2024年7月22日月曜日

ラグランジュL-2

このゲームでラグランジュ点を知りました。

LAGURANGE L-2
因みにL-2は月の裏側、ガンダムの「ジオン公国」
がある所だそうで。

先日は、いきなり重いネタで申し訳ありません。

まあ、ゲーム出来る限り、細々とやっていこうと、思った次第です。


閑話休題。


ワタシは宇宙開発のネタが大好きです。

特にコロニー、テラフォーミングと言ったネタは、映画・ドキュメンタリー共につい見てしまうジャンルです。

人類が現在抱える諸問題。これらをスマートかつ、平和裏に解決出来るのは宇宙開発しか無いと思っています。

希薄な宇宙に人類の橋頭堡を建造する。これは人類の勝利であり、新たな進化であると考えます。

まあ、堅苦しい話しはさておきゲームの方に戻りましょう。


主人公である「ライル」は、宇宙飛行士。

丁度、月の裏側にあるコロニー「L2」付近を航行中に謎のミサイル攻撃を受け、唯一生き残った彼は、宇宙を彷徨う事に。

LAGURANGE L-2
実際にこんな体験すれば、恐怖症は確実でしょう。

やがて彼の宇宙服のバイザーに映る巨大なドーナツ形の構造物。

「トーラス」形のコロニーが迫って来ます。

LAGURANGE L-2

安堵する一方、何かしらの違和感が・・・。

LAGURANGE L-2

眼前のそれは大きく破損している様でした。


そう、このコロニーは、コンピュータとロボットが支配する狂気の世界だったのです。



LAGURANGE L-2

ゲームはオーソドックスなコマンド入力式のアドベンチャーゲーム。

しかし、急にカウントダウンが始まったり、コマンド入力数が制限されていたり、ランダム要素があったりと、こんな手があったか!というアイディアでスリルを演出しています。

例えば最初にコマンド入力出来るようになったシーン。

エアロックの扉なので、エラーを解除すれば良いのでしょうが、いかんせん辺りは大きく破損しています。

と、いうことはセンサーに酸素を吹き掛けてエラーを解除するしかない!

残り少ない酸素を吹き掛けようと、宇宙服から酸素ホースを外してみる。

途端にシューという効果音と共に、酸素残量が猛烈に減っていく。

焦って「サンソセンサー」の文字がなかなか入力出来ない。(あるあるですね)

LAGURANGE L-2
エアロックを抜けた先には救命ボートが・・・。
LAGURANGE L-2
ボートの故障で唯一コロニーに取り残された
少女「メイ」

ようやく入力が完了し扉を開けることに成功するも、コンピュータより更なる謎かけ&カウントダウンが・・・。

といった感じで、ゲームは進行していきます。

また、セーブも出来るのですが、各ステージ毎に4桁のパスワードが用意されており、それを入力しても再開出来ます。

つまり、難解なゲームのようでも、ステージクリアに必要な物はそのステージ内に存在、もしくは、所持していることとなるのです。これはなかなか良く出来たシステムで、所謂「ハマリ」を気にせず謎解きに没頭出来ます。

LAGURANGE L-2
こ、これは?頭部に注目!

もちろん、古いゲームなんで、変な箇所もあります。毒ガスが発生したエリアにビ○ー○○で突入とか(ガスの種類にもよるのかもだが?)、各エリアに配置されたロボットの弱点(おいおい、それじゃあ事故や災害の時にコイツらどうなんの?)とか。

LAGURANGE L-2
ロボットもお茶目な弱点が・・・。

ゲームクリアには簡単な知識も要求されます。SFに興味がない人であれば只の難解なゲームかも知れません。(特にラストの謎)でも、自力でクリアした際の感動は現在のゲームに劣らない物があります。

LAGURANGE L-2
唯一主人公の後ろ姿が見える場面
このシーンには重大なヒントが・・・。
LAGURANGE L-2
おお、これぞトーラス型!

そのままは無理でしょうけど。カプコンさん・コナミさん・小島カントク!趣向を変えフルポリゴンアクション&ホラーで、リメイクしたら面白いと思うんですけど、いかがでしょう?

マジで。


PS.このゲームにはD-sideという続編があり、このゲームのエンディング直後から始まる内容となっています。そちらも傑作ですので機会があれば紹介したいです。

D-side
こちらも、皮肉が効いたラストがたまりません。
D-side
メイちゃんも少し美人に。
実は宇宙船も操縦する、デキる娘。



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