2024年12月29日日曜日

YsⅠ・Ⅱ(X1・X1turbo版) ③

「失なわれし古代王国」を求めて③

(年跨ぎ企画)


からの続きです。

さて、フィーナを神殿から救助し、もう少しイチャイチャしたいとこですが、今ひとつリアクションが薄いので、再度、神殿の奥に潜って行きます。
おっと、その前に、街の取引所で「Wing」を購入しておきましょう。
最奥からの帰還は結構リスキーです。


どうしても、プレイアビリティーが良いゲームは、セーブが疎かになりがちです。
かく言う私も、サクサク進んでゆくのでついつい引き込まれていって、最初のボスからやり直しってぇのを、令和になった現在でもやっちゃいました。
しかも2回も!(血の涙)

さて、自身の進歩の無さを嘆いても仕方ありません。

こ、この場所は!
このアイテムは?

神殿の奥はかなり強力な魔物の巣でした。
また、アイテムを使用しなければ見えない入り口、鏡を使ったワープ等、複雑なギミックも満載。
そして、その奥にはダンジョンの主、巨大なムカデの様なボス「ニグティルガー」が!

初期の頃より広告に掲載されていた
「ニグティルガー」
Ysを象徴するボスキャラですね。

こちらは、辛くも撃退。

「イースの本」を取り戻し、依頼主であるサラさんの家へ行ってみると、何と、彼女は何者かに殺されたとの事。
最後の言葉は「廃坑へ・・・」だったそうで。恐らくそこにも、「本」があるのでしょう。

※ここら辺微妙なのですが、「PCエンジン」版などでは
殺されたフリをして、しばらく身を隠して
いたとされている。(実際「PCE」版「Ⅳ」では最初に
登場し、アドルをセルセタへ向かわせる)

廃坑なんて、「いかにも」な所、余り気が進みませんが、「Wing」を購入して出発です。

廃坑の中も強力な魔物で溢れかえっている状態でしたが、途中で手にいれた「指輪」(Heal Ring・Timer Ring)のお陰で、どうにか切り抜けることが出来ました。

この処理により、ちゃんと下まで行かないと
分からないトンネル等があるので注意が必要です。
それにしても、この「スポット処理」はすごい!

こちらの「廃坑」ですが、「スポット処理」によって自分の数歩先しか見えません。油断していると、敵に背後を取られてあっという間にやられてしまいます。

ボスも、小学生なら泣いて投げ出してしまいそうな強さです。
「ロダの実」というアイテムを入手したら、ここは、一旦引いて出直しましょう。

地上に2本、この「実」と同じ名前の巨木があったと思います。
そこへ行ってみて下さい。

すると・・・。


この辺りでレベルもカンストすると思いますので、全身「Silver」装備で、洞窟のボス「ヴァジュリオン」を倒しに行きます。

フェイントが非常にいやらしい「ヴァジュリオン」。
ロートルの身にはキツい!

はあはあ・・・。
大人でも涙が・・・。

はあはあ・・・た、倒した。
こ、この場所は!

でも、どうにか倒せました。勝てば官軍。参ったか!

さて、ここまでが丁度半分といったとこでしょうか?
全部ネタバレしてはルール違反なので、総評といきましょう。

盗賊の首領ゴーハン様は、ジェバ婆さんの息子!?
あの婆さん、すげー手広いね。

塔にも無論ボスが。
ひいいいいいいいいっ!

さて、X1版のYsですが、オリジナルのPC-88版と比較すると、どうしても見劣りする部分があります。
FM音源もそうですが、FDを読み込むタイミングまで調整されたものと比較すると、読み込みの際に音が途切れたりすると、どうしても興醒めする部分があることは否めません。


また、当然ながら隠しモードの未使用曲のサウンドモードなどはありません。

こいつは、小学生で無くても泣いちゃうボス。
でも、ここまで来ればあと一息!

それでも、このゲームは無印のX1、しかも1ドライブで動きます。(ⅡはTurbo専用)
Ysというゲームの裾野をここまで広げ、多くのファンを獲得するに至ったのも、多くのプラットフォームに対応したこの「Ⅰ」ありきではと思います。

このゲームのヒットを受け、多くのゲームが軌道修正を行い、最後まで遊んでもらうような作りへと変っていった様な気がします。

アドルの友人となる「ドギ」の
初登場シーン。
この後、「壁壊しのドギ」という、通り名を付けられ
必ず、壁を壊して登場しなければならないという
十字架を背負うことに・・・。


1本道のゲームのどこが面白い?と、言う人も居ます。

逆を言えば面白いからこそ、現在まで生き残って居るのではないでしょうか?

