2025年9月15日月曜日

Nintendo Switch 2

フツーに買えました。



Nintendoの抽選は条件が合わず「対象外」とハネられ(注1)、ゲーム専門店の抽選にハズレまくり、こりゃあしばらく我が家で姿を見ることは無いなぁ~と半ば諦めていたゲーム機、「Switch2」。

未だ抽選は当たらないし、「A○azon」に到っては、周辺機器すらフツーに買えないという始末。

そんな中、SNSなんかを中心に、家電量販店に普通に売っていた的な話を最近耳にする。

んなアホな・・・と、思いつつ、土曜日の朝、近所の量販店に行ってみる。

OPEN5分前、ちょっと早く行き過ぎたか?

見渡しても誰も並んでないし、おじいちゃんとおばあちゃんが車の中で待っているだけである。

それか、発売日が違うとか?

私も噂だけだったので、「いつ入荷して」、「いつ店頭に並ぶか」等という情報は入手していなかった。

暫くして、店員さんが軽く会釈をして登場。

自動ドアが開いた。

おじいさんとおばあさんは、チラシ掲載の特売コーナーへ消えていった。


僕は急に恥ずかしくなった。


何も考えていなかった。


単なる思い込みで、近所の店に寄ってみただけなのだ


がっくりと肩落として、店から出る姿を知り合いに見られたら恥ずかしいなぁ・・・。

ちらっとゲームのコーナーを見てみる。

ふふん、やはりSwitch2本体の箱はない。

このままゲームコーナーへ行かず、帰ってしまおうか・・・。

そう思い、もう一度ゲームのコーナーを見る。何か違和感が・・・。

そう、「Swiotch2は入荷未定」云々のチラシが貼ってないのだ!

うんっ?と思い、よ~く見てみると、Switch用のゲームの外箱ケースの中に2本並んで購入券が!!

冷静を装いながらも鼓動は大きくなる。

レジに持って行くと「会員の方ですか?」と聞かれた。

ここは、付き合いの長いお店。アプリまでケータイに入っている。

「会員です!」

胸を張って答える。そしてアプリを立ち上げ店員さんに。少々お待ち下さいと、奥に入った店員さんの胸には普段見かける事の無いゲーム機の箱が!!

今更ながらに、よく見るとマリオカートのセットだった。

そのあと普通に高校生くらいの若者が目を白黒させながらゲーム機(セットなし)を買って帰り、その日のSwitch2は完売となったようだ。

Proコン2を含め周辺機器を買って普通に帰宅。

いやぁー、田舎サイコー!


注1:言っちゃあ何だが、    僕は「Switch Lite」を持っているし、「Nintendo Switch Online」も開始当初から加入している。要は、嫁さんと子供2人はSwitchで遊びまくっているが、僕はPCとPS5で手一杯なのだ。難しいのかもしれないが、こういう時は、家族の実績もカウントして欲しいものである。

2025年9月14日日曜日

三國志Ⅱ X68000版(2)

 ユーザーの「要望」全部入れてみました


・・・実は、前回の記事からハマってしまい。
費やすこと、約半月!とうとう最後までプレイしちゃいました。

いやー、やはり光栄さんのゲームは面白いですねぇ~。
一度始めると最後までプレイしてしまう、「引力」とでも言うんでしょうか、ついついプレイしてしまい、気付けば時計の針は12時を回り、次の日の「学業」や「仕事」にも影響が・・・。
なーんてことはザラでしたねー。

こちら、「三國志Ⅱ」ですが、「前作(初代・三國志(turbo版))」に、皆がマンネリ感を覚えてきたときに丁度リリースされたのです。

最初に購入したのは、X1turbo版でした。

8bit版では、新君主に配下武将は付きません。残念!

