも・今回次点となった名曲達










全7回に渡ってお送りしていたゲームミュージック回。如何だったでしょうか?









Ryo「意外と面白かった!」

今回は、「惜しくも・今回次点となった名曲達」と題しまして、ちょっとダラダラとゲームミュージックについて語ってゆきたいと思います。
最後にはRyoさんより、素敵なプレゼントがありますよー!

Ryo「最後まで見てね!」

では、ちゃーくんのランク外から・・・。
Ryo「まあ、ランク外と言っても、今回の趣旨から外れているだけで、
名曲には違いないよねー。」

そうなのです。では、いってみましょう!
ファミコン版ドラキュラⅡより「BloodyTears」です!


Ryo「これって、初代ドラキュラの時からじゃなくて?」

そうなのです。
FC版「ドラキュラⅡ・血の封印」が、実は初出なのでした。
この曲はこの後、X68000版等でアレンジされ、ドラキュラシリーズの看板曲となっていくのでした。

Ryo「どんどんいこう!」
続きまして、同じくちゃーくんより!
「ラストハルマゲドン」のOPですね!
Ryo「やられた、おーっ、それがあった~!」
皆、かなりやりこんでましたもんねー。
Ryo「どうぞ!」


Ryo「そう言えばこんなストーリーだったわい!」
人類滅亡後の地球。その覇権を巡って、かつて虐げられてきたモンスター達と、地球侵略を試みるエイリアンとの戦いを描いた意欲作ですね。
モンスター同士の合成とかも面白かったねー。
このままの展開が続くと思いきや・・・、衝撃のラストを見逃すな!

Ryo「次は、私がいこうかね!」
「サウンドで印象に残ると言えばやはり、「Ys-Ⅱ」のオープニングでしょうかね!」

こちらは以前YsⅠ・Ⅱ企画の際に紹介しました、
ユーザー制作のオープニング完全版です。

Ryo「王道すぎるんで、今回は外したけど」
このオープニングに多くのユーザーがハマっちゃいましたもんね~。
・・・自分も含め・・・ですが。

Ryo「王道と言えばSEGAの体感ゲームシリーズは、外せれんなー。」
「以前やった「スペハリ」・「スーパーハングオン」、なかなかコレといった移植に恵まれず真の移植にはセガサターンの登場を待つしかなかった「アウトラン」・「アフターバーナー」とか。
おっと、来ましたねぇ。どうぞ!

※サターン版アウトラン
※サターン版アフターバーナーⅡ

Ryo「プレステも良いけど、サターンも良いねぇ~。」
2Dゲームだったら、やっぱ、サターンでしょう。

じゃんじゃんいきましょう!
では、私からも!
PC-88版「シルフィード」より、オープニング「The Legend of Silpped」です
Ryo「ああ、パソコンショップでよくデモってたやつね!」
音声合成が印象的なソフトでしたねー。


Ryo「次~」
PC-88版「ロマンシア」より「オープニング」です。
どうぞ!


Ryo「こんな曲ありました?」
PC-88版です。X1版はFM音源対応なんですけど何故か採用されず・・・。
Ryo「なるほど、それで。」「PSGからFM音源まで、フル活用ですねぇ。」
もちろん、古代祐三さんの手によるものだと・・・。
Ryo「ゲームは激辛だったけど、オープニング曲は極上。流石の職人芸。X1でも聞いてみたかったですね。」

Ryo「次~。」
ゲームアーツさんの「ゼリアード」で、オープニング、「エスメサンテの輝き」です。
Ryo「どうぞ!」


これも前述の「氷の世界」と迷ったんですけど。
趣旨に沿って、よりマイナーな方をいかせていただきました。
Ryo「良い曲だね~。」

さて、だらだら語っていると、いくらでも語ってしまい、収集がつかなくなるでそろそろお開きにしたいと思います。

では、「有言実行の男」Ryoさんより、ラストを飾る一曲をこのブログを見て頂いている皆様だけに先行公開します。
Ryo「待たせたねー」
あの「One Night of Neo Kobe City」の衝撃より3か月、Ryo君が魅せます!PC-88版「スナッチャー」オープニング曲、「Twilight of Neo Kobe City」です!
では、宜しくお願いします!!