ラスボス「ダルク・ファクト」戦。
ヒットさせた場所の地面に穴が!
こうなってしまっては・・・。



本年の投稿は恐らくこちらで最後となります
(と、言いつつ、私はⅡの記事を書くため今からプレイしていくのですが・・・)

色々あった1年でした。

完走出来た理由の1つがこのブログでした。

稚拙で、ブレブレの内容でいつも申し訳ありませんが、そんなブログにも関わらず見に来ていただいている皆様。

どうもありがとうございます。

来る年が、皆様にとって素晴らしい年でありますように!

アストロノーツ


2024年12月27日金曜日

YsⅠ・Ⅱ(X1・X1turbo版) ②

 「失なわれし古代王国」を求めて②

(年跨ぎ企画)



の続きです。

ゲームはエステリアという土地を覆う「嵐の結界」を越え、ホワイトホーンの浜辺に漂着した「アドル・クリスティン」が紆余曲折あって、城塞都市である、「ミネアの街」に入った所から始まります。

※マニュアルより。


この辺りは、マニュアル付属の小説にて書かれているのみなのですが、以前Windows用にリメイクされた際に、浜辺に漂着した所から開始されるようにアレンジされ、以後「YsⅠ・Ⅱクロニクルズ」等も同内容となっています。

ちょっと脱線しますがYsシリーズって、上記の画面から始まるものが多いような気がします。では、実際はどうなのでしょうか?(各シリーズ、ファルコム制作の最新ものに準拠)

・Ys   漂着
・YsⅡ  気絶(空を飛んだため?)
・YsⅢ  普通に到着
・YsⅣ  記憶喪失(セルセタの樹海)
・YsV  普通に到着
・YsⅥ  漂着
・YsⅦ  普通に到着
・YsⅧ  漂着
・YsⅨ  投獄(普通に到着後、検問にて)
YsⅩ  海賊に襲われ、乗っていた船が拿捕される。

意外と、「漂着」で始まるのは3回くらいだったんですね。・・・まあ、「普通に到着」も、3回なんですけど。(汗)
アドル君は、元来トラブルを呼び込む体質らしく、彼と同じ船とかには乗りたくないですね。

さて、いきなり街から始まるものだから、観光気分で安い武器とかを買いたいところですが、ちょっとお待ちを。
せっかく、稀代の冒険家、「アドル」に、なりかわっているのです。
少し、冒険してみましょう。

以下の手順でお金と、1レベル分の経験値が、敵を倒すこと無く手に入ります。

そのまま街を出ます。敵とは戦わず、かわしてゆき
ます。特に橋を渡った後の犬に注意!
橋より、斜め下に進みます。

池があるので図の場所へ行ってみて下さい。
「金の台座」が見つかります。
これは、前作「太陽の神殿」のオマージュですね。

「金の台座」は、売る以外に意味の無いアイテム
なので取引所で売ります。
そして、そのお金で「サファイアの指輪」を
購入します。


その足で酒場に向かい、片目の男に話しかけます。
ちゃっかり500円(?)儲かって、経験値も
上がっていることに注目!

お陰で、武器に1クラス上のものが選べました。
アクションの苦手な方は、防具を選ぶと良いでしょう。
早速、装備です。

街の左下にある占い師「サラ」さんの依頼を受けると
いよいよ冒険の始まります。
この時点で、レベルアップです。

いかがでしょう?ここで、特筆すべきは、「善行」もしくは、相手の依頼をこなす事によって、高い経験値を得ていると言うことです。こちらはⅡに於いても同様でYsの特徴の一つとなっています。


さて、サラが言っていた叔母さんの家を「神殿」の麓の村へ訪ねます。
ここへは、ストーリーの進行上、何度も訪れる事となります。冒険に行き詰まったり、イベントが1段落ついたら寄るようにしましょう。
え?バアさんなんかに何度も・・・って?
神殿をクリアする頃には、その考えも改まるでしょう。


神殿の中は意外にも敵が現れず、肩すかしをくらってしまいます。
が、最奥の部屋には最初のボスキャラが!