こちらのゲームにおいても我が家で、遊びに来た友人達に多くの「中毒者」を出すこととなりました。

主な変更点

さて、今回の三國志Ⅱですが、前作の雰囲気は残しつつ、多くのユーザーからの意見のフィードバックに成功した作品であると思います。

例えば、三國志の華とも言える「武将」。
それを、相手より自分の陣営へと迎え入れる「登用(引抜き)」についてです。

三國志turbo版より。
知力100の孔明が言うと必ず引き抜けられます。

前作では軍師が「きっと我々のために~。」と言うまで、何度もリトライ出来たのですが、今作では、コマンドをキャンセルしても行動が終了した事になってしまいます。
また、「諸葛亮孔明」など、知力が100となっている武将の発言は嘘が無いのですが、それは単純に相手に対してだけの話で、自国の在野の武将でもない限り、「空白地」や「他国」の上を、「実行武将」が馬でパカパカと走ってゆくこととなります。


武将によっては、「なんと!そんな危険な国の上をっ・・・。」的なルートを通って行く者もいて、当然、捕まったり、阻止されたりする場合もあります。
なかなかOKが貰えなかった武将の気持ちがこちらへようやく向いたのに、他国の介入で阻止されてしまうのか、否か?
非常にやきもきして、面白いシステムですね。

上記のようなシステムに起因しているのか、今作では毎回その国の現役武将の頭数だけ、コマンドが実行出来るようになっています。(前作は1国につき毎月1回)。

これにより、凡庸な武将達にも存在意義が出て来ます。

戦闘システム

また、前作では知力が高い武将による「計略」「火計」のコンボが、極悪でした。
どんな猛将達でも、「計略」で動きを封じられ、「火計」を喰らうと1ターンで「焼死」か「退却」の憂き目に遇うからです。

三國志turbo版より、「計略」。
敵の行動力を減らせます。

おなじく、三國志turbo版より、「火計」。
超強力な技。Ⅰターン経過で全てを灰に!



今作は、防御側になると、割とコンピュータ側も火計を使って来ますが1ターンで「焼死」する事は無くなりました。

また、前作では、どちらかが死ぬ(武力に差があまりない場合であれば捕える場合もある)まで止められず、使いづらかった「突撃」も、使い易くなっています。

戦に関しては、今後のシリーズに受け継がれた「一騎打ち」システムの初出も今作からとなります。


相手もしくは、こちらの猛将よりの呼びかけに対して受けた武将同士に起こるイベントですが、相手に勝利すると敵を猛将+兵士の1ユニット、もしくは、受けない場合は敵兵士の一部が逃走してしまうという、攻め手に不利なこのゲームに於いて、勝利のために重要なファクターとなっています。

今回、レヴューを書くにあたり、選択した「新君主」という概念が導入されたのもこのⅡからです。
今回設定したキャラクターも、学生当時使用していたキャラクターを再現してみました。

総評

こうしてみると、前作をプレイしていて、違和感があった部分、ここは改善してくれれば・・・と、思った部分が、全てに於いて改善もしくはブラッシュアップされ、真に「Ⅱ」を名乗るに相応しいゲームとなっているのが良く分かります。

通常、ここまでの意見を反映させると収拾が付かなくなり、バランス崩壊してしまいそうなものだが、そこは「光栄」さんの看板タイトル。神がかったバランス調整で、素晴らしいデザインとなっております。

続き・・・。


曹操は死んだ。孫堅は逃げた。

こちらも、曹操にはなかなか手を出すことが出来ず、武将を何人か引き抜くにとどめて、これまで通り南方の空白地の開発・発展に務めていた。
正直、曹操自体は何とか出来る国力であったが、ギリギリで勝てる程度であれば、攻め手に不利なこの地においては、後に控える「袁紹」・「董卓」に一揉みに倒される事は目に見えている。

事態が動いたのはその数ヶ月後。
国境を大量の兵が越えてきたのだ。

旗印には「曹」の文字。
「曹操か・・・」
誰に焚き付けられたかは知らないが・・・。

火急の知らせに色めき立つ諸将たち。

「うむ。だが、どうせいずれは雌雄を決せねばならない相手ですぜ」
と、スサノオ。こういう時は本当に頼りになる。

彼は腹心の中より武将5名を厳選し、ギリギリの寡兵で出発する。

手始めに国境の砦を落とした「曹操軍」はいつになく浮かれていた。
滞在した近所の邑には、東方の島より踊り子の一団がやって来ているという。
彼らは「濁り酒」という、米を発酵させて作った酒を振る舞って、我らの勝利を祝ってくれた。