Ryo「トンキー君、Bishopさん、リクエストありがとうございます。よろしかったらYoutubeにて、チャンネル登録、高評価、リクエストをお願いします。」

ありがとうございます。
ではまた!
Ryo「ありがとうー」

2025年3月20日木曜日

トンネルdeサックス番外編・トンネルde座談会Ⅱ(6)

後世に残したい・知られざるゲームミュージックⅥ


Ryo「人の数だけ好きなゲームがあり、人の数だけ、好きなゲームミュージックがある。」



 


 

Ryo「「トンネルdeサック」のRyoです!本日もよろしくお願いします。」





 

「レトロゲーム親父」こと、「Astronaut」です。

今回は、前回に引き続きまして、私のランキングをもとに、ゲームミュージックについて振り返りたいと思います。

いやー、始めた当初は本当に「誰得な企画」でどうなってしまうのかと思いましたが、閲覧件数は順当に伸びているようで、皆様、こんな企画に付き合っていただきまして本当にありがとうございます。

Ryo「まーまー、最後まで気を抜かずやりましょうや。」

では、改めまして第5位!!

サイ・オ・ブレード」X1版より、「オープニング」です。長めですが、どうぞ!



Ryo「ピッタリとオープニングと合ったサウンドが良いですね。」

こちら、PC-88版、PC-98版も発売されておりますが、一番にプレイしたのがX1版だったもので・・・。

Ryo「うむ、これ程のクオリティの音楽だったら、確かにX1版に軍配が上がるわなぁ~。」

最初のシーンから、ステレオ音源を使ったサウンドが、緊迫感を演出してますよね。

Ryo「詳細についてはこちらをどうぞ!では、次、いってみよう!」「第4位はぁ~?」

早いな・・・。

MSX2用ソフト「SDスナッチャー」より、「オープニング・Difficult Move」です!どうぞ!!



Ryo「・・・とっ、こちらもなかなか!」

でしょう!SDスナッチャーなんですが、通常、こういった商品って本編プレイ必須の楽屋オチみたいになるものが多いですよね。こちらも、本編のストーリーをトレースしながら、そこにちなんだギャグを入れていくのかな・・・?と、思ってプレイしていたんです。

ところがどっこい。

ギブスンが○んだり、○○がスナッチャーだったり、後は結末(※結末も少し違うが・・・。)は、PCエンジン版と類似しているのですが、ゲーム中のストーリー及び、イベントが全く違います。

面白いのは、相手のワナにはまって、「○NK○R証」を停止させられたり、遊園地の鏡の迷路とか、パンダ姿の○ンダムとか。真にSDの為に作られたもう一本のスナッチャー!積みゲーはもったいない!持っている人は、FDの寿命が来る前にプレイしましょう!

Ryo「あー、脱線しとるよ。

Ryo「では、第3位!!
「エニックス」(※現、スクウェア・エニックス)さんの「ミスティーブルー」より、劇中曲「ミスティーブルー」です!!
Ryo「おお、これを忘れとったわ!」
Ryo「でも、その曲がよー分からんのお?」「劇中曲というからにはOP・EDは違うんじゃろ?」
ふふふ・・・、聞けば分かるかも。どうぞ!!


Ryo「ああ、神戸のイベントの際の曲かあっ!」「あったあった、確かに名曲だわ!」
実は、このゲーム「古代祐三」氏の作曲で、アルバム(現在廃盤)は発売されていたんですけど原曲にエフェクトが掛かったりしていて、しかも、全部の曲が収録されていないんですねー。(※I君が持っていたので貸してもらった。)
Ryo「あらら・・・。」
しかし、現在は「EGG Myusic」さんが、未使用曲も含めてPC-88から再録音した完全バージョンをダウンロード販売しているようです。
Ryo「アーカイブって、大切じゃのう。」

続きまして、第2位!!
X68000版「SionⅡ」より、「オープニング」です!
どうぞ!