意外とキーアイテムになる「宝箱の鍵」。
守っているモンスターは1度倒すと周りをうろうろ
しだすので注意が必要です。

ボスを倒すと壁が開き、神殿の奥へ。ここからは、アイテムを使用しなければ回復もままならない世界。
そう、本当の戦いはここから始まるのです。

同じフロアでも、宝箱の前に鎮座しているヤツは強力なものが多いです。
先ずは、入り口周辺で「骨のモンスター」を倒しつつ、堅実に何レベルか上げましょう。
プレイ感覚が軽いので、ついつい忘れがちですが、「セーブ」も忘れずに。
ある程度お金に余裕が出来たら、街へ戻って装備を整える事も忘れずに。
特に自信の無い人は、「Wing」(一瞬で街へ戻る)と「Heal-Portion」(体力全快)を買っても良いでしょう。


Ys X1版


神殿には牢獄もあり、鍵があれば開ける事が出来ます。
中に居るのはモンスターだったりしますが、最奥の牢にはちゃんねーがっ!(爆)
こちらが、後にⅡにて「リリア」と人気を2分する「フィーナ」さんです。 
リメイク版では、様々な表情を見せて頂けるのですが、初代は意外とリアクションが薄いのですね。記憶が無いせいでしょうか?

おっと、気付けばもうこんなに長文に。
に続きます。

2024年12月25日水曜日

YsⅠ・Ⅱ(X1・X1turbo版)

 「失なわれし古代王国」を求めて
(年跨ぎ企画)



君は「アドル・クリスティン」を知っているか?
稀代の冒険家にして、剣術家。時には魔法まで使いこなしたという。
彼は、普通の農家に生を受けるも、好奇心旺盛で、16歳で村を訪れた旅人に感化され、冒険を始めて以来、63歳でその生涯を終える(最近の研究では、亡くなったのではなく、最後の冒険に失敗し、以後「行方不明になった」とされている。)まで、実に大小百を超える冒険をこなして来たとされている。
そして、彼が冒険の際に書き残したとされているのが「アドル・クリスティンの冒険日誌」である。

その中の一冊。「失われし古代王国」こそ、彼の最初の冒険の物語。
「イース」を巡る大冒険の始まりである。

X1版のマニュアルより。
Ys・YsⅡのパッケージは本の様な装丁
になっており、中のマニュアルもハード
カバーの本のようになっていた。
半分ほどは小説となっており、アドルが
旅に出てエステリアに漂着し、
町へ入るまでが説明されている。
初期のアドルは、フツーの
男の子感が強い。

「イース」発売前のファルコムのゲームは、いや、世間のゲーム一般に於いて複雑化・高難度化が進み、とてもじゃ無いが攻略記事無しには、いや、例えあってもクリアが困難とか、謎が、謎ではなく、殆ど「こじつけ」だとか、兎に角トライ&エラーすら出来ないようなゲームが多く出るようになっていた。

より意地悪さが増した「ザナドウ・シナリオⅡ」
逆さつららなど時には即死に至るトラップ。
ボスキャラを使った強制セーブなど。
ただ、ショップ間の交易が出来るため、Ⅰより
ヌルくなったとも言われる。


前作と違い、アイコンによるコマンド選択を採用。
プレアビリティの向上とウラハラに、マヤ文明を
超文明と設定。それにより科学で証明出来ないような
謎解きを要求される。
また、順番にクリアしないとハマるのだが、
どこでハマったのか明らかにされない。

これはもう謎ではなく「こじつけ」。意地になってクリア
したが、このタイトル画面から誰がこんな極悪な内容
だと想像し得ただろう?X1版はFM音源対応なのに
有名なオープニングテーマは収録されず。(涙