「ウズメ」(注1)と名乗ったリーダーの女が、我々の前で妖艶な舞を舞った。
「酒も・・・、旨い・・・。」
少し甘すぎる感はある・・・が、この程度では酔えんな。

そう思い、厠へ立とうとした曹操。
思いのほか足が上手く運ばない。                       
「酔いましたか?・・・「サケ」は飲み口が良いから・・・、意外と酔うんですよ。」
ウズメと一緒に踊っていた女が、駆け寄ってそう言った。
「ふふっ、しかし、やはり人間。」
「「オロチ」(注2)よりはチョロいか。」
「キサマ!!男かっ?」
「曹操っ!そのクビ貰ったァ!」
急速に光を失ってゆく曹操の目に最後に写ったのは、自分と同様に宴席で泥酔しながら死んでいく部下の姿だった。


「きゃるーん♥「貂蝉」でーす。」
「卑弥呼様よろしくねーっ。」

女性君主でもあるのですね。

「くっ・・・何度言えば分かる。私は「女」だ!」

「あっれー凱旋の時にお馬さんに乗っていたおじさんはぁ~?ぷ~!」
「あれは義兄の「スサノオ」だ・・・。卑弥呼はわ・た・し!」

「ふん、おバカなフリをして・・・。」
着物の袖口を探る。
「あ、何を!」

袖から出てきたのは刀身の短い刀。

「こんなもので人は殺せまい。」
「・・・自分用か?」
「・・・。」

「気に入らんのお。女を何じゃと思っておる!」
「貂蝉とやら。」
「は、はい?」
「ワシに仕えよ。」

「!・・・はい。」

「今後は「イヨ」と名乗るが良い。」


「卑」と記された旗が城を埋め尽くす。
中心の城には、私とスサノオ。
「とりあえずこの辺りは、平定しましたな。」
「で、地は尽きたのか?」
「いえ、ですが商人の話によると、大陸は更に続くそうで・・・。」

「決まりね。」
「はっ!」


「世界は広大だわ。」

※この物語は「Ⅱ」の、新君主システムを使用したフィクションです!このブログで歴史を覚えようなんて酔狂な人は居ないと思いますが、名称・年代等もちょっと捻った表記をしております。別に他意はありませんので、あしからずご容赦下さい

注:1 アメノウズメ:かつて「スサノオ」が手の付けられない乱暴者だった時。
岩戸に閉じこもってしまった「アマテラス」様を、踊りで魅了し、扉を開けさせた人。芸能の神様とも云われる。

注:2 八岐大蛇(ヤマタノオロチ):8つの頭と8つの尻尾を持つ蛇の怪物。かつて、生け贄にされる予定だった少女、クシナダヒメに代わり、スサノオが退治した。その際も酒を飲ませ、泥酔した所で倒したとされる。ちなみにクシナダヒメはノオの嫁さんとなった。

2025年8月17日日曜日

三國志Ⅱ X68000版

「 卑弥呼」揚州に上陸す!


※この物語は「Ⅱ」の、新君主システムを使用したフィクションです!このブログで歴史を覚えようなんて酔狂な人は居ないと思いますが、名称・年代等もちょっと捻った表記をしております。別に他意はありませんので、あしからずご容赦下さい。


私の名前は「卑弥呼」。
長らく戦乱の多かった、和国(倭国)を平定し、義兄の「スサノオ」の協力を得て「ヤマト政権」礎をこの日ノ本に築いた占師だ。

ある日、我が国を「徐福」なる人物が訪れたことから物語は動き出す。
聞けば、彼は西方の大陸より「皇帝」の命を受け、「不老長寿の妙薬」の原料を求め我が国へ来たという。
結局、彼が求めていたものは見つからず、失意の内に、この地を去られたのだが、彼が挨拶代わりに我が国に献上したものは、質・技術共に目を見張るものがあった。

