このゲームでラグランジュ点を知りました。
因みにL-2は月の裏側、ガンダムの「ジオン公国」 がある所だそうで。 |
先日は、いきなり重いネタで申し訳ありません。
まあ、ゲーム出来る限り、細々とやっていこうと、思った次第です。
閑話休題。
ワタシは宇宙開発のネタが大好きです。
特にコロニー、テラフォーミングと言ったネタは、映画・ドキュメンタリー共につい見てしまうジャンルです。
人類が現在抱える諸問題。これらをスマートかつ、平和裏に解決出来るのは宇宙開発しか無いと思っています。
希薄な宇宙に人類の橋頭堡を建造する。これは人類の勝利であり、新たな進化であると考えます。
まあ、堅苦しい話しはさておきゲームの方に戻りましょう。
主人公である「ライル」は、宇宙飛行士。
丁度、月の裏側にあるコロニー「L2」付近を航行中に謎のミサイル攻撃を受け、唯一生き残った彼は、宇宙を彷徨う事に。
実際にこんな体験すれば、恐怖症は確実でしょう。 |
やがて彼の宇宙服のバイザーに映る巨大なドーナツ形の構造物。
「トーラス」形のコロニーが迫って来ます。
安堵する一方、何かしらの違和感が・・・。
眼前のそれは大きく破損している様でした。
そう、このコロニーは、コンピュータとロボットが支配する狂気の世界だったのです。
ゲームはオーソドックスなコマンド入力式のアドベンチャーゲーム。
しかし、急にカウントダウンが始まったり、コマンド入力数が制限されていたり、ランダム要素があったりと、こんな手があったか!というアイディアでスリルを演出しています。
例えば最初にコマンド入力出来るようになったシーン。
エアロックの扉なので、エラーを解除すれば良いのでしょうが、いかんせん辺りは大きく破損しています。
と、いうことはセンサーに酸素を吹き掛けてエラーを解除するしかない!
残り少ない酸素を吹き掛けようと、宇宙服から酸素ホースを外してみる。
途端にシューという効果音と共に、酸素残量が猛烈に減っていく。
焦って「サンソセンサー」の文字がなかなか入力出来ない。(あるあるですね)
エアロックを抜けた先には救命ボートが・・・。 |
ボートの故障で唯一コロニーに取り残された 少女「メイ」 |
ようやく入力が完了し扉を開けることに成功するも、コンピュータより更なる謎かけ&カウントダウンが・・・。
といった感じで、ゲームは進行していきます。
また、セーブも出来るのですが、各ステージ毎に4桁のパスワードが用意されており、それを入力しても再開出来ます。
つまり、難解なゲームのようでも、ステージクリアに必要な物はそのステージ内に存在、もしくは、所持していることとなるのです。これはなかなか良く出来たシステムで、所謂「ハマリ」を気にせず謎解きに没頭出来ます。
こ、これは?頭部に注目! |
もちろん、古いゲームなんで、変な箇所もあります。毒ガスが発生したエリアにビ○ー○○で突入とか(ガスの種類にもよるのかもだが?)、各エリアに配置されたロボットの弱点(おいおい、それじゃあ事故や災害の時にコイツらどうなんの?)とか。
ロボットもお茶目な弱点が・・・。 |
ゲームクリアには簡単な知識も要求されます。SFに興味がない人であれば只の難解なゲームかも知れません。(特にラストの謎)でも、自力でクリアした際の感動は現在のゲームに劣らない物があります。
唯一主人公の後ろ姿が見える場面 このシーンには重大なヒントが・・・。 |
おお、これぞトーラス型! |
そのままは無理でしょうけど。カプコンさん・コナミさん・小島カントク!趣向を変えフルポリゴンアクション&ホラーで、リメイクしたら面白いと思うんですけど、いかがでしょう?
マジで。
PS.このゲームにはD-sideという続編があり、このゲームのエンディング直後から始まる内容となっています。そちらも傑作ですので機会があれば紹介したいです。
こちらも、皮肉が効いたラストがたまりません。 |
メイちゃんも少し美人に。 実は宇宙船も操縦する、デキる娘。 |
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