2025年10月19日日曜日

スポーツ(ゲーム)の秋

コナミ・ハイパーシリーズ(※)



ネットを見てみると、「ハイパー (Hyper)」とは、「上」「超越」「極超」を現わす言葉だそうである。

野球・サッカー・テニス・ゴルフ・スキー(スノボ)等、「スポーツ」を題材にしたゲームは世に多く存在している。そしてそれらは、普遍的な人気を今も誇っている。

だが、かつて、本当にスポーツしたが如く疲れを感じさせ、また、それでも尚、更なる記録の高みへとプレイヤー達にしのぎを削らせたゲームがあったのをご存じだろうか?

コナミの「ハイパー」シリーズ(※)だっ!

※便宜上勝手にそう呼んでいます。「ハイパーラリー」というゲームも存在するので、シリーズとかじゃなく、コナミの制作陣が好きな言葉だっただけかも。

ハイパーオリンピック1・2(MSX版)

当時、メガロムが未だ無かったため、1つのアーケードゲームを2本に分けて発売。
(ファミコン(以降FC)版は1本)
完成度は非常に高く、動作は比較的なめらかです。
まだFCブーム以前ということ、移植も本格的なものはMSX版が初だったということもあり、非常に良く売れたとのこと。
言われてみれば、黎明期のMSX誌のランキングを上位独占していた様な気が・・・。


2ボタンしか使わない、異色のゲームデザイン!(※正確には→とAボタン)
1には「100m走」・「走幅跳び」・「ハンマー投げ」・「400m走」が収録。
2には「110mハードル」・「やり投げ」・「走高跳び」・「1500m走」が収録されている。


我が家には、自分が買ってないのに、知らない内に誰かがRomを置いていっていた。

松下のMSX「CF-2000」を買った際に、専用ジョイスティックを買ったのですが、このゲームが決定打になりボロボロに・・・。
でも、専用コントローラ「ハイパーショット」(同時発売)が、何故か数日後にはMSXに装着されていましたね。

ハイパースポーツ1(MSX版)


「ハイパースポーツ1」は、アーケード版「ハイパーオリンピック84」と、ほぼ同時期の発売。
「高飛び込み」・「跳馬」(アーケード版より?)・「トランポリン」・「鉄棒」の計4種目を収録。
演技の後の、審判の判定がかなり辛口。

ハイパースポーツ2(MSX版)


こちらの発売は1より約3か月後くらいだったと思います。
今回の競技は、「クレー射撃」・「アーチェリー」・「ウエイトリフティング」と、全てアーケード版よりのチョイス。
競技は3種目と少なめでしたが、後述の「X1版」と併せ、我が家ではよく遊ばれていましたね。
特にクレー射撃が好きでした。



ハイパースポーツ3(MSX版)



「ハイパースポーツ2」の約一年後に、まさかの発売。
アーケード版(ハイパーオリンピック84)より「三段跳び」・「棒高跳び」を収録、そして、MSX版オリジナルの競技として「ロードレース」・「カーリング」の計4種目を収録している。



特に「カーリング」は初めてこのゲームでその存在を知りました。

ハイパーオリンピック84 1・2(X1・テープ版)

何と、アーケード版稼働から約半年、まさかのX1へ移植!

制作は北海道の雄「dbソフト」(デービーソフト)!

後に発売された「PC-8001mk-2SR版」(PC-88ではない)についての移植度は資料が少ないので何とも言い難いですが、X1版は非常に完成度が高い移植となっています。

スプライトが無い機種なので、動作については、結構ガクガクするのかなぁ・・・と、思いきや!!
ゲーム自体は、スクロールもキャラも滑らかで、逆にこちらがビックリ!


FD版だったら、2ドライブを利用して、1と2一気に遊べるようですが、自分はテープしか所有していないので・・・。


ネームエントリー画面。


水泳。
泳ぎ切ったと、思いきや・・・。
折り返しがあったのね。


「クレー射撃」
これは面白いですね~。
当時から大好きでした。
パーフェクトで、隠れキャラのターゲットが出て来たような。

「跳馬」
当初、私は何をやれば良い点に繋がるのかさっぱりわかりませんでしたよ!
こちらも隠れキャラが出ましたね。


「アーチェリー」
連打が無いのでチョッとラクですねー。


全競技で、規準をクリアすると表彰式が!!


X1版の「1」は例の「白銀のPC・X1D」を所有する「Y君」から貸してもらっていたのですが、どうしても続きがやりたくなって、買っちゃいました!
「2」(テープ版(涙))!


「三段跳び」
地味に結構難しい・・・。
タイミング良くやると、物凄く跳躍できます。


「ウエイトリフティング」
このあたりで体力が・・・。

・・
・・・

「・・・えー、体力の限界!」(千代の富士)
誠に申し訳ございません。
やはり「パーキンソン病」に冒された我が身体では、連打は無理でした。
まあ、自分の身体については、医学の進歩に任せるとして。

総評


・・・と、いきましょうか。
現在ではSwitch等で、なかなかのフィットネスが楽しめます。
更にVR等を利用して、リアルなスポーツ体験も出来るようになってきました。

しかし、パソコン黎明期に感じたあの熱さ、2ボタンのみで誰でも競技に参加できるシンプルなゲームデザイン。

皆、翌日の授業に影響が出るくらい遊んでしまってましたね。
特にX1版の完成度は素晴らしく、再現の為現在プレイしても思わず数時間プレイしてしまいました。

お・ま・け

映画ファンの方には耳にタコかも知れませんが、このゲームのオープニング曲は、映画「炎のランナー」のテーマソングよりのアレンジとなってます。
オリジナルは「ヴァンゲリス」さんの作曲。
「ヴァンゲリス」さんといえば、私の大好きな映画「ブレードランナー」の音楽を担当された方になります。
また、ワールドカップの公式テーマソング等も担当されていましたね。

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