西方の大陸。そして「皇帝」・・・。

「決めたぞ!」
私は直ちに占いを行い、出立の日を決めた。
そして従者を申し出た「スサノオ」と僅かばかりの兵を引き連れ、西方の大陸をめざすのだった。


大陸に着いた私を仰天させたのは、徐福の言った国も、皇帝も(別の皇帝は居るが、いかにも傀儡といった感じらしい)既に存在せず、大陸はまさに群雄割拠状態だったということだ。

俗に言う「乱世」である。

「いかが致しましょう?」スサノオが空々しく聞いてくる。
「ふふっ、日ノ本の後は「こちら」をとな?」
「海尽き、地果てるまでお供致します。」
殊勝なことを言う。まあ良い。国にとって停滞は毒だ。
よし、「12」番「新君主」を選択!!

我らの新しい「旅」が始まったのだ!


さて、名前はオーケー。能力はこんな感じかのぉ・・・。
誕生日は良く覚えとらんので、「桃の節句」としておこう・・・。
従者であるスサノオは本来なら「須佐之男」じゃが、1字入らんので「須佐男」とした。(注1)


我々が上陸した地は現地のもの曰く「揚州」(ようしゅう)という地らしい。
聞けば統括する太守も居らず、土地は「太平道」とかいう謎の宗教団体が指揮する「黄巾賊」によって荒らされる一方であるそうな。


そして更に問題は、そんな者どもを取り締まり、且つ正しく政を行わねばならぬ「皇帝」が、かねてからの従者(宦官というらしい)や、重臣達に骨抜きにされており、政治そのものが彼らの思うがままになっているということ・・・。

「けっ、「前門の虎、コーモンにはクソ」ときたもんだ!」スサノオが吐き捨てるように言う。

・・・少し違うわよと、心の中でツッコミを入れつつ、先ずは我が領土となった「空白地」の平定から始める事に。


・・・と、同時に間諜を使い「中央」の内情についても調べを入れた。
思った通り、一部の心ある官僚は、「忠誠心」がかなり低くなっているようだ。
また、猛将達は、美女の取り合い・分け前の分配等のトラブルから、腹に一物あるようで・・・。
全くもってどうしようもない世界なんだけど、こちらにとっては相手の分断、味方の増強のチャンス。
先ずは中央から、悶々としていた「賈詡」・「呂布」といった強力な武将を何人かスカウト。何たって「魅力」100ですから♥

恐らくⅡのみの独創的なシステム。
他国への外交・計略・引抜き等で、
本当にその国まで担当した武将が
行ったり来たり。

虎の子の「虞翻」を他国に取られ孤立無援の「王朗」。
我が国にのこのこやって来た。どのみち
倒すつもりではあったので捕えて歴史の舞台から
ご退場頂いたが・・・。


名だたる武将が我が元へと来た所為か、隣の領地を治める「王朗」が急に色めき立ち出した。
馬のシンボルがパカパカッと、我が国に入ってきたかと思ったら同盟締結の、親書を携えた王朗さんその人!
正直なところ、一番に平らげるつもりだった領土
「飛んで火に入る何とやら・・・」ですわ!

私の顔の横にあるから、ちょっと
下がっただけでも、私本人が胡散臭く
見えちゃう気が・・・。

無事「王朗」さんにご退場頂いたのだが、何か違和感が・・・。
見ると、信用度が3下がっておりました。
のっけから何かマズい感じがしたのでセーブポイントからやり直しました。
まあ、親書を携えた相手を、これ幸いにと切っちゃうのも、どうかとは思ってたのよねぇ~。

ただ、直接自分の部下に宛てた手紙は「没収」で
オーケー。だが、これすら部下との関係悪化を
狙って、ワザと見せている可能性がある。

ぱかぱか歩き回る馬が偶然、我が領土を通った際に、検問に引っかかる場合があるんだけど、ただ、自分の国の上を通過しただけなのか、正式な特使か、はたまた武将の引抜き・悪意ある計略か・・・。
捕えたからといって何でもかんでも処断していたら、流石に信用度が下がっちゃうよねぇー。

戦の画面。今回より、戦の華「一騎打ち」システムが!
勝利すると「一発逆転」も!
また、相手によっては、同盟国から増援が来たり、
こちらも共同作戦が出来たりします。