Ryo「随分なところ行くねぇ~。」
えー、こちらはパソコン雑誌にして「シャープ系・クリーンコンピュータ原理主義者」の「聖典・Oh!X(mz)誌」の付録に収録されていたゲーム。
もう、殆ど市販レベル!
ゲームとしては、「スターブレード」をワイヤーフレームにしたような感じで、コクピット視点がカッコイイ3Dシューティングとなっております。
サウンドはMIDIにも対応していますが、内蔵音源版の方がキレがあって良いですね。
Ryo「遊んだねぇ~。」「次いってみよう!」

名残惜しいですが、それでは、第1位!
発表します!
X68000版「Knight Arms(ナイトアームズ)より、「One Voice In The Cosmic Fugue」ですっ!!


※掲載されているものは、ビデオと音楽と
を別々に収録したものを合わせたもので、
通常の画面とは違います。

Ryo「これはぁぁぁぁぁ・・・!!」
我らが心の「アルシスソフト」がX68000へ投入した野心作。
オープニング曲がとても良い感じで、ゲームもプレイせず、ぼーっと眺めていたりしたのですが、あるとき限定盤のサントラを聴いて驚いたのです。
実はこちらの曲、何故かフルコーラスで、通常のオープニングの倍くらいの長さがあり、また、サウンドモードも無いので、通常では全てを聞くことが出来ません。
掲載されているものは、ビデオと音楽とを別々に収録したものを合わせたもので、通常の画面とは違うことをご了承下さい。

Ryo「もったいないですね。」
そうです!
まさにそんな感じの名曲が、まだ、世の中には日の目を見ること無く、歴史の中に消えていっているのかも知れません。

Ryo「なるほど、何となく意図が分かってきたような・・・。」

そうです。
だからこその「マイナー・ゲームミュージック」を知ってもらう回なのでした。
Ryo「いやー、面白かった!」「また、機会があったらやりたいねー。」

また、その時にはお願いします。


・・・と、次回は。「惜しくも・今回次点となった名曲達」を語って、おひらきにしたいと思います。
Ryo「では、また次回

2025年3月19日水曜日

トンネルdeサックス番外編・トンネルde座談会Ⅱ(5)

 後世に残したい・知られざるゲームミュージックⅤ


Ryo「えー、人の数だけ好きなゲームがあり、人の数だけ、好きなゲームミュージックがある。」





 

Ryo「「トンネルdeサック」のRyoです!本日も、ゲームミュージックについて、楽しく元気に語って行きたいと思います。」

Ryo「んっ、おんやぁ~、そこにおられるのは「あすとろのーと」さんでは、ないですか?どったの?」


ぶつぶつ・・・何か、皆、おしなべて閲覧数多いし・・・。

ここで、変なランキング発表して、俺だけがピエロになっちゃうとか・・・?

Ryo「おいおい、今更なんだから腹くくっていこうぜ、漢(おとこ)なら、例え「道化」と分かっていても舞台に上らにゃならん時があるんよ!」

うぐぐ・・・、「レトロゲーム親父」こと、「Astronaut」です。

今回も、前回に引き続きまして、いよいよ私のランキングをもとに、ゲームミュージックについて振り返りたいと思います。

Ryo「では、いってみましょう!第10位ら!!

ま、「魔城伝説Ⅲ・シャロム」より、「ヒロインのテーマ・愛しの女子大生」です!(赤面)

Ryo「・・・プッ」

笑うなーーーーっ!どうぞ!


Ryo「んー、思っていたよりまともな曲ですね。」

でしょでしょ!コナミのゲームと言えば、「グラディウス2」以降は「SCC」ばかりの様に思われる方も多いと思いますが、魔城伝説シリーズの様に(注1)最後までSCCが搭載されていないものもあったのです。

しかし、流石はコナミ「SCC」を使用せずとも見事な音楽を奏でてくれるのです!

