アニメとゲームのビミョーなカンケー
去る2025年の12月1日、法人格の消滅により、ある会社が日本より消滅した。
かつて、「王立宇宙軍」「トップをねらえ!」「新世紀エヴァンゲリオン」そして、「ふしぎの海のナディア」等の制作で名を馳せた会社。
「ガイナックス」である。
かつて、
「デゼニランド」や「サラダの国のトマト姫」に代表される絵本の挿絵のようなグラフィック。
PCのADVといえば、それが当然であり、普通だと思っていた。
PC-88やFM-7なんかで、こんなグラフィックが描けるんだ・・・と、多くのユーザーに認識させたSF・ADVのパイオニア「ザース」。
そして、X1を含む多くの機種に移植され、ヒットを飛ばした「ウイングマン」(絵師はザースと同じ方だそうです)。
そうなってくると、絵を動かしてアニメさせる会社まで現れた。
どこであろう、のちに「ENIX」と合併する「スクウェア」であり、FFシリーズの「坂口博信」氏プロデュースの「Will The Death Trap Ⅱ」です。(まあ、アニメーションと言っても目をパチパチさせたり、キャラの一部が動いたり、機械が点滅したりといった感じで、まだアニメしてるとは言い難い・・・かも?)
また、ENIXも負けてはおらず、遅れる事約4か月。
同人サークル作品のPC-98専用ADV「セイバー」を発売します。
さて、80年代中頃になるとFDが徐々に普及し始め、容量にも余裕が・・・。
そこで戦闘シーンを全編アニメーション化、その原画を「日本サンライズ」が担当した「クルーズチェイサー・ブラスティ」(スクウェア)が誕生しました。

また、同様に、スクウェアでは「いのまたむつみ」さんをキャラクターデザインにした「アルファ」というSF-ADVも発売しています。
また、ENIXも負けじとプロのアニメーターに原画を依頼するという手法でヒットを飛ばしていました。
上は「ダーティーペア」・「巨神ゴーグ」等の作画で名を上げた「土器手司」氏による「Angelus」。
下は現在も「MFゴースト」・「ダンダダン」等のキャラデザでお名前を拝見する「恩田尚之」氏。
ゲームは「ミスティーブルー」。
これだけアニメと親和性が高いと思われるゲームの世界ですが、イマイチ何処のスタジオもゲームブランドを自ら立ち上げたりするものは居なかった。
・・・やはり、ゲームとアニメは似て非なる存在なのか?
そんな中、突然パソコンソフトの販売を始めたアニメ制作会社があった。それが、冒頭でお話しさせて頂いた会社、「ガイナックス」であります。
巧妙にブラックジョークを交えたその作風と、作画のプロによる、どこの会社でも見ることのできない画像の美しさ。
特に「サイレントメビウス・ケースタイタニック」など、当時アニメ化されていないコンテンツを、まるでアニメを作るがごとく制作!
何故かアニメ化に恵まれない、コンテンツに光をあててくれた。

そして、「ナディア」であります。(やっとかい!?)
ガイナックスに於ける、「サイレント・メビウス」に続く「大作AVG第2弾」の看板に恥じない、良い出来であると僕は思います。
ゲーム自体もFD9枚組というX68000ではかなり多い部類になります。FDにての起動も可能ですが、前作とは違いHDDにフルインストール可能です。しかもPC-98版とは違いキーディスクも必要無いというサービスっぷり。
ゲームの内容については、多少強引かとは思いますが、クルーの大半を病気にしてしまって、ジャンに「艦長代行」を、させたのは大正解だと思います。
「ネモ船長」や「エーコー」さんといった個性的なメンバーではなく「ジャン」というプレイヤーに一番近いキャラクターを使う事によって、疎外感を無くし、ゲームにより没入出来る様になったと感じました。
あと、グラフィックが素晴らしい。
どの絵も手を抜いていない。100点ですね。

特に、グッと来るラスト付近の作画は、鬼気迫るものすら感じますねぇ。
こうして評価してみると、手放しに褒めているだけに見えちゃいますが、あと一歩の所もあります。
コマンドが4種類なのは良いのですが、状況説明の文書が多いです。
肝心のドラマチックなシーンで、見る→○○「○○さんは、考えを巡らしているようだ。」見る→○○「その目が一瞬光ったような気がした。」見る→○○「○○さんは気持ちが決まったようだ。」
話す→○○:「ジャン君~」
上記の様な展開が、スピーディーな決断を求められるシーンに限って多いような気がするのは、私だけではないと思います。
あと、折角艦長になったので、もう少しTVでは言わないような艦内施設の些末な設定等あったら、逆に聞きたかったですね~。
そこまで出来ていたら完璧なADVとなっていたと思います。









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