前作では1ターンで「焼死」となった「火計」。
今作ではそれ程極悪な仕様ではないです。
また、一発でケリが着いていた「突撃」等も
調整され、使い易くなった感じです。

「王朗」軍を撃退(結局、君主には逃げられちゃいましたが)し、その勢いのまま「 陶謙 」領へ侵攻!
こちらも君主は逃がしてやりましたが、攻略は成功。流石は兄者です。


随分と我が国にちょっかいを出してくれていたので、
そのまま首を・・・とも思ったが。まあ、釈放。

この爺さん、スカした顔して、美女を囲っておりました。でも、私は女だからこんなもん頂いても・・・。結局(クシナダヒメには悪いですが)スサノオに「第二夫人」として貰ってもらいました。今作は「貂蝉」を巡るちょっと艶っぽいイベント(注2)もあるそうで・・・。
同性としてはちょっとフクザツ。

意味をよく考えろ「王朗」!私にそんな趣味はない!

あと、王朗!私は女だ!娘をヨメにって、何考えてんだよ!


さて、気付けば、当初の5倍ほどの領土と数多くの頼もしい部下を持つようになった。
皇帝が居るという「洛陽」まで、あと一歩!
その手前には、「乱世の奸雄」と評された「曹操」領があたかも洛陽への道を塞ぐように存在する。

「さて、どうします?聞き及んだ感じじゃ、この先はかなり骨っぽいですぜ。」
とスサノオ。
強引にゆくか、戦線を維持しつつ背後より洛陽を突くか?
「そう逸るな。旅は始まったばかりじゃ。」
「ふふっ、違ぇ無ぇ、もう少し異国を楽しむとしますかァ!」

スサノオが笑った。


注1:違和感を覚えられた方もおられるかも知れませんが、X1turbo等の8Bit版は、スタート時は新君主のみで、「配下武将」はついて来ません。
また、16Bit機でも「配下武将」について決められるのは名前と年齢くらいでパラメータ等は自動設定になる様です。

注2:「三國志演義」のなかで、「呂布」・「董卓」二人の男性を手玉に取り、遂には呂布に董卓を殺害させた美女とされる。最終的には自分自身も自害。Ⅱでは、かなり詳細に描かれたイベントが条件付きで発生するが、女性の新君主で発生するかは不明。

2025年8月12日火曜日

DEATH STRANDING 2 ON THE BEACH

クリアしました!

最期のプレッパーズに接続が終わり、「カイラル通信」が大陸全体を覆う!
殆どホワイトアウト状態の下界から、雲海を下に見る所謂「デスゾーン」への
配送を終え、ふと背後に気配が・・・。ぐるっとカメラを回すと巨大な「月」が!
記念に1枚パチリ。

DEATH STRANDING 2 ON THE BEACH」クリアしました!
延べ100時間!
いやー。楽しかった。
今回はメキシコが舞台ということで、「メキシコ」→「南米」というシナリオなのかなぁ?・・・と、思いきや、何とメインは「○○○○○○○」が、舞台とは・・・。
やってくれますね「小島監督」!

前作は、リアルに振り過ぎて国道でも復旧していかないと、車やバイク等が移動中障害物に引っかかってしまい、却ってストレスを感じてしまうこともありましたが、今回は?・・・と、いいますと。

おおっ!車両の性能が上がっている!


前作と似たような車両ですが、登坂力は格段に上がった
様な気がします。
ちょっとよそ見をしていると、ぐいぐい登って、
こんな場所まで・・・。

あからさまに無理な場所はさておき、結構行けるのです。
あと、マップの障害物が控えめになり、初回踏破する際の難易度が、大幅に下がっているように感じました。
「とりあえず何も考えずに突き進む派」の私の様な男が、最初に入手した車両で、結構イケましたんで。(現在も健在です)