いや、むしろ「魔城伝説Ⅱ・ガリウスの迷宮」や、この、「シャロム」などは、PSGならではのパンチの効いたリズムで逆にプレイヤーを奮い立たせてくれるというか、熱くなるというか・・・。

Ryo「・・・はい、そこまで!」

ぐっ、では、第9位

Ryo「えー、日本ファルコム「MSX版ドラゴンスレイヤーⅣ・ドラスレファミリー」より「タイトル~地上~迷宮入り口」です!どうぞ!


Ryo「ほお、こちらも原点回帰のPSGですか?」
ええ、しかも、こちらは「古代祐三」さんの手によるものだとの噂です。
Ryo「なるほど、PSGでもここまでバリエーションが出せるんですねぇ~。」
僕らの世代って、急に音楽が凄い事になっていったじゃないですか。
PSGのピコピコ音からFM音源、果てはLA音源・GS音源・CDの音源まで。
でもやはり、PSGの音って、ノイジーだけど「安心感」あるというか・・・。
Ryo「あ、でも、それは分かる気がするわ。」「ワシじゃって、「アルファ」はPSG版推しじゃからのー。」
シンパシーを感じますよね。では第8位!!
同じく「日本ファルコム」さんで「ソーサリアンX1turbo版」より「Sigh and Tear(ゲームオーバー曲)」です!どうぞ!


Ryo「こんな曲あった?」
「ソーサリアン」は珍しくゲームオーバーの少ないゲームで、普通にプレイしていれば、なかなか聞くことの無い曲かも知れません。
また、ゲームオーバーになったら、イラッとして曲を飛ばしてしまう方も多いでしょう。しかし、この曲は最初こそ寂しい雰囲気から始まるのですが、やがて「次こそは頑張れ!」と、プレイヤーの背中を押してくれている様な感すらある、名曲だと思います。ちなみに、この曲は汎用のシナリオクリア曲「Beautiful Day」と同じくPC-98版から追加された曲となりますので、ご存じない方もおられるかも知れません。
Ryo「なるほどねー。」
Ryo「続きまして第7位!!」
「デービーソフト」さんの「うっでぃぽこX1版」より「なつ」です。
どうぞ!!



Ryo「おおっ!」「これは懐かしい!」
そうですねー。「音」の力で表情がここまで変るゲームも珍しいですね。
特にX1版のFM音源は素晴らしく、プレイしていた当時、ゲームには興味が無かった親父まで、「こ、これがゲームの音か!」と、皆でプレイした部屋に入って来て、音を聞いていた程。
Ryo「結構、難易度は高かったと思うが、音楽が素晴らしくてついついプレイしてしまう。」
Ryo「そして、いろいろ試してる内に次のステージに進めてしまう。」「そんな不思議なゲームでしたね。」

ありがとうございます。次、行ってみましょう!

第6位は、「ゲームアーツ」さんの「ゼリアードX1版」より「氷の世界」です。
どうぞ!!


Ryo「これは、聞いた事があるような無いような・・・。」
実は自分もプレイした事が無いんですけど、弟のトンキーが、かなりプレイしておりまして。
結局、クリアまで、見させていただきました。
その際に、やたら耳に残っていた曲が、上記の曲と、オープニングの曲「エスメサンテの輝き」ですね。
オープニングの曲は有名なので今回は次点とし、こちらを6位とさせて頂きました。

Ryo「さーて、半分紹介が終了しましたが、いかがだったでしょうか?」
Ryo「やはり、今の所ダブリなしというところで、凄いですねー。」
あれだけ集まって、皆で色んなゲームをプレイしていたにも関わらずですよ。
まあ、ゲームタイトルで、「ソーサリアン」なんかはカブってましたけど。
Ryo「あのゲームは、別格じゃわ。」

では、また、次回
上位ランキング発表をお楽しみに!!

注1:唯一最初の魔城伝説のみSCCアレンジされたものが「コナミ・ゲームコレクション」というタイトルで発売されていた。
但し、SCCの音を聞く為にはMSX2版スナッチャー付属のSCCカートリッジが必要となる。