それは、当時、隆盛を極めたファミコン等に於いても同様で、殆ど隠れキャラや隠しコマンドに近いアイテムをノーヒントで探り当てるゲームがもて囃された時代だった。


そんな中、突然「優しさの時代」と、キャッチコピーで謳って登場したのがこの、Ys(イース:以下Ysと表記)である。


コンセプトは、誰でもとっつきやすく、ちゃんとゲームクリアまでプレイヤーが誘導され、感動を得られる。
少し雑な表現だが、こういう感じに受け止められた。

まあ、件の「Ys・Ⅰ」であるが、最初の作品であった為か、丁度中間点でレベルがカンストするデザインとなっており、中盤以降のボスキャラ戦が結構キビしかったり。

ゲーム中盤のボス「ヴァジュリオン」
この状態になってもなかなか勝てない。

後半はずーっと「塔」の中を登ったり降りたりの謎解きとなり、ちょいと辟易としてしまったり。

ゲーム中盤以降は、こちらの「ダームの塔」
攻略がメインとなる。
内部は結構複雑。

「Ⅱ」が直ぐ後に控えていたためか、伏線みたいな設定ばかりで正直感動というには・・・だったり。
あと、何故かX1版には当時発売されていたFM音源が(その前の「ロマンシア」では対応していたのに)対応しておらず、一部の曲がPSG専用曲となっていたり。

・・・おっと、最後のは単なる愚痴ですね。(前述のパソコンサンデーの収録の際、小倉さんがFM音源と勘違いしたという逸話が残るほど、歯切れの良い音楽です。)(注1)

さて、こちらのYsですが「Ⅱ」にて最初のブレイクを果たし、一度は下火になるものの、コンシュマー機に活路を見いだしⅦ(ロゴはSeven)・Ⅳ(セルセタの樹海)・Ⅷ・Ⅸ・Ⅹと、現在は、新たな世代も巻き込んで「神ゲー」と賞される事も多くなり、古参のファンとしては嬉しい限りです

W主人公・拠点システム・マルチエンディング等
野心的な改革が見事に結実したⅧ。
古参のファンにこそ遊んで欲しい
「神ゲー」です。

さて、今回は、「年跨ぎ企画」と題し、私の原点でありますX1版「Ys」から、Turbo版「YsⅡ」まで、ぶっ続けで、当時の小ネタを交えながらプレイしていきたいと思います。

それでは、に続きます。

お楽しみに~!!

注1:山下章氏談。

2024年12月22日日曜日

メリークリスマス!

 トンネルdeスナッチャー


全国、もとい世界の皆さん、メリークリスマス!
今年も良い子にしておったかのぉ?

「スナッチャー」の情報屋「ナポレオン・サンタ」だよー!

・・・うん、うん、そうかそうか。

そして、お疲れ気味の「元・勇者」の皆さん。
あと一踏ん張り頑張りましょう。

さて、以前このブログにて予告しておりました、コラボ企画
スレ主の友人「一歩先を行く男」改め「有言実行」の男Ryo君より、少し早いクリスマスプレゼントじゃ。

題して「トンネルdeスナッチャー」。
曲はPCエンジン版スナッチャーのオープニング「On Nightie Of Neo Kobe City」このサイトをご覧の方のみの先行公開です。

どうぞ!


如何じゃっただろうか?
この日は2本撮とういことで、スレ主も同行したそうじゃが、トンネルを抜ける風が強く、とても寒い中の撮影となったそうじゃ。

因みにもう一本がこちら(公開済み)。



日清「カップヌードル」のCMソングで有名な「そして僕は途方に暮れる」じゃ。
こちらも、心に染みる良い曲じゃの。
Ryo君自身、最近色々あって、「お一人様」生活を満喫中とのことじゃ。



これからは、「ゲーム・アニメ」方面にも力を入れていくそうなので、トンネルの残響音以上に彼の生き様に心を打たれた方は、高評価・チャンネル登録・そしてコメント・リクエストもよろしくとの事じゃ。

では、また!


もういくつ寝ると~2042年~♪

2024年12月10日火曜日

大航海時代(X68000版)

世界の海は俺の海 


高校時代の教科書が初めて役に立った瞬間であろうか?

このゲームを入手した家で必ず目にするのは地理の教科の際、お世話になった世界地図。

完全一致とは流石にいかないが、船の航路、そして、港がありそうな位置(当初は見えない)等を発見するのに有効なのは攻略本(注1)でもマニュアルでもなく、世界地図なのであった。

例えば、「バレンシア」で、あなた(提督)を探している人が居ると、酒場の噂で耳にする。



依頼を受けに行きたいのだが、先ずそこがどこだか分からない。(緯度経度は教えてくれるが・・・ピンと来ない)

地中海にある港と分かる人は何とかなるかも知れないが、このゲーム、船を動かすのも相当なコスト及びリスクが伴う。同じヨーロッパの海でも北海と地中海側では、難易度に天と地ほどの差がある。

とりあえず船一艘から始まるこのゲーム。最初の内こそなかなか失敗できないのだ。

そんな時にふと思い出されるのが前述の「世界地図」。

おお、「バレンシア」って、スペインの地中海側にあるのか!じゃあ、意外と近いじゃん!とりあえず行ってみよう!