あと、さみしくない

杉田さん演じる「ドールマン」。旅の間はずーっと
話掛けてくれる。
休憩室で話を聞いていくと現在の姿となった壮絶な
過去を話してくれる。

前作では、割と主要人物から、モブに到るまで、登場人物は殆ど「ホログラム」が多かったと思います。

自分に任務を与える人・シェルターの住人
暗めの世界観の中で、これは結構キツいです。

・・・もしかして、こいつら全員既に死んでいて、仮想現実を見せられているんじゃあ無いの?・・・とか。

初見の際には訝しんだものです。

今回も状況は変らないのですが、なんか賑やかです。
前作は「BBポッド」内に赤ちゃん(勿論泣く事はあっても、喋りません)がいて、その子が主人公と共に旅をするのですが、今回は、更に「杉田智和」さん演じる「ドールマン」(魂が憑依した人形?)が、いつも付いて来ておしゃべりをしてくれます。


また、更に途中からは「DHVマゼラン(注1)」という秘密基地(艦内では生身のスタッフに会える)ごと付いて来てくれるのだ。

道路が開通した直後の様子。
前作はミュール(配達依存症患者)のポストでも襲わないと、
とてもじゃないが素材が足りなかったが・・・。
今回は「採掘場」があります。

そこを復旧させ、モノレールを各都市につなぐと
上のようなコンテナが!
車両・大量の荷物・素材等の輸送に便利です!

そして、前回もありましたが、インフラ整備が楽しいのです!
今回は、国道に加え、モノレールまで追加!
整備が完了すると、主人公はもとより、車両・素材等をコンテナで一気に配送拠点まで運ぶ事が出来る為、道路なんかの復旧が一気に進みます。

他にも巨大○○をキャプチャし、イザと言うとき仲間として使う事ができたり。
各要素のブラッシュアップがハンパ無いです。

RPGなんかの下手なシナリオを、「お使い」と揶揄する事がありますが、それそのものを本当に「ゲーム」として成立させてしまうカントクの手腕!
感服いたしました!

次回作(注2)は、是非、「鉄道網」を整備させて下さい!んでもって、経営して街を発展させて・・・ん?
別のゲームになっちゃう?
・・・失礼致しました。




注1:「マゼラン」本体はどことなく某REXに似ている。
そう言えば、ラストも某4っぽい?

注2:次回作は実はもうカントクの頭の中にはあるそうで、タイトルは「PHYSINT」!今度は「アクション・エスピオナージ・ゲーム」となるそうで!
リリース、心からお待ちしております!

2025年7月31日木曜日

黄金の羅針盤 X68000版(2)

最期に羅針盤が示すもの



(1)よりの続きです。

偶然、甲板上の樽の中より発見された指輪をはめた白骨死体。

4人の目撃者のうち、自称「女優」の一条菊子。
そのポーカーフェイスとはウラハラに、船長にあれほど固く口止めされていたにも関わらず、故意か何かの弾みかは不明だが、「うっかり」船に乗り合わせた探偵「藤堂龍之介」に漏らしてしまう。

こうして、船員の心労も知らず、僅か1日の内に明らかになってしまった、船上のミステリーは、強く彼の心を引きつけ、遂には独自の捜査を始めるに到る。



黄金の羅針盤のシステム

1度セーブを行えば、ゲームDiskのみでも起動出来ます。
BGMは、ドビュッシーの「アラベスク」のアレンジでしょうか?

今回より、16ビット機専用となり、グラフィックはPC-98準拠のものとなりました。X68000は更に解像度が高いのですが、新たにキャラを書き起こすということはせず、配置を調整するに留まった様です。(元々400ライン向けの画像なので、美しいグラフィックには変わりないです。)

ゲームを始めて先ず驚くのが、ユーザーインターフェイスの大幅な変更です。
リバーヒルの「1920シリーズ」といえば、美しいグラフィックが特徴ですが、何と今回は巨大な船のマップから始まります。

まずは、流石「豪華客船」!部屋数が多い!
まあ、特に三階の特別室のお客様方は勝手気ままに
船内を散策中らしく、殆ど留守・・・。

各部屋をクリックすると龍之介のアイコンが部屋の前まで進み、ドアをノックする事が出来ます。
また、「ロンジ(ラウンジ?)」「医務室」「喫煙室」などの共用施設では、いきなりドアノブを回してもOKです。


