2026年7月11日土曜日

何とここで「国民機」(98Fellow・PC-9801 BX2)ユーザーにっ!(1:導入編)

X68000の黄昏




遂に、この日が・・・。

「驕れるもの久しからず」(驕ってはいないが・・・)と云いますが、いざ、「秋風」を感じ始めるとハードというものは、その名とは違い弱いものであります。

専門誌である「Oh!X」ですら、回を重ねる毎にだんだん薄くなってゆき、ゲームの攻略記事は「餓狼伝説スペシャル」のキャラを毎月2人づつ攻略するといといった内容になってゆく・・・。


「終焉」が近づいていた。


「無敵」と思えたあのスペックをもってしてもである。


悪魔城ドラキュラ X68000版

スーパーストリートファイターⅡ

餓狼伝説スペシャル X68000版

「悪魔城ドラキュラ」「スーパーストリートファイターⅡ」「餓狼伝説スペシャル」など、確かに、ビッグタイトルのリリースは続いている。

・・・が、一方でリリースのペースは確実に落ちている。


折しも世間では「PlayStation」「SEGA SATURN」など俗に「次世代機」と言われたマシンの「蠢動」も聞こえてくるようになる。

どれもX68000が涙を飲んだ「CDーRom等の光学ドライブ」を標準搭載(!)し、3Dポリゴン・2D拡大縮小を当然の如くやってのける「怪物(モンスター)マシン」だ。


Play Stationのローンチ・タイトル、「リッジレーサー」
非常に完成度の高い移植。


SATURNの「デイトナUSA」(こちらは、サーキット
エディション)。


私自身、「リッジレーサー」「デイトナUSA」等を目の当たりにし、gプレイしていく内に、時代が変わった事を痛感していた。

(無論「大人のたしなみ」として、PS・SSは両方所有していた。)


だが、この先、更にPCを買おうという気持ちにはなれなかった。


最新技術をこれでもかと詰め込んだ、是が非でも欲しくなるようなPC。

そういったマシンが存在しない・・・。

そんな気持ちを勝手に持ち、PCの世界から一歩身を引いていた。

それが、その時の私でした。

だが、その空虚な日々はある事をきっかけに再燃。

現在へ至る長い旅の始まりとなる。


あるとき弟が友人のハルノブ君と一緒に街まで買い物に。

普段見ない組み合わせだな、と、訝しんだが、そう気にしてはいなかった。

帰宅後彼らの手にはとんでもない物が持たれていたのだ!


          


そう・そこには紛うこと無き「国民機」「PC-9801」の文字がプリントされた段ボールが!

愛称は「98Fellow」。パンフ記載の正式な型番は「PC-9801BX2」というらしい。

3.5インチFD・メモリ64+1M(だったか?)・CPUにインテルのi486sx(25Mhz・ソケットタイプ)という、中身スカスカの非常にシンプルな構成。

それに、社外品の外付けハードディスク・SCSIボード・何故か(注:1)MIDIボード(MPUPC-98Ⅱ)。


注1:MT-32(I君からの借り物)があるからか?賢明な方はお気づきだろうが、この時点でサウンドボードを買い逃しています。


まあ、何だかんだでX68000の横、専用アナログモニタの下に鎮座した、巨体。

無骨だが洗練されたデザインは嫌いじゃ無い。

先ずは、友人が挨拶代わりに置いていった山のようなソフト資産が我らを待っていた。

また、近所に何故かPCソフトの中古屋が爆誕!(恐らく元レンタル屋)し、レアなソフトを投げ売り状態で購入出来たこと等、好条件も重なり、いきなり国産16ビット機の深い世界を体験することに・・・。

では、そのほんの一端をみていこう。



信長の野望 -天翔記- +パワーアップキット



「信長」の最新作は、Dos上の信長最後の作品となる。(以後、PCではWindowsオンリー)
前作「覇王伝」では、何というか、城を一つひとつ落としてゆくのが大変で、結局ドロップアウトしてしまいましたが・・・。

今回は、更に城の数が増えているとのこと。

・・・それって、ゲーム的にどうよ?
と、思ったりはしたが、やはり、正月が近くなったら、「信長」でしょ!

と、いうわけで、私は「サウンドウエア無し」の素のゲーム。
同行していた「I」君は、「ウエア有り」の物を購入した。

さて、実際のゲームはというと、心配とはウラハラに素晴らしいの一言。
懸案の戦についても、1回の戦闘で一気に何城も落とせたり、他国の戦に介入出来たりと、新たに導入した「軍団制」の採用により、余計なことに手を取られずスピーディーな攻略が可能に!
「非Windows(天翔記にもWindows版はありますが・・・。)信長」の中でも「武将風雲録」と肩を並べる人気だとか・・・。


だが、更に、後日発売されたパワーアップキットによって「天翔記」は更に進化する。

な、何と、こちらを導入する事により、HDD専用にはなりますが、シナリオ・イベントの追加・各武将に「列伝」「エディット」の追加。
そして何より、各種ハードウエアへの対応がおこなわれます

フルパワーアップするとメニューもこんな感じになる。
うーん、素のPC-98でここまでのものが出来るとは!

86音源・メルコ(現Buffalo)・アイオーデータ等のグラフィックアクセラレータ対応。
最大解像度で、1092×768ドッド。
こうなったら当時モニタで対応しているものを捜す方が難しくなる。

1,024×768ドット
表示「Windows上でも無いのにこの解像度でゲーム出来るなんて!!

そうそう、忘れてはいけない。この「天翔記」「サウンドウエァ」にも完全対応!
当然だが、最初から想定していた様な演奏で我らを魅了する。

各軍団運営については評定で決定される。


つまり最初から「ウエア付き」を購入した、「I」君の勝利なのだ!(W

CDの監修は「信長の野望」シリーズと縁が深い「菅野よう子」(カウボーイビバップ・TV版攻殻機動隊等のBGMでかなり有名)さん。
「ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団」による重厚な演奏。
これが合わない訳がない。

そして私も「サウンドウエアCD」を手に、再度ショップのレジへと並ぶのだった。(涙


ポリスノーツ



あの、小島監督が「スナッチャー」に続き手掛けるアドベンチャーゲーム(以下AVG)第2段。

PC-9821専用(!?)・86音源完全対応・CD-Romメディア・そして何より・・・ちゃんと完結します(爆。


大変申し訳ありません。

実は私、ファンを公言しながら、このゲーム「PC-9821版」が最初のリリースとなりますが、発売・雑誌掲載されるまで、その動向を全く知りませんでした。


・・・ゲームのパッケージはこんな感じです。



おっさんであります。

宇宙飛行士のおっさん5人の集合写真。

ある意味「攻めた」パッケージ。

現在と違って、「小島監督」の名前はちんまりと・・・。


この時点でゲームを「ジャケ買い」された方。

貴方は勇者です。

(我々のグループで最初に「この事実」に気付いて購入し、更に教えてくれた「I」君。キミも勇者だ!)


PC-9821版では、他機種には無い(PCエンジンCD-Rom版「スナッチャー」の様な)小窓による顔芸が楽しい。(98版も2週目から「字幕モード」が選択出来る。)

↑PC-9821版のみの演出!
※ムービーです。画像をクリック願います。


「ポリスノーツ」につきましてはまた、時間をとりましてじっくりと語りたいと思います。

おっと今回もダラダラと喋り過ぎましたね。
読者の方で、当時の事情に詳しい方は、ある矛盾に気付かれた方もおられるかと思います。
そこら辺も含め、「(2)PC-98活用編」を今少し語らせて下さい。

ではまた、次回をお楽しみに。

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