OP、EDなら任せろ!
8bitPCも、メディアがFD中心となると、徐々にオープニングや、エンディングの演出等に力を入れるメーカーが現れて来た。その中でも異彩を放っていたのが、「日本テレネット」という会社の開発チームであった、「ウルフチーム」である。
後に独立し、同名の会社を設立する事になる彼のチームは、オープニング・エンディング・中間デモのみのゲームと、揶揄される程、尖ったゲームを制作することで有名だった。
だが、私は言いたい。ビジュアルシーンにここまで拘った会社が他にあったかと?
そして、一度ゲームを始めれば、これまで、雑談していた友人達が黙り込み、ゲームのオープニングに集中する。
こんなに人を引きつけるゲームが他にあったかと?
海外のゲームなんかはOPもEDも無いゲームが多い中、これでもか!と、熱い想いをぶつけられ、恥ずかしげも無く、EDで自分たちの名前を晒していく。
いつしか、我らは彼らのゲーム無しでは生きれない、「ウルフ・ジャンキー」となり果てていた。
目を閉じれば心に響くあの、企業ロゴの「鐘の音」。
ウルフチームが日本のゲームに果たした役割、影響は大きい!
ファイナルゾーン ーウルフー
「ウルフ」の名を世に知らしめたゲーム。他機種ユーザーも驚愕の、FM音源!
X1版は素晴らしい!
バットエンド1の音楽も素晴らしく、いつしか、OP→ゲームスタート→(適当プレイで)敗北→バットED1→OPというループに陥っている自分に気づく。
夢幻戦士ヴァリス
テレネット時代の作品第2弾!こちらもサウンドが素晴らしい!
セーラー服姿で敵と戦う主人公「優子」が操作していて、ちょっと背徳的でした。
YAKSA -ヤシャ-
ウルフチーム独立第1回作品!
でも、X1版はアークスに付属していたデモだけ。
でも、良いのだ!88ユーザー曰くゲームはアレらしいんで・・・。
くーっ!とにかく、カッコイイ!何故、アドベンチャーゲームにしなかった?
こちらは、X1版の「アークス」。ちゃんと400ライン対応で見やすいです。
ゲームは・・・、ウルフにしては普通かな?
アークスⅡ
前作の「ピクト」君が主人公。
子供だった彼も、こんなに立派になりました。
プロの作画&アナログパレット使用のOPが、素晴らしい!
因みに、SoundBordⅡ搭載のマシンであれば、オープニングで音が豪華になり、ADPCMで喋ったりします。
何を言ってるのか分かんないケド・・・。
FZ戦記 アクシス
この後「狼」の残党たちは、バンダイナムコに吸収されてしまい「テイルズ」シリーズのチームの一員となったらしい。
でも、いつかまたどこかで「反骨」の芽を出してくれる事を祈っている。
「我々は犬の皮を被った人間じゃ無い、人の皮を被った狼なのさ」
映画「人狼」より
お・ま・け
日本テレネットは、音楽に自信があったのか、ゲームには必ずといっていいほど、MUSICモードが搭載されておりました。これは「ウルフ」制作のものにも搭載されており、現在に至ってもその素晴らしい音楽を堪能させてくれます。
コマンドは簡単。どちらも「F5」キーを押すだけです。
※X1版での話です。他機種版は違うかも知れません。
夢幻戦士ヴァリス
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