いつの間にか「ポリスノーツ」がっ!
「国民機」と言われ、私も一時期使用していた「PC-98」。
振り返って見れば、僕が子供の頃から存在していたんですよね。
まさに日本のPCの進化の歴史を体現しているかの如きマシンであります。
歴史の長さに比例して、発売されているゲームも甚だ多く、黎明期のものからWindows95発売後のものまで、凄まじい資産を有する機械です。
そんなマシンですから、エミュレータも甚だ多く、また、実用的なものも遙か前から存在しておりました。
しかし、その歴史の長さのため、同じ「98」でありながらも、32ビットのCPUを持つものや、Windowsに対応しているもの。CPU自体がPentiumなもの。グラフイックアクセラレータを搭載したもの。PCM音源やCD-Romを搭載したものなど、生産されたバリエーションの多さ、それぞれの機能を使ったゲームの多さは目を見張るものがあったが、逆にエミュレーターに於いて再現が困難なものも多かった。
その中の一つが、あの「小島カントク」のADVの傑作「ポリスノーツ」である。
動作については割と早めに動いていたのだが、いかんせん実機と違う部分がどうしても目に付いていた。
各キャラの口の動きである。
下手な作りのADVであったら気にならない部分であるが、他ならぬカントクの作品である。情感たっぷりに演じられている声優さんの演技に対してピクリとも動かない口は、違和感ありまくり。オマケに画面外のキャラ達の顔芸も一部表示されていない様子。
一部のエミュレーター「SL-9821」などでは動作するのだが、CDを出し入れしないと場面が進まなかったり、戦闘中に画面が崩れたり、そもそもフォーマットも独自のものだったりで、万人にお勧めという訳にはいかなかった。
と・こ・ろ・が・で、あります。
今年の、4月の更新の記事にこんな内容が・・・。
ぽっ、ポリスノーツがちゃんと動くだと!?
アップデートして、起動。
CD・FDをイメージ化してマウント。そしてリセット!!
・・・やっぱ上手く動かんのですケド・・・。
おかしいなぁ・・・とネットの記事を漁っていると、NEC純正の「AVSDRV.SYS」が必要とのこと。
ん?俺のは・・・?
あ、( ^ ^; > 違う!!
そう言えば、98でWindows3.1を動かそうとした際、どうしても「Cバス」が足んなくなって86互換音源とSCSIがセットになった、「ウエーブ・マスター」買ったんだった・・・。
起動のユーザーディスクにNEC純正の「AVSDRV.SYS」を書き戻すと!
おおおおおおおおおおおっ!
口が動いてる!顔も出てきた!!音もイイ!!!
いやー、たゆまぬ改善を続けられておられる作者の方には本当に頭が下がります。
ありがとうございます。
作者の方曰く、初期から後期まで全ての98のゲームを動かしたいそうで。
今後も、陰ながら応援してまいります。
※都合上、「エミュレータ」に関する質問には一切お答えしておりません。
※また、メーカー純正ソフトではないので、導入は自己責任でお願いします。
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