はいはい。貴方が私をお捜しの人?ほう?「陶磁器」をお求めになりたいと?

お任せ下さい!確か「陶磁器」って、以前よく分からずに寄ってしまった「ロンドン」に売ってたよなぁ。おっ!ここの港ってワインが高い!次に来るときには、「リスボン」で買って持って行こうか?・・・などと、交易の楽しさを覚え始めたら、貴方は立派な「冒険商人」の仲間入りである。



主人公は没落した貴族の末裔。

どうやら曾祖父の辺りは大艦隊を率いてブイブイイワせてたらしいが、かの「航海王」エンリケ王子よりの大事なミッション(注2)の最、運悪く暴風雨に巻き込まれ、艦隊の大半を失い、さらに機に乗じた政敵の奸計を喰らって、没落してしまったらしい。


「ヴァスコ・ダ・ガマ」喜望峰を越え、インド航路を
発見した、ポルトガルの英雄である。


一念発起して交易に出発した父も再度の嵐で、多くの乗員、物資と共に海の藻屑となった。



父の最後を、辛くも生き残った乗員より聞いた主人公は、父の意志を継ぎ、一族再興を目指す・・・と、言う男だったら燃えずに居られないストーリー。


ここらあたり、コーエーらしい「浪花節」であります。

ゲームは「リコエイション」なる新ジャンルのゲームのようなタイトルを冠していますが、要は時代背景が、現実を舞台にしたRPGの様なものでしょう。

因みにプロデューサーも「エイジ・フクザワ」さんとなっておりますが、「コウ・シブサワ」さんの別のペンネームみたいなものだそうで。

おっと、閑話休題。


間違えてケンカを売った悪い例。
相手は良く確認しよう。

ゲームの主人公は1人だけですが、内容は自由度が高く、他国の国力を削ぐ為に行う海賊行為(「私掠」(しりゃく)と云うらしい)を、行ってもいいし。



最期まで商人を貫いて、各港へ投資し、名声を上げていっても良いのだ。

酒場では簡単なギャンブルも出来る。
ご利用は計画的に。

ただ、間違えて自国の船に手を出すのは、止めよう。

ゲームの目的は家督の回復なので、お尋ね者になってしまったら元も子も無い。

城に出入りが出来るようになれば、お姫様にも会っておこう。

王様の出すクエストは、なかなか厳しい(宝探しなど)ものもあるが、成功の喜びには代え難いものがある。

主人公は、家を再興し、お姫様のハートも掴む事が出来るのか?



それは、世界地図だけが知っている・・・。



PS.こちらのゲームですが、当初PC-88版でプレイしていたのですが、X68000版の発売と同時にそちらも購入。以後、X68000版でクリアしました。

今回は久々のプレイですが、程よい難易度でついつい遊んでしまいます。

ここいらへんのさじ加減がまさに絶妙でした。

またX68000版は喋ります。

酒場のおねーさんの「あーら、いらっしゃい」の声に癒やされますなー。



また、珍しくサウンドモードもあり、ゲーム中の音楽やボイスを聞くことが可能です。



尚、次回作の「大航海時代Ⅱ」では6人主人公、マルチシナリオとなり、ゲームとして更に完成度を高めましたが、その内の一人は現在の主人公と御姫様の子供となっております。機会があればそちらも語りたいですね。


注1:光栄は攻略本も自社で作っている。意外と「武将File」などは、下手な歴史書より濃くて面白い。私は「大航海時代」の攻略本はクリア後に購入。読み物としても面白かった記憶が・・・。

注2:航海王と言われたエンリケ王子が目指していたのは、伝説のキリスト教の国「プレスタージョンの国」。(実際には存在しない)

そことコンタクトを取り、異教徒を挟撃するのが目的であったと云われる。

目的はさておきそれが「新航路」・「新大陸」発見の原動力となる。