みんな持ってた、ゼビウス&ゼビウススティック
細野晴臣氏のサントラで有名になったシーン。 |
この頃、X1ユーザーと言えば、必ず所有したのが、いわずもがな「ゼビウス」である。
X1版は、ファミコン版が発売される前までは、家庭で唯一遊べる(注1)「ゼビウス」として、名を馳せていた。
無論、私も、X1と同時に購入したのがこれである。
更に言ってしまえば、恐らくX1ユーザー所有率No.1のコントロールデバイス、「ゼビウススティック」同梱版を購入していた。(何気にコントローラーとボタンが逆なんですよね。当時は平気で使っていましたけど・・・。)
当時、どのX1ユーザーの家にも この箱がありました。 |
ゲーム自体は、流石に最初の移植ということで、結構アラがあります。
後の移植では、オンメモリになってゆくのですが、こちらは途中でロードがあります。
爆発や、キャラクターが重なった際の重ね合わせ処理も不十分で、並んだ地上物が二つ同時に爆発した時には、片方のキャラが四角くヌケて表示されてしまいます。
バキュラです。スペシャルフラッグも再現。 |
特にボスキャラであるアンドアジェネシスの登場の際にはそれが顕著で、キャラクター上に登場するザカートや弾のせいで、四角くヌケて、とてもまともに見ていられません。
ここいらへんは、思い入れの強い箇所なので、もう少しどうにかならなかったのかな?と、思ってしまいます。
憧れのアンドアジェネシスにご対面。 FC版と違い、浮遊します。 |
・・・と、好き勝手言っておりますが、初の家庭向け移植です。
しかもアーケード版登場の翌年というスピード。
更に、最新ハードを、必ずしもゲームに向いていない8ビットパソコンに移植するというのは並々ならぬご苦労があったと思います。
自分自身シューティングは(大好きだけど)あまり得意ではないので、エリアは1桁以上進む事は出来ませんでしたが、毎日毎日、飽きもせずプレイしていましたね。
地上絵もちゃんと再現されています。 |
ファミコン版には無い地上絵や、隠しメッセージがあったりして、電波新聞社のこだわりも強く感じさせてくれます。
とにかく、プレイした最初は、「ようやく自分も、この境地に至る事が出来た・・・。」と、一人悦に入ってました。
先のステージへ進んでゲームオーバーになった時、いきなりカセットテープが巻き戻しをし始めた時(X1は、カセットテープをPC上でコントロール出来る)には、X1が壊れたのかと思い焦りましたけどね。
今となっては良い思い出です。
お・ま・け
最近ネットの記事等で、X1版はテンキー使用の場合、「5」キーを押さないと止まらない・・・と、いった記事を目にします。
それ、「FM-7」版の間違いですから!
因みに、付属のジョイスティックを使用すれば、FM-7でも修正されるそうです。
注1:厳密には、PC-6001版が最初の移植版であるが、マップ・ゲーム内容が、大きく異なる為、X1版が最初であるとする。
ちなみに、PC-6001版のタイトルには、ナムコの遠藤氏の提案で「Tiny」(小さい・プチ)という言葉が追加され「タイニー・ゼビウス」というタイトルで発売。こののち「Tiny」という言葉は、PC-6001ユーザーの自虐ネタとして使われ続ける事となる。
X1版発売後、マップ・パターン等を本物に近づけたmkⅡバージョンが発売となったが「Tiny」は取れなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