前回は個々にグラフィックが表示されていましたが、
流石にそれは不可能だったのか、今回は俯瞰の
マップパーツで構成された船内。これはこれで
雰囲気あります。

部屋に入ると俯瞰で表現された室内に、黒い人影のシンボルが。マウスの右クリックメニューで「会話」を選択します。
すると、会話が可能な(関係者)の方には顔のアイコンが現れ、それをクリックする事で会話が出来ます。


・・・などと、当初は「物見遊山」気分で楽しく遊んでいたのですが・・・。
段々、行き詰まっていくにつれ、このシステムが苦痛に・・・。(早期クリアを目指した弊害とも言う・・・。)


食堂の場面。X68000版はかなり画面に余裕があるので、
一気に6~4テーブルくらい表示しても良かったのでは?

例えば食堂・デッキ・喫煙室などの大きな部屋の場合、スケール感を出すためか、マップを選んだだけでは全体を見れません。右クリックメニューの移動というコマンドで移動していくのですが、各キャラは結構気ままに動き回るので、見失った際に捜すのが大変です。
一応、自分の部屋(注1)と、事件現場にはファストトラベル的に移動可能ですが・・・はっきり言って無意味です。この機能が、一度会ったキャラ全てに使えたら、前作同様「推理」に集中出来たのかも・・・。(前作では、ほぼ全ての部屋へ、瞬時に移動可能。)

「探索」を実行した画面。○の付いた所を虫眼鏡アイコンで
調べるのだが、無論何も出ません。でも、初見だと
調べちゃうのよね~。

また、同じく右クリックメニューにて、「探索」というコマンドがあり、(プライベートルーム以外は)広大な船内をいちいち探索出来るのですが、はっきり言ってこれも、第一の殺人が発生するまで意味が無いです。

まあ、シリーズ唯一無二の野心的なシステムについては現在プレイして(リプレイ画面を撮る為に)の話で、当時の私は嬉々として船内を散策し、特に問題を感じていなかったので、初見プレイでは実は良いバランスだったのかも・・・。

登場人物は前作以上にクセの強い方ばかり。


対する龍之介は、まだ誰からも事件の捜査の依頼を受けていない為、周囲の人々からは「只の好奇心強めな、いけ好かない若造。」位にしか思われていないのが辛いトコロ。

あんだけ人を焚き付けておいて、なかなかの事をいう菊子さん。

一日目は人々の顔と名前を覚える事に徹し、(・・・というか、それくらいしか出来ない。)船体構造を覚える意味でも色々な場所へ行ってみましょう。特に船のデッキ、甲板上は新しいキャラクターが隠れています。行き詰まったと思ったら、船のデッキをぐるっと回ってみて下さい。

やがて、龍之介の地道な活動は、船員達の心を動かし。真面目に話を聞こうとする人も現れてきます。

そんな矢先!

協力を申し出た、船員の一人が理髪室で惨殺死体となって発見されます。




皮肉にも、この事がきっかけとなり、
遂に船長より龍之介に正式な捜査の依頼が来るのでした。

さあ、本格的な捜査はここからです!
貴方(藤堂龍之介)は、事件を解き明かし、これ以降の惨劇を止めることが出来るか!?

羅針盤が示す事件の着地点はいかに!?


お・ま・け

このゲーム、リバーヒルソフトのゲームには珍しく、サウンドモードがあります。
ロンジのある場所を調べると・・・。

この記事では全く伝わらないのだが、
X68000版はBGM・効果音が何気に良い。

注1:前作では(というか、リバーヒルのゲームそのものが)プライベート空間に帰ると事件の進捗やら、関係者の相関図、容疑者の一覧が見えて割と楽しかったのだが、今回、それは全て、マップ上で確認出来る。(というか、マップ上でしか確認出来ない=せっかくファストトラベル的な機能があるのに、自分の部屋に帰る意味が無い・・・と、なってしまう。)

愛用の手帳も健在だが、今回は相関図は自分で作成せにゃならんのか?


事件の進捗状況は船の現在位置と同義です。
まだ、始まったばかりだ。