あの素晴らしい音をもう一度!
現在でも美しい音は健在。 思わず聞き入ってしまいます。 |
パソコンもPC-98やX68kなどの16ビット機が主流になってくると、グラフィックの向上とともに、サウンド面もMIDIという外部モジュールに対応するものが多くなって来ました。
かくいう私も、友人から貸してもらったMT-32を皮切りに、SC-55mkⅡ、SC-88STProと、(作曲の趣味も無いのに)1クラス上のゲーム環境を手に入れるためだけにモジュールを購入するという、硬派なDTMファンの方から怒られそうな事をしておりました。
そんな我が家のMIDIですが、Windowsパソコンの普及と共にゲームの音源として使用される事は無くなっていき、ハイパースレッディングCPUの登場の際にRS-MIDIケーブルのドライバー、Windows10になった際にはUSBのMIDIインターフェイスのドライバーがリリースされなくなり、壊れてもいないのに使用できないという状態が続いておりました。
そんななか、ふと目にしたサイトに興味を引く記事が掲載されていた。
「loopMIDI」と「Hairless MIDI Bridge」というソフトを使ってRS-MIDIを使用するというものだ。
これが上手くいくのなら、新しい機器を導入することなく、押し入れで眠るケーブル1本で我が家のMIDI環境を復活出来る。
半信半疑でソフトを導入してみた。
まずPCのComポート(懐かしい・・・)と、MIDIをRS-MIDIケーブルで接続。おっと、背面のスイッチをPC-2に切り替えるのもお忘れ無く。
仮想MIDIケーブルソフト「loopMIDI」を導入。
MIDIポートを作成します。
続いて、「Hairless MIDI Bridge」を導入。
シリアルポートにMIDIを接続したComポートを、MIDIInに「loopMIDI」で作成したMIDIポートを指定します。
そして、左上のBridge Onにチェックを入れると・・・。
それぞれを指定してゆきます。 |
・・・う~ん。
エラー吐きまくりなんスけど・・・。(汗)
試しにデータを流してみても、やはり音は流れない。
もう一度接続を確認してみたが、別に問題は無いようだし・・・。
悩んだあげく、ネットに答えを求め検索を行っていると、英語でよく解らないが、Comポートのボーレートを38400に的な事を書いてあるページを発見。
ダメ元で設定してみると・・・。
「Hairless MIDI Bridge」を設定し・・・。 |
デバイスマネージャーから、Comポートも設定。 |
おや、エラーが消えた。
試しにX68kエミュレーター「XM6TypeG」を起動。
設定画面にてMIDIの出力を「loopMIDI」で作成したMIDIポートに指定します。
非常に完成度の高いエミュレーターです。 |
試しに、コナミの傑作「悪魔城ドラキュラ」を起動してみます。
X68k版悪魔城ドラキュラ。傑作です! |
出し抜けに、ローディングのBGMがMIDIから!
もう、聞くことは無いと思っていたので感動もひとしおです。
FM音源も頑張っていますが、やはりMIDIはいい。
久々に長時間プレイ。気がつけば、狼女も倒していました。
※メーカー純正ソフトではないので、導入は自己責任でお願いします。
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